煙燻

テンレスのグリルガードを使って作った薫煙機ですふたには段ボール
熱源には七輪の炭を使っています。冷薫には七輪でスモークウッドを燃やします。

(1)燻煙器
   DIYショップ、アウトドアショップなどに、各種のスモーカーが売られています。段ボールで作った簡易型の物から本格的な大型の物まで各種あります。簡易型の物では熱源を使っての燻煙には向きません。本格的な物はそれなりの値段もしますし大きさなども自分の目的に合った物が無いかもしれません。
段ボール箱を使って自作することも可能です。しかしもうちょっと耐久性があった方がうれしいので私はステンレスの薄板でできたグリルガード(台所のガスこんろの周りのコーナーにおいて周辺の汚れを防止するコーナーになった用具)2つから正方形断面の短い煙突を造りました。

     

     この図を見てください。上にあるハンガーから作った針金に燻製する材料をつるします。
     そのうえで下から煙を送ります。上部は新聞紙とか段ボールなどで蓋をします。
         つるせない材料は、針金の上に金網を置いてそこに並べます。

(2)熱源
       チップ自身が燃える(蚊取り線香のように)スモークウッドを使わない限りチップをくすぶらせるための熱源が必要です。くすぶらせる熱が出れば何でもいいですが火力調節ができる方が便利です。都市ガスのコンロ、電熱コンロ、七輪で起した木炭などを使いました。最近はもっぱら七輪です。チップでなくても枝などをそのままくべてもそこそこに煙が出て便利です。
     サーモスタットで電熱を制御して温度を一定に保つなどという高級なことをすることもあるらしいのですが、私は七輪で事足りています。
      温度を上げてはいけない冷薫ではスモークウッドを使っています。

(3)燻煙材
        煙の元です。さくら、りんご、なら、ヒッコリー、などの木から作られます。
電動カンナの けずりかすのようなチップ

大鋸屑を集めて固めたようなスモークウッド、などがあります。
私は木の枝などをそのまま燃やしたりしてます

うまく燃えずに煙たい焚き火の状態が維持できればよいのです。燃え上がったら適当につっついて炎を消すわけです。

(4)その他
     火の用心だけは呉々もご注意ください。ベーコンの垂れた油が燃え上がり、蓋にしていた新聞紙が焼け落ちて肉自身も、吊ってあった糸が切れて火の中。蓋に刺してあった温度計はおしゃかという失敗というより危ないことをしたことがあります。