しずちゃんと、としおくん


「あ、しずちゃん、いらっしゃい。」
「おばさん、こんにちは。」

「あ、そうだ、としお、今度の週末、のぼるさんと(としおくんのお父さん)温泉に行く事になったのよ。
 だから、留守番お願いね。・・・そうだ、しずちゃん、泊まりに来たら?
 お家の方には、私が、話をしておくから。」

「うー、かあちゃんの発想は、どっかに飛んでる。」
「まあ、ちょっと変かも・・・でも」
「でも、何?」
「私・・」
「え?」
「嬉しいかも・・・・」

「むむむ、その、僕もかなり嬉しいかもしれないけど。」


ということで、その週末。

「あの、よろしくお願いいたします。」
「いえ、こちらこそ。」

てー、なにやってんだ。

「どうする?」
「どうするって、とりあえず食事だな、準備して行ってくれたし。」
「あ、ほんとうだ。じゃ、暖めたりとか、します。先に、お風呂使ってください。」

う、裸エプロンだったり、
ご飯?
お風呂?
それとも、わ、た、し?

とか、そんな、シチュエーションだなあ。

「どうしたの?」
「いや、あ、あ、風呂使います・・・」

はあ、はあ、妄想は、どこまでも・・・・。


「ご馳走様でした。」
「あの、私が作ったわけじゃないから、・・・。」
「後片付けしたら、私も、お風呂、使わせてもらいます。」

「えと」
「えと」

「なんか、次に進まないような気がする。」
「そうねえ、いつもと違うような。」

でも、キスしたり、いつもと違って、寝巻きを着てたりとかそれなりに盛り上がる要素があって
まあ、やるべき(べきなどうかはわかりませんが)事は、やりました。

で、

(いつもと違って、時間はたっぷりあるんだよなあ・・・)

「あのさ」
「なに?」
「そのもう一回・・・・」
「え?」
「いや、もし・・・・」
「ふーん?、え?またしたくなってるわけ?」
「あの、はい」


結局、避妊具を、使い切るまで、やっていた二人です。
翌日は、抱き合って、眠りこけていたのを、

「あら、この子達・・・・」
「コンドームに、穴でも開けて置いたら面白かったかな。」
「そんな、同じ年の、子供と孫は、嫌よ。」
「うん、僕たちも、昨日はいっぱいあったものな。」


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何を考えている、両親ですかね。

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