しずちゃんと、としおくん


「あ、しずちゃん、いらっしゃい。」
「おばさん、こんにちは。」

「ゆっくりしていってね、しずちゃん。」
「え、お邪魔します・・」
「あ、お風呂沸いてるよ、使ってね」
「あ、あの・・・」
「む・・」

「わたし、出かけてくるからねーーーー。」

「もー、かあちゃんたら」
「うん、なんか、囲い込まれてるとか、そんな・・・」

「しず、風呂使う?」
「えと、いいかしら」
「一緒に入る?」
「いや、あの、一人ではいるから」

「は、さっぱりした。としおも、入ったら?」
「そうだね・・・・」

「えと・・」
「んんん・・・・」


することはしました・・・・。


「あのさ、シャワーとか、したほうがいいのかな。」
「そーよね、おばさん言ってたもの。」
「なあ、一緒にしよ。」
「・・・うん・・・」

さっぱりした、二人は、リビングで、寛いでいます。

「ただいま。あら、二人とも、綺麗に茹で上がってる・・・」


それこそ、茹蛸のように、なった二人でした。

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「しずちゃん、洗濯物あったら出してね。」
「着替えは、この、たんすの引き出しにおいて良いよ。」

囲い込みは、どんどん進むらしいです。

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