ある日。
どこかで見たような気がするメンバー達に、1枚の黒い招待状が届きました。
【ファンタジア】
クレス「す…すごいよチェスター! この賞金総額!」
チェスター「ああ! こんだけあれば村の復興なんてすぐだ!」
ミント「お二人とも頑張ってくださいね」
すず「ご健闘をお祈りします」
クラース「…お前達、手紙の出所を不信に思わないのか?」
アーチェ「気にしたら負けなんじゃない?」
【デスティニー・デスティニー2】
ルーティ「アンタ達わかってるわよね!? 絶対に賞金持って帰ってくんのよ!?
じゃないと向こう一年トイレ掃除の刑だかんね!」
スタン「それ、俺いつもやって…」
ルーティ「スタン、なんか言った?」
スタン「イエ、ナンデモナイデス……」
カイル「か…母さん…俺、足しびれ……っ」
リアラ「わ、私も…」
リオン「何で僕らまで正座……」
ルーティ「特にエミリオ。 アンタこの中で一番足が早いんだから、カイルと協力してリアラちゃんを守りなさい。
いいわね!?(睨)」
リオン「………わかった」
【エターニア】
リッド「賞金か…まぁどうでもいいや、俺」
ファラ「えーなんで? 面白そうじゃない」
メルディ「ワイール、頑張ってナ〜〜♪」
キール「…………。
(これだけあれば新しい実験機材と論文の資料を買い揃えてもオツリが来るな…)」
リッド「…キール、目が怖ぇぞ」
【シンフォニア】
コレット「わぁすごいねロイド!」
リフィル「いってらっしゃい、きっといい経験になるわ」
プレセア「ファイトです」
ロイド「おぅ! 絶対賞金ゲットして来るぜ!」
ジーニアス「あまり調子乗ると足元すくわれちゃうよ?」
クラトス「(ロイド…頑張るのだぞ……)」←遠くの木の陰からこっそりと
ゼロス「あのオッサン、ストーカーみたいなんだけど……。
てゆーかみんな酷くね? 俺様も招待されてんだけど!?」
しいな「日頃の行いの差じゃないかい?」
リーガル「頑張ればいい、ロイドのストッパーとして」
ゼロス「俺様の扱いってそんなん!?」
【ラタトスクの騎士】
エミル「それじゃ、留守番お願いね」
テネブラエ「はい、魔物達の世話はお任せ下さい」
マルタ「わーい! エミルとデート〜〜vVvV」
エミル「えぇ!? で、デート!?」
テネブラエ「マルタ様違います、これからお二人は戦いに行かれるのですよ」
マルタ「わかってる! エミルを狙う女達から、私がエミルを守るのね!」
テネブラエ「違います……」
【リバース】
ヴェイグ「賞金……」
ティトレイ「あ〜〜っ、なんかイマイチ実感わかねぇな〜」
アニー「確かに…。 額が大きすぎて、現実感がないというか……」
マオ「も〜、二人ともノリ悪すぎ! 賞金はともかく、楽しんで来ないと損だヨ☆」
ヒルダ「その心は?」
マオ「賞金で美味しい物食べ放題」
ユージーン「マオ……」
【レジェンディア】
クロエ「く…クーリッジと二人きり……////」
ノーマ「頑張ってね! 色んな意味で Σb」
クロエ「いっ、色んな意味って……////」
シャーリィ「……………(妬)」
セネル「どうしたんだあの三人?」
モーゼス「青春じゃ青春!(笑)」
ウィル「………どう思う?」
ジェイ「勝率ですか?
………クロエさんがセネルさんに気を取られて、四割ってとこですか」
【テンペスト】
カイウス「賞金手に入れるぞ!」
ルビア「おーー!!」
ティルキス「二人とも張り切ってるなぁ」
フォレスト「気合いの空回りにならなければいいのですが……」
アーリア「本人達が楽しそうだから、いいんじゃないかしら?」
【アビス】
ルーク「頑張ろうなガイ!」
ガイ「あぁ! そして賞金でずっと欲しかったあの音機関を……」
ルーク「え」
ジェイド「いや〜若いっていいですねぇ。 私には鬼ごっこもかくれんぼも無理ですよ(笑)」
ティア「大佐は面倒くさがってるだけですよね?」
ジェイド「おや、わかりますか」
ナタリア「そういえば、ルークは昔からかくれんぼが得意でしたわね?」
アニス「そういやそんな事言ってた!
ル〜ク〜! 賞金取ったらアニスちゃんに融資してね〜☆ カジノで倍にして返すからv」
ジェイド「アニ〜ス、それ散財するフラグですよ☆」
【イノセンス】
イリア「ルカ〜? もし賞金取れなかったら…わかってるわよねぇ?」
ルカ「ひぃ!?」
リカルド「おい、ミラルダが怯えてるぞ」
アンジェ「(賞金でおいしいもの食べ放題…)ジュルリ」
エルマーナ「姉ちゃんヨダレ」
スパーダ「……なんか嫌な予感がするぜ…(悪寒)」
【ヴェスペリア】
ラピード「ガウ! バウワオーン!」
ユーリ「ああ、任せとけって」
フレン「大丈夫だよ、必ず帰ってくるから」
リタ「……だからなんで会話出来てんのよ」
レイヴン「おっさんもうツッコむ気も失せたわ」
ジュディス「ウフフ、楽しそうよね。 私も行きたいわ」
パティ「む〜…ウチもユーリと参加したいのじゃ」
エステル「だ、ダメですよ! 招待状があちらの世界への渡航券になってるみたいですから、無理に行こうとしたら危ないです!」
カロル「……みんな、賞金のことは気にならないの?」
【ハーツ】
イネス「二人とも、わかってるわよね?(ニッコリ)」
シング「う…はい……」
ヒスイ「すまんコハク、本当は俺が稼がないといけないんだが…」
コハク「大丈夫だよお兄ちゃん、早くソーマ代返そうね!」
ベリル「あーあ、ボクも異世界に行ってみたい! 新しい絵の参考になりそうなのに…」
クンツァイト「…ベリルが異世界に招待される確率を計算…………0.03%」
ベリル「はぁ!? 何それ、ケンカ売ってるの!?」
リチア「こ、こらクンツァイト!」
【グレイセス】
アスベル「賞金は俺が守る!」
リチャード「賞金守っちゃダメでしょ、奪ってこないと」
ヒューバート「兄さん、最近『守る』って言いたいだけになってきてません?」
パスカル「あ、弟クンもそう思う?」
シェリア「は〜…なんか、先行き不安だわ」
ソフィ「シェリア頑張って」
マリク「しっかりアスベルの手綱をとってくれ」
アスベル「……みんなからの扱いがひどくても泣かないしっ」
【エクシリア・エクシリア2】
ミラ「…………ジュルリ」
エリーゼ「ミラ、ヨダレ出てます。 はいハンカチ」
ミラ「ん? ああ、すまない」
ルドガー「ジュード、賞金は研究に役立ててくれ」
ジュード「そんな、ルドガーこそ借金の返済に使いなよ」
アルヴィン「おたくらまだ獲ってもねぇ賞金の使い道話すなよ。 しかも譲り合ってるし」
ローエン「それがお二人のいいところなんですがねぇ」
ミュゼ「異世界が会場なら私、見物に行っちゃおうかしら?」
ガイアス「やめておけ、真剣勝負に水をさしてやるな」
ミュゼ「んも〜、ガイアスだって本当は行きたいんでしょ?」
ガイアス「否定はしない」
エル「はいは〜い、エル質問! ほかの人達は二人一組なのに、ルドガーは一人だよ? エル招待状もらってないし!」
ルドガー「そういえば…」
ユリウス「安心しろ、ルドガーのパートナーは俺だ」
全員「「「!?」」」
ルドガー「に、兄さん!?」
ユリウス「逃亡生活で鍛えたこの脚力で、必ずお前に賞金を獲らせてやるからな!」
ルドガー「……(心強いような、そうでもないような……;)」
【数カ月前:???】
「あ、そうそう忘れていました。 こんな企画の協力要請書が届いています」
「へ〜なになに? …あ、これこの前テレビで見たよ。
面白かったよね〜♪」
「はい。 それで次回開催時、エリアと人員を提供して欲しいとのことです。
その前後数日、業務が一切ストップしてしまうのですが…」
「いいじゃないか、盂蘭盆の時期なら休業してるし。 時期についてはこっちからある程度指定出来るんでしょ?
受けてあげなよ〜、儂も近くで見たいし!」
「…わかりました、では受諾で返事を出しておきます。
挑戦されるのは実戦闘を多数経験された猛者ばかりとのことですが、念のため従業員と近隣住民に注意勧告しておきましょう」
「うん、よろしくね」
「あぁそれと、……見学したいならさっさと仕事終わらせろ(怒)」
「はっ、はぃいいい;!!」
2014.12.28