もはや誰もが忘れ去った かつて地上に存在していた時代
すでに過ぎ去り お伽話としてのみ伝えられる歴史の物語

これより謡うは その一端の詩……

























始源 世界には唯混沌あり

軈て 万物の母なる者の目醒め


母たる者 混沌より子を成さん

其は即ち 創世の三楽神である


長兄神と末妹神が交わり 朝神と夜女神

次兄神と末妹神が交わり 太陽神と月女神が生まれた


朝神と夜女神から 大地女神とその眷属

太陽神と月女神から 海原女神とその眷属が生まれた


母なる者 自ら天空双神の眷属を生み

最後に【死すべき者】――即ち人間を創った




















時を運ぶ縦糸…命を灯す横糸…

其を統べる紡ぎ手…其の理を運命と呼ぶならば…


嗚於…女神(Moira)よ…貴柱はどんな世界を織り上げるおつもりか?
















the 6th horizon――Moira


























創世詩の頃より離れ始めた 遠からず…かといって近くもない神話の時代


其の華やぐ景色を謡い紡ぐのは誰か?

語るべき者は誰か?


語り辺にして謡い手 即ち彼女等――詩女神の娘達



長女:Ιωνια

次女:Δωρια

三女:Φρνια

四女:Λνδια

五女:Αιορια

六女:Ροκρια




彼女等は詩女神の六姉妹 →Ηαρμονα








当時 様々な人間の国が在った



風神眷属の王国:Ανατολια

戦女神眷属の王国:Θρακια

火女神眷属の王国:Μακεδονια

地女神眷属の王国:Θεσσαλια

光神眷属の王国:Αιθρια

智女神眷属の王国:Βοιοιτια

水神眷属の王国:Λακωνια










そして…女神が舞い降りたる地は―――










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