後書
  神々の黄昏















 …と、北欧神話の如き題がついているが、内容は所詮…唯の嘆きに過ぎぬ。

 諸君らの中には、好きな人物が少ししか…あるいは名前しか出て来なかったため、不満に思う者もいるかもしれない。

 どうかそこは許して欲しい。



 さて…作中には何度か原曲の歌詞が登場したと思うが、

 諸君らの中にいるであろう【国民】ではない者達には、キーワードとなる単語の読み方がわかっただろうか…?


 今回は第四、第五の地平線とは違い、文の合間に歌詞を隠していなかったから、

 きっとわからなかった者が多いことだろう……。


 ここでいくつか、注釈しておこうか。




 ・運命、女神→ミラ、かみ(曲によって違うがこのどちらか)

 ・風神→アネモス

 ・雷神→ブロンディス

 ・雷神神殿→ブロンディシオン

 ・同胞→ヘレネス

 ・東夷→バルバロイ

 ・北狄→アマゾン

 ・女傑部隊→アマゾネス

 ・星女神→アストラ

 ・雷神に連なる者→アルカディオス




 ……と、こんなところか。

 まぁ私自身の耳複写のため、所々間違っているやもしれないが……。


 もし他に気になるところがあれば、どうかそれは、各自で歌詞を検索して貰いたい。

 その方がより確実だろうから――。



 さて、今回はライブの影響を大きく受けた内容となった。


 これまでのように、独立したようにも感じられる曲を、

 僅かな繋がりを持たせ、それで最後に包括するような構成ではない。


 正真正銘…一から順番に、連続して繋がる物語。

 それでいて、他の地平線との繋がりもしっかりある。


 これはかつて、王国が領地だった頃の時代からしても、初めての試みであろう。

 ゆえに今回は世界観もパラレルに合わさり、年齢や立場等もそれぞれも変え、完全な移動王国パラレルとなった。

 もはや自己満足なのだろうが、書いていて楽しかったことを明記しておこう。














 おや、もうお別れの時間のようだ。


 第零から第三の地平線への扉が開くかどうかはわからない……。

 まぁ開いたとしても、【繰り返される歴史】は部分部分、小分けにされてしまうだろうが……。





 願わくば君に、神の光が降り注がんことを――










                                                                2009.11.28







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其れでもお征きなさい、仔等よ