I Love You .
E.YAZAWA と 尾崎豊E
〜 2人のカリスマ・ロックン・ローラー 〜
僕には、2つの「I Love You.」という、大好きなバラードがあります。
それは、矢沢永吉(E .YAZAWA)の 「 I Love You, O.K. 」 と 尾崎豊の 「 I Love You. 」 です。
2人は、時代を背負ったカリスマ・ロックン・ローラー!
時代が、2人にいのちを与え、全く違った時代に生きる若者達を熱狂させたのです。
◆ 熱い時代!!1970年代の日本。
右かた上がりの経済成長下、若者は、車を乗りはじめ、ピザを食べだし、
どんどんアメリカ的に。
夢や野望いっぱいの彼らは、白いスーツでステージをかけめぐる E .YAZAWAに、
アメリカン・ドリームを見、酔いしれた。
E .YAZAWAの「I Love You, O.K.」は、キザで、めちゃくちゃかっこつけて・・・。
セクシーに愛を語る。
◆ しかし、その十数年後・・・
物は、豊かになったけれど、何か心の満たされない日本。
夢も希望も見えなくなって、袋小路の中に入り込んでしまった。
何が正しくて、何が間違ってるのかさえもはっき見えない社会。
心の葛藤を苦しいまでに純粋に歌った尾崎豊は、
なるべくして「カリスマ」となった。
白いTシャツにジーンズ姿というシンプルないでたちで、
今にも壊れそうなガラスの様に、歌う彼。
若者の心すべて呑み込んだ 彼自身の心は、一体どこへ行けばいいのか。
とまどい・・さまよい・・どこまでも彷徨する魂。
全てを引き受けて、尾崎は、逝ってしまった。
僕は、今もこの2人が大好きです。最近は、少し、尾崎を聴く事が多いかなぁ。
君に・・・・
時代を背負った2人の 「 I Love You 」 を 〜〜どうぞ!〜〜
「 I Love You, O.K 」 「 I Love You 」
E .YAZAWA 尾崎豊
I Love You, OK I
Love You 今だけは悲しい歌をききたくないよ
この世界に たった一人のお前に I Love
You 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋
俺の愛のすべてを捧げる 何もかも許された恋じゃないから
抱きしめれば切なくなる
二人はまるで 捨て猫みたい
俺のこの腕で いつも幸せにしたい この部屋は落ち葉に埋もれた空き箱みたい
だからおまえは 子猫の様な泣き声で
I Love You, OK
振り返れば 長くつらい道も
きしむベッドの上で 優しさより
お前だけを ささえに歩いた
きつく体 抱きしめあえば
窓辺にともる灯りのように
それからまた二人は目を閉じるよ
俺のこの胸に いつもお前が燃えてる 悲しい歌に 愛がしらけてしまわぬ様に