元素記号 | 名称 | 冷間圧造に置ける影響 |
C | 炭素(カーボン) | 0.1〜0.2%の範囲が最も良好で、Cが多くなれば 加工硬化を起こし圧造性が悪くなる |
Si | 珪素(ケイ素) | 珪素が0.03%以上に成ると伸びや絞り等の靱性(じんせい) を損なう可能性は有るが、0.01〜0.015%程度なら 引張強さを増すと思われる |
Mn | マンガン | マンガンが多いと硫黄と科学反応を起こして MnSと言う元素が出きる、このMnSが多いと 通常、快削鋼と呼ばれる物に成る 快削鋼は切削性は良いが、圧造に置いては 打ち割れ等の原因に成る可能性が有る |
P | 燐(りん) | 0.1〜0.15%以上に成ると切削性は上がるが 圧造時に打ち割れ等の原因に成る |
S | 硫黄(いおう) | 硫黄が多いと快削鋼に成るので通常 0.3%以下に押さえている |
Cu | 銅 | 冷間に置いては余り影響は無い 熱間圧造に置いては0.3%以上 に成ると割れや傷の原因と成る |
Cr | クローム | 0.5%ぐらいまでなら余り影響は無いが それ以上に成ると、加工硬化を起こしやすくなる クロームが多いとSCM(クローム・モリブデン鋼)に成る |
Ni | ニッケル | 0.1%を超えると加工性が悪くなる 特に深絞り等には、影響が出る |
Ai | アルミ | 低温時に置ける加工性が上がる 又窒素と結合する為には0.2%以上配合する |
N | 窒素 | 0.014%で粒界破壊を起こし 0.04%を超えると、靱性破壊を起こす この事より、0.014%以下が望ましい |