穴抜き工程
穴抜き工程とは、貫通穴を明ける工程です
通常穴抜き工程は、最終工程です、矢を入れて寸法をだし(図面寸法を満たす)
最終コロを抜きます、コロとは抜きカスとも言います、レイアウト図のNo,4ブランクを
見て下さい、内径が貫通していませんね、これを抜くのが穴抜き工程です
通常この工程で完成品に成ります(ホーマーでの)

上図のNo,5工程ですね
No,5工程の動くgif書きました、

通常5段打ちの場合は、この工程で終りですが、もう一段有れば、片側の端面を広げたり
パイプの途中にツバを付けたり、両方の端面を広げるなど、色々と加工が出来ます

上図は、パイプ形状から出きる、異型形状です、この他にも色々な形状が出来ます
パイプ形状にする前に、形状を変える事も有りますが、基本はパイプです
多段式のホーマーが増えているのは、「もう一工夫」をしたいからです(上図の様に)
製品に付加価値をつける事により、製品の価格も上げる事が出来ますし
難しい形状の物を作る事が出きれば、競走相手も減ります、競争相手が多いと
どうしても値段の競争に成り、自分で自分の首を締めかねません(^_^;)
最近は中国や台湾の製品が(部品)が多く出まわる様に成って来ました
特に台湾は、ホーマー機まで作っています、日本製の機械と殆ど変わりない機械を
作る様に成ってます、海外(特に東南アジア)の賃金の安い労働力と、値段の安い機械で
製品(部品)を作っています、製品(部品)の価格では日本製は殆ど勝ち目が有りません
残された道は、コストダウンは勿論の事ですが、いかに他社では、出来ない物をやるか
難しい物にトライ出きるか、又どの様にして成功させるかが、今後の課題だと思います
だらだらと偉そうに書いてますが、これは今後日本の国が生き残れるかどうかの
せとぎわに来ていると言う事です、これは私ども部品メーカーだけでなく、家電、弱電
その他の分野でも同じ事が言えます、技術者の皆さん今後とも私達の未来の為に
頑張りましょう(^o^)/
又話が飛んでしまいましたm(__)m
次回からは、もう少し圧造の事を詳しく書いて行きたいと、思います
今後とも宜しくお願いします 管理人ひげ
