2006年04月29日(土) 曇り 釣り堀 傳八屋
尾鷲:干0:14/12:33 満5:52/19:20(大潮) 1番筏 10名
 GWの開幕戦ということで、中林さんファミリーと私で傳八屋へ釣行した。中林さん達とのGW釣行は恒例となりつつあり、今回で4回目。最近はメーター級のヒラマサをはじめ、石鯛、そして在庫不足の真鯛を補うためシマアジが大量に放流されているとのことで、今回は釣行前からかなりヒートアップ気味だ(^^;) さらに中林さんとこの息子さん達は何故か私のタモアシストをするんだと気合が入っているようなので、ここは退屈させないように頑張って釣らねば(^^;)
 4時半に松本餌店に集合ということで、2時50分頃起きて3時過ぎに出発した。しかし嬉野SAでトイレに駆け込んだりしていたので15分ほど遅れてしまった。今回の餌は生ミック、オキアミLL、冷凍イワシ、キビナゴ、チンチロイカ、マムシ、シラサエビを購入した。さらに自宅から着色アマエビを持参した。
 5時半頃に傳八屋の駐車場に到着するが、連休初日とあってたくさんの車が止まっていた。氷売り場が開くと同時にスカリを確保し、受付を済ませた。最終便で荷物を桟橋まで運んでもらったが、貸切組みが既に出船した後なのか、いつものような混雑はなかった。7時前に出船し、我々は2番筏に上げていただいた。この筏は10人で乗ったが、足場が修繕されてかなり広くなっているので窮屈さはまったく感じない(^^) 私たちは港側の一辺に釣り座を構えたが、風除け&落下防止柵も設けられていて子供連れでも安心だ。週間予報ではこの日は雨となっていたので天候が心配されたが、少し肌寒いが穏やかな曇り空。風もなく、非常に釣りやすい(^0^)
 まずは準備の早い青物タックルを準備する・・・前回は○ーずのまま終わってしまった「がまかつブリスペシャル」だが、このまま○ーずスペシャルで終わらせるわけにはいかない。今回は何としてもこの竿で青物をヒットさせたいものだ。最近は朝一番で青物がヒットした験しがないのであまり期待はせず、赤青両方狙いのキビナゴを付けて様子を見た。竿先の動きに注意しながら鯛狙い用に西海のセットもする。一度だけモゾーっとした鯛のアタリが出るが、針に乗らず(>_<) 筏のあちこちで鯛がポツポツと上がっており、鯛の活性はまずまずのようだ。早々に青物を諦め、鯛狙いに切り替えた。朝一番や放流後など比較的活性の高いときに効力を発揮する着色アマエビで5m付近から順番に探っていくと、6mくらいでわずかに出た小さなアタリを見逃さずイサキをGET。ずっと青物狙いで頑張っておられた中林さんも諦めて鯛狙いに変更された・・・が、そのすぐ後に大物がヒット!しばらくのやり取りの末、良型のヒラマサがスレで上がってきた。さらにしばらくしてからテント前で釣っていた方にもワラサがスレで掛かった。このことからも生簀の中には青物がうようよいるのだろう・・・そして餌を食わないが動き回ってはいるはずだ。どうすればこの青物達は食い気を出してくれるのだろうか?
 8時半頃、1回目の放流があり、真鯛やシマアジなどが放流された。ここはお土産確保&ちびっ子達の仕事作りということで鯛狙いでいくことに。着色アマエビで小ぶりの真鯛やイサキが上がった。私が多用するシラサエビであるが、前回もそうだったが、朝の早い時間帯では反応がイマイチ。いつも昼前ごろから威力を発揮するのだ(^^;) シマアジが欲しいので生ミック、オキアミ、シラサエビをローテーションさせて円月殺法で頑張ってみるが、ヒットするのは向かい側のコーナーばかり。どうしてもシマアジは群れで決まった場所に固まってしまう傾向が強い。円月殺法を繰り出しても遠方ではアタリが出ず、手前に戻ってきた時に小さなアタリが出てイサキがヒットするというパターンが続いた。
 2回目の放流は9時過ぎ。大きなヒラマサをはじめに、真鯛やイサキなどが大量に放たれた。ここは青物タックルに持ち替え、他の釣り人の餌や動きに注意しながらアジを泳がせる。ほぼ全員が青物狙いで、筏のアチコチでツバスがヒットする。他人の「青!」という声を聞いてはガッカリし、「ツバスや〜」という声を聞いて安心するのは私だけだろうか(^^;) そして私の竿先にも変化が・・・モゾモゾ〜とした小さなアタリ。ソイでも食ったかな?と竿先で聞いてみると重みを感じたのですかさず合わせるとドスンとした強烈な手ごたえ。「青!」とすぐに声を掛けるが、2〜3人とオマツリしてしまった。しかし、絡まった糸の塊は竿を少し振れば下に落ちてくれたので一安心・・・しばらくやり取りするとワラサが尻尾から上がってきた(^^;) 中林さんにタモアシストしていただき無事にGET。尻尾の付け根にPEブリヒラマサ11号がしっかり食い込んでいた。
 活きアジへの反応が鈍いのでチンチロイカで誘おうと餌を付け替えた。それと同時に中林さんも元気なアジに付け替え、ほぼ同時に投入・・・すぐに中林さんにヒット!(^^;) かなりの大物のようだが、しばらくすると大きなブリの姿が見えた。私が慎重にタモ入れして9.4kg.のブリが上がった。さすがに青物のタモ入れはちびっ子達にはしんどいようだ。
 10時半頃になると水温が上がってきたのか、釣ったイサキをブリなどの青物が口を開けて突進してくるようになった。絶対に食ってくると確信、ブリスペに持ち替えてやる気のある青物にちょっかいを出そうとチンチロイカをオモリ無しでフワフワと落とし込んだ。仕掛けが馴染んだ頃に強烈なアタリがあり竿が半分くらい海中に引き込まれた。大アワセを入れるとなかなかの手応えだ。慎重にやり取りして良型のワラサをGET。狙い通りの1匹で嬉しかった。
 向かい側では怒濤のようにシマアジを連続ヒットさせている人がいるが、こちらはイサキと真鯛ばかり。石鯛が動き出しそうな時間になってきたのでマムシをメインに網際を探るが、掛かってくるのは真鯛だ。青物に拘っていた中林さんは活きアジにカンパチがヒットし、青物3種制覇を達成された。
 ラスト10分前にシラサエビにハマチがヒットし、これを取り込んで納竿とした。釣果は真鯛5、イサキ12、グレ1、ツバス1、ハマチ1、ワラサ2。私のタモアシストに気合を入れていたちびっ子達の期待に少しは応えられたかな(^^;)? 中林さんもヒラマサ(1m、7.4kg.)、ブリ(93p、9.4kg)、カンパチをはじめ大漁だった。アタリ餌はオキアミ、高活性時には着色アマエビ、つなぎにシラサエビ、マムシといった所か?青物はチンチロイカによく反応してくれた。このGWは比較的天候も良さそうなので水温も上がり、釣果は期待できるだろう。

■青物用タックル
竿:がまかつ ブリスペシャル4.0m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:5号ゴム張りガン玉(針上10cm.)
クッションゴム2.5mm×10cm.
ハリス:シーガー GRAND MAX6号 1m
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海9号2.7m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ2B〜3B
針:グレ8〜9号