2006年02月11日(土) 晴れ 釣り堀 傳八屋
尾鷲:干11:30/23:41 満6:01/16:47(中潮) 11番筏 17名
 正月以来、インターネットで毎日の釣果を覗くだけの釣り生活になっていたが、久しぶりに天気の良い週末になりそうなのと、妻も仕事で家にいないとのことで、スクランブル釣行を決意した。釣魚好人さん達が辨屋さんで三重釣り歩き杯を開催されているとのことで迷ったが、26日にも辨屋さんでヨッシーさんの追悼茶団子杯があるので、自分のHGに釣行することにした。うちの親父も釣りに行きたがっていたので声をかけると叔父と一緒に行くとのことだった。
 前日に実家に帰り、ゆっくり休んでから午前2時30分に出発した。4時までに関JCTから伊勢自動車道に乗りたいので今回は早めに出発した。4時までに高速道路に乗ると、ETCの深夜割引がきくのでお得だ。関JCTから玉城ICまで通常1,650円だが深夜割引だと1,150円だ。少し早く出発するだけで生ミック1袋分を得できる(^^;) 玉城ICを降りて「えさきち」に寄り、シラサエビと石ゴカイを購入した。生ミック、オキアミ、鰯、秋刀魚、ヒイカ、着色アマエビは家の冷凍庫にあったものを持参した。
 5時に傳八屋の駐車場に到着。風もほとんど無く、星が沢山見えて最高の天気だ(^^) 仮眠しながら事務所が開くのを待つ。予約状況では「あと少し」になっていたが、駐車場にはすごい数の車が止まっている。受付を済ませて桟橋へ行くとやはり結構なお客さんの数だ。私達は団体さんを渡し終えてから11番筏に上げていただいた。離れ小島になった大筏だ。日が昇ってくると、日当たりの良い場所で魚の活性が上がると思われるので、西側に入りたかったが、人が多すぎて無理だったのでテント前になる東側で釣ることにした。南東のコーナー付近に3人で並んで釣り座を構えた。
 7時過ぎに釣り開始。3mくらいの深さの所をグレやシマアジの群れが泳いでいるが、とりあえず準備が手っ取り早い青物タックルを出し、赤青両方狙いの鰯を付けて放り込む。誘ってみても反応はない。早々に諦め、まずは見えている魚を無視して真鯛用タックルを準備して鯛狙いをすることに・・・生ミックやシラサエビで棚は5mくらいから底付近までを丁寧に探ってみるが反応はない。しばらく粘ってみるが、8時頃までアタリ一つないのでグレの群れにちょっかいを出すことにした。小さめの石ゴカイを付け、ゆっくり落とし込むとコツコツとしたアタリが出る。グーっと穂先を押さえ込んだ所でアワセを入れると、小気味いい引きでグレが上がってきた。何回か素針を引きながらも、ポツポツと釣れた。空振りが多くなってきたので、時々回ってくるシマアジの群れにもちょっかいを出すことにする。生ミックを1粒だけ付け、軽く誘いながら根気良く待つ・・・が、知らん顔だ(^^;) 一度だけ、口を開けて餌に突進してきたがアワセのタイミングが合わなかった(>_<) 餌をシラサエビに変えて群れの下から誘い上げると、ついに食いついてきた。しかし上がってきたのは残念ながらツバスだ。よく見ると、シマアジの大群の後ろの方はツバスが混じっている。その後も何とかシマアジの食い気を誘おうとやってみるが、食ってくるのはツバスばかり。
 8時半頃には本日1回目の放流船がやってきた。真鯛などの小物だけかと思っていたが、カンパチなどの青物も数本放流された。しかし、たくさん放流されたにもかかわらず、筏全体を見回しても誰の竿も曲がっていない。仕方ないので目の前のグレやイサキの群れにちょっかいを出した。
 9時を回って日が高くなってくると、朝の予想通り日の当たる西側でポツポツとアタリが出だした。日当たりのよい場所でパラパラと当たりだす現象は、特に冬場に顕著に現れる。これを羨ましく思いながらも、目の前にいる群れを根気良く釣って数を稼ぐ。グレの群れのすぐ下(棚5mくらい)を狙ってみると、真鯛がヒット!棚を広く探りながら真鯛やグレ、ツバスなどを相手にしながら10時頃に2回目の放流を迎える。
 網の袋に入った貝などがばら撒かれた後、真鯛や青物、ブリが2本放流された。貝には目もくれず、活きアジでひたすら青物を狙う。しかし、大半の人が青物を狙っているにもかかわらず、誰にもアタリがない。かなりの時間が経ってからようやく対面の人にワラサがヒットした。私は青物が釣れる気がしないので、鯛狙いに切り替えた。この頃になると防寒を着ていると暑いくらいになってきたので、朝とは状況が変わっているかと思いシマアジにターゲットを切り替えてみるが・・・やはり餌には見向きもしてくれない。潮の透明度はかなり高いので、細ハリスで狙うとよいのかも知れないが、ハリスを交換するのが面倒なので諦めた(爆)
 4〜5mくらいの所に見えている魚の群れはグレだが、この近辺を探っているとイサキがヒットしてくることも。それなら食い込みの悪い虫餌よりオキアミやシラサエビで狙ったほうが効率が良いのでは?と思い、オキアミを中心に打ち返すと、イサキが連続で当たりだした。姿は見えないが、どうやら5mくらいの所に群れているらしい。少し深い所を狙うと真鯛もヒットした。
 昼頃になると潮が止まったせいか、まったくアタリが無くなり筏全体が静かになった。しかし何とかアタリを出そうと底付近をシラサエビで探っていると、突然ひったくるようなアタリがあったので思い切り合わせを入れた。ドスンとした根掛かりのような手応えと共に思い切りラインを引き出されてしまう。「青です」と声をかけておいて、やり取りを開始する・・・が、すぐに根掛かりのようになってしまった。魚が付いている感触はあるが、うんともすんとも動かない。諦めて切ろうと思い、ラインを手で引っ張ると切れずに寄ってくる。何かぶらさがっているようなので慎重にラインを手繰り寄せる。しばらくするとパイプ椅子らしきものがぶら下がっているのが見え、その横には魚の頭らしき白っぽいものがあるのが見える・・・少しでも無理をしたら切れてしまうので神経を使いながら手繰り寄せるとパイプ椅子に絡んだラインの先にクエマスが付いているのが見えた。クエマスの姿を見るといっそう緊張感が増してしまったが、親父にタモ入れしてもらい、何とかGETすることができた。納竿後に測定した重量は3.84kg.だった。
 この後は底荒れして何も当たらなくなったが、昼食を取って場を休ませると再びイサキが当たりだした。本日の釣果は真鯛3、イサキ7、グレ4、ツバス5、クエマス1。親父と叔父は釣れたのは鯛だけだが、低水温のためかカンパチが弱って浅いところをうろうろしていたので、これをタモでGETしていた。アタリ餌はシラサエビ、オキアミ、石ゴカイ。シラサエビで誘い上げるとツバスがよくヒットした他、真鯛やイサキもアタックしてきた。低水温でイサキが食い渋っているので、イサキの群れに遭遇したらオキアミが一番効果的だろう。グレは石ゴカイにしか反応してくれなかった。この日の水温は約11℃だったが、食い渋りによる細かいアタリを確実に掛け合わせて辛抱強く釣ることが大事だ。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海9号2.7m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ2B〜3B
針:グレ8〜9号