2005年08月06日(土)〜07日(日) 晴れ 伊豆下田フィッシング
南伊豆:干0:20/12:37 満5:53/19:15(大潮)※7日 神子元島 本場4号
 今回は同じ職場の中林さんに誘われ、静岡県下田市沖の神子元島へ磯釣りに出かけた。本格的な磯釣りは今回が初めてである。中林さんの奥さんのお父さんが神子元愛釣会という倶楽部のメンバーで、このフィールドをメインに活動されている。そして、長い付き合いをされている馴染みの民宿もあるとのこと。8月5日に午後休を取って出発し、6日と7日に磯に上がるという計画だ。
 5日は12時過ぎに会社を出発し、昼食を取ってから中林邸へ・・・中林さんの荷物を積み込み、私も仕事着のままだったので着替えをして少し休憩してから出発。信楽からなので東名阪国道に乗り、伊勢湾岸道路から東名高速を東へとひたすら走る。由比PAからは海が丸見えなので様子を見てみると、台風9号のうねりが押し寄せているせいか白波が立っている。不安要素が増えてしまったが、東名高速をもうひとっ走りして夜の7時くらいに沼津ICを降り、夕食をとった。さらにそこから約100km、下田街道をひたすら走り伊豆半島先端の下田市田牛にある民宿「丸山荘」へ到着した。ビールとつまみのアワビなどを頂きながら、しばし雑談や釣り談義。渡船屋さんに翌朝の出船ができるかどうか確認してもらったところ、波が高すぎて無理とのこと(>_<) 仕方ないので朝はゆっくり寝てから防波堤で遊ぶことにした。
 7時頃起きて海岸まで散歩に行くと、ものすごい波が押し寄せている。これでは渡船は無理だ。朝食を済ませてから近くの餌屋さんでコマセのアミエビとオキアミスライス、刺し餌のオキアミを購入して防波堤に出かけた。土曜日ということもあって、家族連れの方などがすでに竿を出されていた。とりあえず私も竿を出すことに・・・このページ下に記述した磯釣りタックルしか持ってきていないので、とりあえずこれでオキアミを付けて探ってみた。鯔が時々回遊してくるが、コマセをするとタカベ(ウメイロの幼魚)やアジ、アオベラなどの小魚がたくさん集まってくる。小さいアタリが出て餌だけ取られることも多いが、木っ端グレやアイゴ、タカベなどが遊んでくれた。時々、真鯛なども回ってくるらしいが、この日はお目にかかることもなく、昼過ぎに餌も無くなって納竿とした。その日の夜は伊勢エビや金目鯛の刺身などを肴にビールを頂いた。天気予報を見ると、翌日も波が高そうだ。いつも利用されている三軒屋という渡船屋さんは波が高くて出られないとのこと(>_<) せっかく滋賀から来たのだからということで、いろんな渡船屋さんに連絡をしてもらい、伊豆下田フィッシングが何とか出船するとのことだ。しかし状況によっては引き返すこともあるとのことだった。釣りには奥さんのお父さんと中林さん、私の3人だけが行くことになったが、とにかく翌朝は3時出発なので早めに休んだ。
 翌朝は3時半頃に下田港に到着。乗船名簿に名前を書き、荷物をまとめて準備をする。餌も渡船屋さんで購入した。コマセのアミエビはよく光っており新鮮なようだ。船に乗り込み、出船するとやはり結構なうねりがある。下田港から神子元島まで約9qで30分ほどの船旅となる。今回は波が高いので渡してもらえる磯が限られており、我々3人は本場4号という磯に渡していただいた。前の人から順番に船を下り、みんなで協力して荷物を降ろす。磯足袋を履いているとはいえ、ゴツゴツとした足場は気を抜くと荒波の海の藻屑と消えてしまうことになる。
 早速タックルの準備をして、釣りを開始。お父さんのアドバイスで棚は竿1本分くらいから始める。足元の岩の下から出ているサラシの先端に仕掛けを投入し、コマセを打ちながら流す。はじめのうちは慣れない足場で思う場所にうまく投入できなかったり、仕掛けが絡んだりしてかなりてこずった(>_<) しかも時折、波が岩の上まで打ち上げてきて、朝一番から全身びしょ濡れになった。何回か打ち返すうちにアタリが出るようになり、木っ端グレがヒットした。中林さんも少し沖目まで流して20cmほどのイサキをGET。イサキは通常、この近辺では30p前後がレギュラーサイズのようだが、今回は海が荒れており期待できないとのこと(>_<) 満潮の潮止まりになると、ピタリとアタリがなくなってしまった。この間にオニギリを食べて腹ごしらえをする。いっこうに波が収まる気配がないが釣りを再開する。小型ながらグレがポツポツと上がる。潮が動き出すと魚が浮いてきたのか棚が浅くなった。2ヒロくらいにセットしてひたすら打ち返す。木っ端グレに混じって時々、30pクラスのグレが上がった。これくらいになるとかなり引き味が楽しめる。足元にコマセを落とし、潮に乗せてコマセを沖まで効かせていくのだが、仕掛けを投入するポイントが少しでの潮の流れからずれるとまったくアタリが無い。コマセを打つポイントと仕掛けを投入する場所とタイミングがいかに重要かを思い知らされた。
 昼頃にかけての下げ潮時は徐々に波も穏やかになってきており、イサキが入れ食いとなった。適度にコマセを撒き、サラシの先端から流していくと1投1尾でイサキが上がってきた。もう少しサイズが大きければいうこと無しだが、それでも引き味は楽しい♪この頃になると、足を踏ん張っているせいか膝が笑ってくるが、疲れも忘れて納竿の午後1時まで頑張った。
 宿に戻り、シャワーを浴びて少し休息を取ってから400qの帰路についた。磯釣り初心者の面倒を嫌な顔一つせず見ていただいたお父さんをはじめ、中林さんやご家族の皆さん、民宿の方たちにはお世話になりありがとうございました。釣って帰ったグレは30p級のものは刺身で頂いたが、磯臭さはなくモチモチ感があってすごく美味しかった。イサキは小ぶりだったので塩焼きで頂いたがこちらも酒の肴に最高だった。
 今回はかなり細仕掛けで挑んでしまったが、神子元ではハリスは2.5号が標準とのこと。道糸にはPE(コーティングされていて濡れても竿にひっつかない)を使われているようだ。予想以上の荒磯だっただけに今回のタックルのチョイスは失敗だった。次回チャレンジする時にはタックルを再度見直して行きたいと思う。
■上物タックル
竿:DAIWA PRO磯1.5号 3.6m
リール:SHIMANO エアノス2000
道糸:磯用ナイロン2.5号 150m
オモリ:ガンダマ2B〜3B
ウキ:エアーゾーン2B〜5B(浮力調整機能付き)
ハリス:サンライン トルネードVハード1〜1.5号
針:競技用グレ6〜7号