2005年05月07日(土) 曇り後晴れ 釣り堀 傳八屋
尾鷲:干11:05/23:20 満4:38/17:35(中潮) 3番筏 7名
 同じ職場の中林さんとGW中に傳八屋へ行こうということになり、5/7で予約を入れた。前の職場で一緒だった後輩などで8名集める予定だったがなかなか集まらないのでチャットで募集したところ、釣魚好人さんと甥っ子さん、マナブンさん兄弟、中林さんと叔父さん、私の計7名で竿を出すことになった。(中林さんご子息のあおい君は見学)ご一緒するはずだったJackyさんはギックリ腰でキャンセルに(>_<)
 ここ一週間くらいの天気予報を見ると、ずっと6日・7日には雨マークが付いていた。雨風の中、釣りをするのも嫌だが水温の低下と水潮が懸念される。
 4時半に玉城IC近くの松本餌店で中林さん達と待ち合わせした。ここで活き活きアジ30匹、マムシ1杯、ボケ10匹、シラサエビ1杯、生ミック、オキアミ、チンチロイカ、キビナゴを購入。次に魚かしに寄り、イカ団子とエビ団子の素を購入した。5時半くらいに傳八屋の駐車場に到着したので荷物をまとめてから事務所で休憩していると釣魚好人さんとマナブンさん兄弟、好人さんの甥っ子さんもお見えになった。まとめて受付をしてから桟橋へ移動するが、土曜日のわりにお客はかなり少なめだ。GWも終盤となり、資金が底を尽きた人が多いからか?(笑)我々、釣る側の人間には有難いことだが・・・
 7時前、我々7人は3番筏に上げていただく。厚い雨雲も何時の間にかどこかに行って雨は止んでいる。この空模様だと雨の心配はなさそうだ。今回は大会でもないので、釣り座の抽選は行わずそれぞれ適当に、全員で一斉スタートという形にもしなかった。子供連れの中林さんにテント前に入っていただき、私は南東のコーナー前、その右側に中林さんの叔父さんが釣り座を構えた。鯛狙いから始める人、青物狙いでアジを泳がせる人・・・と様々だ。私はセッティングが手っ取り早い青物用タックルに冷凍のカタクチイワシを棚8mに放り込んでおいて、鯛用タックルの準備をする。赤青両狙いできるように小さめのカタクチイワシを付けておいたが、誘ってみても何の反応もない。早々にあきらめて鯛狙いに切り替えた。しかし、朝一番や放流後などに比較的有効な着色アマエビを中心に餌をローテーションさせながら底付近を重点的に誘ってみるが何の反応もない。そこで棚を広く探ってみようと、3mくらいから丁寧に探ってみた。するとマムシで探っている時に4mくらいで穂先にガツガツとした反応が出たので、押さえ込むのを待って合わせると可愛らしいグレがヒットした。連続ヒットを狙うがアタリはない。周りを見るが魚からの反応はなく苦戦されているようだ。前日がニコニコデーだったというのが影響しているのだろうか?実は、ニコニコデーの翌日に釣行するのは今回が初めてだ(^_^;)
 今回はいつもより早い7時半頃に一回目の放流船がやってきた。真鯛やソイなどが大漁に放流された後、シマアジとカンパチが放流された。たくさんお土産を頼まれて来たので、まずは青物よりお土産確保!と頑張ってみるが鯛の食いはあまりよろしくない。そのうち活きアジでじっくり青物を狙っていた中林さんにカンパチがヒットした。この後も何本かカンパチが上がり、青物狙いに切り替えなかったことが悔やまれたが、みんなが青物を狙っているのであえて鯛狙いのまま続けることにした。しかし、鯛やシマアジなどの反応はいまいちのようだ。青物の時合いが落ち着いた頃、シラサエビを付けて網際をゆっくり誘いながら落とし込んでいると、7mくらいで真鯛がヒットした。同じ場所で再度シラサエビを・・・今度は7mくらいまで落としてから誘ってみると真鯛がヒット。このパターンで3匹追加したところでアタリが遠くなった。棚を教えてあげた中林さんにオキアミで真鯛をヒットしたので私もオキアミに変えてみるとすぐに真鯛がヒットした。
 鯛の反応が遠くなったところで再びグレを狙おうと、マムシで3mくらいから棚を少しずつ変えながら探っていると6mくらいで合わせ所が難しいアタリが出た。虫餌なのでじっくり食わせてから合わせると青物を思わせる強烈な引きが伝わってきた。慎重にやり取りし、上がってきたのは良型のシマアジだった。再びマムシで同じ棚を狙うと、すぐにシマアジ特有のアタリが出るが合わせるタイミングを失敗して空振り(>_<) 警戒心を解くため今度はオキアミで狙ってみると狙い通りアタリがあり、今度はばっちり針掛かりさせてシマアジをGETした。
 アタリが遠くなった10時頃、2回目の放流船がやってきてヒラマサをはじめとする青物の他、真鯛などがわらわらと放流された。ここは青物タックルに持ち替え、小さめの活きアジを棚8mに沈めてアタリを待つ。緊張しながら全員の竿や浮きの動きに注意していたが、運良く最初にアタリがあったのは私で、気持ち良く浮きが海中に引き込まれた。合わせを入れるとドスンとした手応えがあり、しばらく根掛かりのように動かなかった。「青!」と声をかけてやり取りを開始する。ラインを引きずり出されながらも何とかポンピングで寄せ、中林さんにタモ入れしていただいて無事、良型ヒラマサをGETした。納竿後の計測では6.64kgで、久しぶりの大物に感動した。放流後の時合いでは青物の活性が比較的高かったので、私ももう1本青物を・・・と狙ってみるが、そうは問屋が卸してくれなかったので鯛狙いに切り替えることにした。
 高活性時に効果のある色付きアマエビで鯛を追加。ここで魚かしで買ってきたイカ団子(黄色い団子)をエビ団子の素でコーティングして落とし込んでみると、これにも真鯛がヒットした。連続ヒットとまではいかないが、餌をいろいろ変えながら棚を広く探り、誘い方を工夫することでポツポツと鯛が食ってきた。今日は小さな誘いをかけ、時々止めてやると効果があった。
 お昼前に好人さんの甥っ子さんに青物がヒットしたので私は仕掛けを水面近くまで巻き上げ、やり取りが終わるのを待っていると突然竿がお辞儀して海に落ちそうになった。慌てて持つと魚がついており、シマアジをGET(^_^;) 餌は生ミックだった。潮が濁って何も見えなかったが、突然の出来事に驚いた。青物とのやり取りが終わったあと、生ミックで棚2mくらいを狙ってみると、これもシマアジがヒットした。いつもならこんな浅い所を泳いでいるシマアジは食わせるのにかなり根気がいるが、今日は潮の濁りのお陰なのか?警戒心が薄いようだ。
 終盤にはチンチロイカで根気良く誘っていた中林さんにヒラマサがヒット。今日はこのチンチロイカへの反応がかなり良かったようだ。納竿5分前に真鯛を追加して終了した。私の釣果は真鯛10、シマアジ5、グレ1、ヒラマサ1。特に当たった餌はシラサエビだが、全体的に何でも食ってきた。今日はバラシも少なく、それなりに満足ではあったが、さらに工夫すればもっと数は伸びたと思う。青物の活性が比較的高かったが、これを積極的に狙わなかったのが悔やまれる。予想に反して爽やかな天候に恵まれた上、全員がそこそこの釣果を出せて楽しい釣りになった。ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海9号2.7m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマB〜2B
針:グレ8〜10号