2005年01月22日(土) 晴れ 釣り堀 傳八屋
尾鷲:干10:25/22:34 満5:17/15:21(中潮) 7番筏 9名
 毎年恒例の電脳爆釣団新年釣り大会が総勢18名で傳八屋にて開催された。大会終了後、釣り客専用宿泊施設「つばき屋」で宴会をすることになっていたので、こちらにも参加した。
 前日は仕事が終わってからの出発となるが、今回もまた大雪の中を走ることになった。今年に入って既に3回目の釣行となるが、道中は全て雪降りである(>_<) 道路にもかなりの積雪があるので、いつもの出発時間より1時間ほど早い午前1時半ごろに出発した。しかし日野町を過ぎるとほとんど雪もなく、すんなり到着できた。今回の餌は松本餌店で生ミック、オキアミ、冷凍キビナゴ、小ボケ、石ゴカイ、シラサエビを購入し、魚かしでは鯛団子を購入した。冷凍イワシと着色アマエビを家から持参した。
 餌屋でばったり出会った近ちゃんと一緒に5時頃に傳八屋に到着すると、電脳爆釣団のメンバーはまだ誰も到着されていなかったので、とりあえずスカリを18個確保する。事務所で雑談してると徐々にメンバーが集まり始め、幹事のカトキチさんもみえたので受付と釣り座の抽選をおこなった。今日は空いているので我々大会組を7・8番筏に入れていただけるとのことだが、抽選の結果、私は7番筏の北西のコーナー前、右隣りとなるテント前に近ちゃん、左隣りにはカトキチさんグループが入ることになった。筏ごとの一斉スタートということで、準備する時間はたっぷりあるので青物、鯛の両方のタックルを準備した。鯛用タックルは今回が竿おろしとなる西海9号で、今まで使っていた8号より30cm長い2.7mだ。竿の調子は8号とほとんど同じ。網のふけ上がりによる根掛かり対策と、冬場は前方の深場に鯛がいることが多いので、思い切って西海の最長モデルを購入した(^_^;)
 最初はとりあえず冷凍イワシで様子を見ることにした。8〜8.5mを探ってみるが反応はない。しばらくすると左隣りのとーますさんに真鯛がヒットし、次に対面のカトキチさんにシマアジがヒットした。シマアジは生簀真ん中の3〜4mくらいの棚に見えているとのことだが、こちらからは朝日が水面に反射して何も見えない・・・とりあえず言われるがまま、鯛用タックルに持ち替えてシラサエビを円月殺法で生簀真ん中に投入する。ゆっくり沈めながらアタリを待っていると、派手なアタリが穂先に出たのですかさず合わせを入れた。引き方はシマアジそっくりであるが、上がってきたのは40cmほどのツバスだ。がっかりしたが気を取り直して続けてシラサエビを放り込む。すぐにツバスがヒット、続いてツバス・・・またツバス・・・しまいにシマアジがヒットするだろうと、しつこくやっていたがツバスばっかり5匹ほど連続ヒットところで、さすがにスレてきてアタリが止まってしまった。鯛もあまりヒットしない様子だったが、餌を着色アマエビに変えて中層から底付近まで探ってみると、コツコツとしたアタリが出て真鯛がヒットした。しかし単発で終わってしまい、8時半くらいに一回目の放流船がやってきた。
 真鯛やシマアジを中心に青物も一部放流された。鯛の数を追加しようと頑張るがなかなかアタリが出ない。イカを生簀の真ん中の底付近まで落とし込み、手前に誘い上げている近ちゃんには何かアタリがあるようだ。見ていると青物の群れがイカを追いかけてきていたが、その中でも超ド級の奴がイカに食いついた。一気に底まで潜ろうとして竿が極限状態まで曲がっているが、華麗な竿捌きで難なくあしらわれて10kg級のブリが上がった。まったく羨ましい限りである(^_^;) 私も青物タックルでブリを狙ってみたがヒットしないので、また鯛用タックルに持ち替えて着色アマエビで鯛を1、2枚追加した。
 10時前には青物中心の放流があり、クエマスも放流された。2回目の放流直後も近ちゃんに大物がヒット!私もすぐに竿を上げたが絡んでしまった。絡んだPEラインが団子状態になってしまい、リールが負けなくなってラインブレイクとなってしまった(近ちゃんゴメン(>_<))。その後も何本か青物が上がっていたので、速攻で仕掛けを直してアジを泳がせる・・・しかし、なかなかヒットしないのでキビナゴを付けてみると、落とし込む途中でツバスがヒットした(>_<) ブリ・ハタマスをあきらめ、鯛・イサキ・シマアジを追加しようとオキアミを網際ぎりぎりに落とし込み、中層から底を探る。8.5mくらいで西海の穂先がゆっくりお辞儀したので合わせを入れるとズシンとした青物の手応え。最近、毎回と言っていいほど鯛用タックルに青物がヒットするので申し訳ないと思いつつやり取りを開始した。最初は大人しかったが、中層くらいまで上がってくると急に走り出す・・・西海にはほとんどラインを出さなくても青物の締め込みに対応できる弾力があるが、魚を浮かせる力がないので時間がかかる。腕のバネと竿の弾力で何とか良型ワラサをGETした。
 お昼前くらいからはカトキチさんの前辺りでイサキの群れが見えるが食わないとの声が聞こえてきた。私の場所は鯛がポツポツと当たっていて皆さん竿を持って集まって来られたので、私はイサキを探らせてもらうことにした。5mくらいの所にイサキの群れが見えたのでオキアミを落とし込んだ。しかし、なかなか食ってこない。そこで、見えている群れの1mほど下を探ってみるとようやくコツコツとしたアタリがあり、ようやくイサキがヒットした。見えていない奴は食い気があるようだが、それでも連続ではなかなかヒットしないので、根気よく誘って何とか3匹GETした。
 お昼はよしじいさんから差し入れのどて煮と缶ビールを頂いて小休止を取った。どて煮とビールがよく合い、最高に美味い。体が温まった所で釣り開始。私の場所は相変わらず人口密度が高いので、モックンの釣り座である南西のコーナーを探らせていただくことにした。シラサエビを8mくらいまで落とし込むと、ゆっくり穂先がお辞儀をしたので合わせを入れる。真鯛のような手応えだったのでポンピングで中層くらいまで一気に巻き上げてくると、急にズシンとした重量感が手に伝わってきた。「青でーす」と声をかける・・・冷たい視線を浴びながら少しでも早く上げようと頑張るが・・・やはり強引に上げるだけのパワーはない(>_<) なかなかタフな奴だったが、近ちゃんが差し出してくれたタモに無事、良型ワラサが収まった。その後何枚か真鯛を追加し、納竿となった。
 釣果は鯛6・イサキ3・ツバス7・ワラサ2で、3位に入賞することができた。2位は釣魚食人さんで優勝はJackyさん。アタリ餌は鯛が着色アマエビ、イサキはオキアミ、青物はシラサエビだった。初めて西海9号を使ってみたが、8号とほとんど同じ感覚で使えてよい竿慣らしとなった。大会終了後は合歓の里でひとっ風呂浴びて、つばき屋さんでお酒を飲んで盛り上がった。
 大会幹事を務めていただいたカトキチさん、とーますさんをはじめ、傳八屋スタッフの皆さんや大会参加者の皆さんにはお世話になり、ありがとうございました。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海9号2.7m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマB〜2B
針:グレ8〜10号