2004年05月03日(月) 雨後晴れ 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干10:43/22:59 満4:24/17:03(中潮) 3番筏 10名(1名見学)
 ゴールデンウイークにどこか貸切で釣行しようと早くから中林さんと相談していて、散々迷った結果、互いのHGの傅八屋に決定。当然混み合うことが予想されるので小筏貸し切りで早めに予約を入れた。とりあえず集まったメンバーは中林さん夫婦と叔父さん、私と会社の後輩である中島君の5名。込み合うので10人は集めてほしいとのことだったので掲示板でメンバーを募集した結果、ヨッシーさんとしんすけさん親子、マナブンさんにエントリーしていただいた。
 当日は午前3時半に、道の駅あいの土山で中島君と合流することになっていたので2時半に自宅を出発。最近、国道1号線に出る近道が工事中のため迂回させられていたが、工事もほぼ終わっており少し早めに到着。この頃からポツポツと雨が降ってきて東の風も吹いており、このところ天候には恵まれていただけに少々気が滅入る。中林さん達とは松本餌店に4時半に合流することになっており、ほぼ予定通り到着。覚悟はしていたが、こちらも雨が降っており、風も少々ある(>_<) 魚の餌には活きアジ、シラサエビ、マムシ、ボケ、オキアミ、生ミック、冷凍イワシ・キビナゴを買い、隣のコンビニで人間の餌を買って迫間浦へ。あとのメンバーは既に到着されており、ヨッシーさん、マナブンさん、そして今回お初のしんすけさん親子とご挨拶。心配していた雨も止んでおり、風もなくありがたい。まとめて受付をしてから貸し切りということで一足先に3号筏に渡していただいた。
 しんすけさん親子(息子さんの一人は見学)にテント前に入っていただき、あとは適当(^_^;) 私は餌を一緒に買った中島君と一緒に北東の角を囲むように釣り座をとった。いつものように青物用タックルをセットし、餌に迷ったが赤・青両狙いのキビナゴをチョイスして棚8mで生簀のど真ん中に投入した。すぐに浮きがモゾモゾと動くが、しばらくすると浮いてきてしまった。仕掛けを回収してみるとキビナゴがボロボロになっており、恐らく真鯛の仕業である。あとの人はほとんど真鯛狙いだが、アタリが出ないようである。再度、キビナゴを付けて同じく生簀のど真ん中に・・・しばらくするとポコポコとしたアタリが出て、浮きが気持ちよく消し込んだ。合わせるとズシンとした手応えがあり、心地よい引きを楽しんでカンパチをGET。久しぶりに朝一番に青物がヒットして気持ちの良いスタートとなった。この頃、ポツポツと雨が当たりだし、久しぶりにカッパを着て釣りをすることに。
 魚の処理をしながら様子を見るが、誰にもアタリがないようで活性は低そうである。連続して青物がヒットするとも思えず、私も鯛狙いに切り替えることにした。西海8号をセットして着色アマエビを投入・・・5〜8mまでを探りながら落とし込むがアタリなし。しばらくして向側に釣り座を構えられている中林さんの奥さんにシマアジがヒット。私も今年はまだシマアジを釣っていないので羨ましい限りである。餌をシラサエビに換えて同じく5〜8mまでを探る・・・8mまで落とした後、誘い上げるとプルプルとしたアタリがあり、食い込んだ所を合わせるとやや小ぶりの可愛いシマアジが上がった。中林さん奥さんにポツポツとヒットしているが全体的にはアタリが遠い。いつもは「フィッシュ!」の掛け声とともに連続ヒットさせるヨッシーさんも調子が出ないようだ。時折、私の竿下3mくらいの所にグレらしき魚の群れがうろうろしているのが見えるのでオキアミや虫餌でちょっかいを出してみるが、全く食い気がない。虫餌を群れのさらに下の5mくらいに落としてみると、コンコンとしたアタリでグレがヒットした。
 真鯛を1尾もGETしないまま、8時半の真鯛およびシマアジの放流を迎えてしまった。縞模様の綺麗な石鯛も1尾だけ放流された。放流後、しばらく静かだったが、中林さんの奥さんが火蓋を切って筏全体でポツポツ上がりだし、それまでノーヒットだったマナブンさんやしんすけさんの竿を曲がった。すぐ隣の中島君にもヒットしているのに私の竿にはピクリとも反応が出ない・・・どうして私はこういうお祭りモードに弱いのだろう(^_^;) 焦っては余計に自分の釣りを見失ってしまうので、色付きアマエビでじっくり誘ってようやく1尾GET。しかし、ほとんどの人が連続ヒットしているにもかかわらず、私はこの1尾のまま放流後の時合いが終わってしまった。
 10時過ぎ、2回目の放流タイムでは真鯛やツバスの後、カンパチ4本が放流された。ほぼ全員が活きアジ・イワシで青物狙いだ。当然私も青物タックルに持ち替え、活きアジを泳がせる。自分の浮きを注視しつつ、全体の動きを眺める・・・やがてマナブンさんの竿先とヨッシーさんの竿先が同時にお辞儀するのが見えたのですぐに竿を上げた。単にオマツリしているように見えたが、両方に魚が付いているようだ。しばらくの格闘の末、2尾のカンパチの姿が見え、両方ともが無事にタモに収まった。取り込みと同時に私も活きアジを再度投入・・・すると浮きが立つと同時にそのまま海中に消し込んだ。ほぼ同時に中林さんにもアタリがあり、青物のダブルヒットである。しかしオマツリすることなく、それぞれがやり取りを行い、私も中林さんもカンパチをGET。放流された4本のカンパチが一瞬のうちに釣り上げられてしまったことになる(^_^;)
 続けて活きアジを投入するもアタリはなく、鯛狙いに切り替えた。しかし、こちらもアタリなし。持っている餌全てをローテーションさせつつ棚も幅広く探っているのだが・・・中林さんの前では鯛が寄っているようで、入れ食い状態である。しんすけさんの息子さんもこのポイントで鯛を連続ヒット。小さな体で筏竿を巧みに操りながら、見学の弟さんがタモアシストする姿にはこみ上げてくるものがある。将来が楽しみなチビッコアングラーだ(^_^;)
 誰にもアタリがなく、静かに時間だけが過ぎていた11時頃、中島君が北西のコーナーへマムシを餌にコソコソと探りに行って真鯛をGET。これに続いて私もマムシで探ってみると、同じく真鯛がヒット。その間、ヨッシーさんは3mくらいの棚でシマアジを連続ヒット。私もシラサエビで3〜8mまでを探ると、ククッと押さえ込むようなアタリが出たので合わせを入れた。ずっしり重たく、強烈な力はまさに青物だ・・・声をかけてやり取りを開始するが、まったく寄って来ない。5分ほど粘っても全く魚の姿が見えないのに広範囲に走り回るわけではないので、ひょっとして生簀の中の仕掛けや沈んだ竿などの「水中トライアングル」に引っ掛かっているのかも?何とか外そうと中島君の場所に移動させてもらってやり取りを続けると、引っ掛かっていたわけではなくようやく姿が見えた。カンパチのように見えたが水面近くまで浮いてくると大きなシマアジで、ヨッシーさんのタモアシストで無事にGET。
 ほとぼりが冷めた頃に再びこっそりと北西のコーナーを探りに行った中島君に石鯛がヒット。石鯛は続けてヒットする可能性が高いので、みんな一斉にじゅうたん爆撃をおこなうが、みんな真鯛・・・私にはクロソイがヒットした(^_^;) この頃から赤潮が入り始め、潮は紅茶のような色に変化してしまい、納竿までノーヒットとなった。
 釣果は真鯛2、クロソイ1、グレ1、シマアジ2、カンパチ2。餌は何でもヒットするような感じだったが、あえてアタリ餌というならシラサエビか?朝のうちは少しぐずついた天気もすぐに回復し、ゴールデンウイークの釣行を楽しめた。参加していただいた皆様、ありがとうございました。
 
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海8号2.4m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜2B
針:グレ8〜9号