2003年12月14日(日) 晴れ 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干2:32/14:57 満9:36/14:06(中潮) 2番筏 9名
 このところ仕事が忙しかったりと思うように釣行できない日々が続いていたが、久しぶりに親父や叔父と一緒に行こうということになり、傅八屋に予約を入れた。忙しすぎてしばらく釣りのことは忘れていたつもりだったが、いざ釣行となると・・・やっぱり体は忘れていないのね^^; 釣果速報を見ていると、連日のようにブリやヒラマサが上がっており、楽しみが増す。
 前日は土曜日で休みなのでゆっくり仕掛けや荷物の準備をする。自作エサは、いつもの着色アマエビ&ササミに加え、水温も低下してきているのでそろそろいいだろうと久しぶりにカボチャ団子を作った。天気予報で気圧配置を見ると冬型が緩み、風がなく穏やかな一日になりそうで釣果も期待大である♪っていうか釣れなかったら言い訳できない^^;
 午前3時に出発して叔父を拾っていつものように伊勢自動車道に乗り、玉城ICで降りる。エサキチの前は駐車場に入りきれない車でごった返しているが、何とか通り過ぎて旭家さんへ到着した。生ミック、オキアミ、活きアジを購入した。アジは1匹50円と相変わらず安い。次に魚かしへより、鯛用にアミエビバージョン(?)、シラサエビ、金魚、冷凍イワシを購入。そして前日辨屋さんへ釣行されたヨッシーさんから余った虫餌をつばき屋さんに置いとくよと連絡をいただいたので取りに寄り、6時前に傅八屋に到着。受け付けをしにいくと、事務所ではK名人がくつろいでおられた。ご無沙汰してますと挨拶をしてしばし談笑。K名人もやはりブリ狙いのようである。
 今日もお客は多く、桟橋はかなり混雑していたが幸いすんなり船に乗ることができて2番筏へ渡していただく。雲ひとつない青空で風もなく天候は言うことなし!12月なのにこんな日に釣りができるだけでも幸せである。山側の釣り座に私と叔父が、港側の釣り座に親父が入った。かなりゆったりしていて嬉しい。青物用タックルを取り出し、スーパーで買ったキビナゴを2匹掛けにして棚8mに下ろす。真鯛、居残りのブリの両方を狙う作戦である(笑) が、真鯛の方が活性が高かったようで、モゾモゾとしたアタリで合わせ所がなく餌だけ取られる。キビナゴを1匹掛けにすると真鯛が上がった。筏のあちこちでアタリがあり、真鯛が上がっているようだが、バラシや素針を引くことも多くてかなり苦戦されているようである。それだけ日々水温が下がってきているということか。活性は高そうなので青物が掛かるかと再度キビナゴの1匹掛けを投入するが、これも真鯛なので鯛狙いに切り替えた。
 いつものようにサクラの西海に持ち替え、生ミックを2Bのオモリで落としこむ。7.5m付近に達した時に穂先が海面に突き刺さり、元気の良いシマアジが上がった。連続GETを狙うが、そう甘くはないようなので餌をカボチャ団子に変えてみた。今日は網の吹け上がりもないので、底ぎりぎりを探っていると小さなアタリが出始めたが、これは空振り。再度カボチャ団子で同じようなアタリが出るので、これをじっくり食わせて真鯛が上がった。食い込みがよくないようなのでアマエビを小指の爪くらいの大きさにして投入してみる。黄色という色に反応しているのか、すぐにアタリが出てこれはバッチリ針掛かり。今日の鯛はやたら元気がいい・・・しかし、掛かっているのは全部口の皮一枚である。久しぶりの魚の引きなのでそう錯覚しているだけなのか?^^; その後もアタリは出るが、タモ入れ寸前にばらしたりといまいち調子が出ない。同じ餌ではアタリは長続きせず、こまめにローテーションすると魚の反応がいいようである。天気が良いからシラサエビへの反応は特に良かった。
 8時30分ごろに一回目の放流タイム。大量の真鯛と数尾のシマアジの後、最後に10sのブリが放り込まれた。しかし、活性は上がらない。対面の方と叔父が真鯛を1匹ずつ上げただけである。私も生ミックで根気よく探ってようやく鯛を1匹追加。放流までポツポツと当たりが出ていたのだが・・・放流によって活性が下がったのか?(笑) 真鯛からの反応もいまいちだが、みんな鯛狙いをしているようなので私は活きアジを泳がせてみた。時折、横への誘いをかけてみたりするが反応はない。あきらめて鯛狙いに切り替えようと仕掛けを回収していると、青物が数尾、猛烈な勢いで私の活きアジを追いかけてくるのが見えたのですぐに止めた。すると見事、この中の1尾がアジに食らい付いたのでやり取り開始。水面下1mで掛けただけあって、強烈な引きで生簀深くに潜られた。しかし慎重にやり取りして2番筏では本日第1号となる青物をGET。良型のヒラマサだ。
 その後は当たりが遠いが、10時過ぎに2回目の放流タイム。青物を中心に放流された。活きアジを投入するが、放流後のお祭りモードはないようだ。活きアジがいつまで経っても元気なままなのでキビナゴに変え、よく光るように躍らせるがアタリはない。アタリがないので再投入しようと仕掛けを回収する時に水面下1mくらいでツバスがヒット。今日の青物は動くものを追いかけるが深棚ではヒットせず、水面ぎりぎりでヒットするようだ。青物の反応が悪いので鯛を狙ってみるが、こちらもいまいちで丹念に拾うようにして釣った。
 11時頃になると、イサキの大群が時々姿を見せるようになった。青物に追いまわされており、当然餌を前に落としてもそれどころではないようだ。青物が姿を消すと、イサキの動きがゆったりとして落ち着きを取り戻しているようである。この時を狙ってオキアミでちょっかいを出すと、5匹連続ヒット。さらに数を伸ばそうとオキアミで頑張っていると、姿を消していた青物が復活!底の方から急上昇してきた数尾の青物がイサキの群れを追い掛け回すが、そのうちの1尾が私のオキアミに食いついてしまった。スプールを押さえる親指が火傷するかと思うほど熱かったが、何とか応戦。魚を興奮させないように、優しく(?)やり取りすると、あまり走られることなくすんなり上がってきたのは、またヒラマサでこちらも良型。
 お昼頃になって少し冷たい風が出てきた。この頃から魚の活性が下がってきたようで、なかなか当たりが出ない。ここで昼食を取ることにした。傅八屋では冬季限定の練炭火鉢サービスが開始されているので、カップうどんを作って食べるが最高に美味い!カップうどんやラーメンがこれほど美味いもんだったとは・・・(笑) 食事の間は竿を上げて場を休めることにした。昼食後、シラサエビを落とし込んでみると、すぐにアタリが出て真鯛をGETした。やはり場を休めることも必要なのか?しかし、1時を回った頃からは何をやってもアタリが出なくなり、納竿を迎えてしまった。
 釣果は親父が真鯛3・ヒラマサ1、叔父が真鯛6・イサキ1・ツバス1、私が真鯛12、イサキ5、シマアジ1、ヒラマサ2、ツバス1。今日は餌のローテーションをこまめにおこなっていたが、アタリ餌と言えるのはシラサエビか!? 今回はいろんな餌を使い、じっくり食わせてみた。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル@
竿:サクラ 西海8号2.4m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し GrandMax FX2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜2B
針:グレ9号、チヌ針3〜4号