2003年08月16日(土) 雨 網元釣り堀センター 正徳丸
尾鷲:干1:54/14:04 満7:45/20:29(中潮) C筏 16名
 去年に引き続き、今年も親父や叔父と一緒に罰当たりにもお盆に釣行をすることに・・・場所は以前から予約を入れようとしても満員だったりして全然釣行できなかった三重県紀伊長島町の「網元釣り堀センター正徳丸」。以前から一度行ってみたかった場所で、しかも今回は90cmクラスのブリやカンパチ、60cmクラスのシマアジも放流されているとあって、すごく楽しみだ♪ 連日、釣果速報をチェックしていたが、このジャンボシマアジもよく上がっているようだ。
 この前の大会では見事「とほほ賞」を獲得しているだけに今回は頑張らないと、釣り堀関連サイトを運営しているという立場上、非常にまずい(笑) ということでいつも以上に意気込んで午前2時半に自宅を後にした。前日までの天気予報では午前中は曇り、午後から天気が崩れるとの予報だったが、日野町にさしかかったあたりから霧雨がぱらついてきた。この季節なら土砂降りにさえならなければ霧雨は涼しくて大歓迎!などと良い方に解釈して一路、紀伊長島町へ。前日に正徳丸へ電話を入れ、置いてある餌の種類を聞いたついでに国道42号線の状況も聞いておいた。幸いにも雨で通行止めにはなっていないようだ。勢和多気ICを降りて、しばらく走った一軒目の餌屋さんに立ち寄る・・・店内を見回すとあまり品数がないようだ。釣り堀で使う団子類なども見当たらないので、何も買わず店を後にする。30分近く国道42号線を走って餌亀という店に立ち寄り、ここでシラサエビ、マムシ、生ミック、オキアミ、冷凍キビナゴを購入。自宅からは甘エビ、イワシ、ササミ、みかんとパイナップルの缶詰を持ってきた。ここは自作餌が使えないようなので、あに印の変わりに缶詰を持ってきたのだ^^; 活きアジは荷物になるので正徳丸で買うことにした。
 道にも迷うことなく5時半くらいに正徳丸駐車場に到着、6時から受付なので先に荷物をまとめておくことにした。釣り場までは陸続きだが、駐車場から少し距離があるので軽トラックで運んでもらえる。荷物を積み終えると、入場順を決めるための抽選とルールや注意事項の説明があった。私がくじを引き、見事(?)2番を引き当てた・・・なかなか幸先のよい数字だ(^^ゞ 1番の人から順に好きな釣り座に入れるというシステム。当日はA筏からC筏(全て15×15m角)までを使用するとのことだが、何せ初めてなのでどこが良い場所なのかさっぱりわからない。A筏の海側で昨日はよく釣れていたとか、C筏の海側もいいよと大将からアドバイスをいただいたが、C筏の海側へ入ることにした。私はC筏とD筏の境界線(一つの筏を真ん中で網で仕切ってある)のコーナー、右隣に叔父、その右に親父が釣り座を構えた。青物用タックルを速攻で準備したが、全員の準備ができるまで仕掛けを入れないでくださいとのアドバイスがあったので、その間に筏竿もセットしてしまった。初心者の方も焦らなくていいし、安心して遊びに行ける釣り場だ。ただ、ベテランばかりで釣行される方は少しイライラするかも。
 休日とあってお子様連れの方が多いせいか、時間がかかって7時30分くらいに釣り開始。期待の第1投は青物、鯛の両方が狙えるキビナゴを青物タックルで投入(^^ゞ 棚は7.5mで、積極的に横への誘いをかけるが反応無し。筏全体でも活性はあまり高くなく、向側でイサキと鯛が1匹ずつくらい上がっただけである。すぐに筏竿に持ち替えて真鯛狙いに切り替えた。生ミックを付けて棚5mへ・・・しばらく止めてから横へ50pくらい誘いをかけ、しばらく止めてから反応がないとさらに50cm落とす・・・正徳丸のHPによると底まで8m、6〜7mの棚で食いが良いとのことだったので、5〜8mをこの釣り方で重点的に探る。前回の釣行で反省した中層の探り方を研究するためにも、今日はこの釣り方に徹底的にこだわることにしていた。生ミック、シラサエビ、甘エビ・・・と50p釣法(笑)をしながら餌をローテーションさせていくが、全然反応無し。私らの向側ではパラパラではあるが真鯛が当たっており、場所の選択を間違ったのか、と少々不安になる^^; しかも急に網が吹け上がってきたりして、根掛かりが連発(>_<) 仕方ないので慣れないドングリウキ仕掛けを出して、少し前を狙うことにした。しかし、生簀の仕切り網の方へ寄りすぎると、すぐに根掛かりしてしまう。
 根掛かりに苦しみながら、8時頃に放流タイムを迎えてしまう。正徳丸では一日に3回放流があり、本日一回目の放流では真鯛が放り込まれた。しばらくすると叔父に真鯛がヒット。その後、棚を7.5mにセットし、甘エビを付けて放り込んでおいた私のドングリウキ仕掛けに反応が出た。すかさず合わせを入れると真鯛と思われる手応え。しばらくやり取りするとやはり真鯛の姿が見えてきた・・・しかし、ここで針外れのバラシ(>_<) その後はパッタリと反応がなくなり、ライントラブルなどに見舞われて嫌気がさしてくる・・・そのうちに親父も見釣りでハマチをGETして、○ーずは私だけになって焦りまくる。また前回の「とほほ賞」が頭をよぎる・・・(-_-;)
 9時前頃、私の竿下に魚が2、3匹泳いでいるのが見えた。目測で3mくらいか?形からすると真鯛のようである。慣れた筏竿に持ち替えて、こいつらにちょっかいを出してみる。シラサエビを付けて、3mまで落とす。しばらく待ってから少し横に誘うと、ククッと穂先に反応が出た。押さえ込んだところでフルスイングすると元気に抵抗しながら上がってきたのは綺麗な真鯛。やり取りしている間にどこからともなくさらに数匹の群れが集まってきているのが見え、全部で10匹近くが渦を巻くように泳いでいる。群れをよく見ると、真鯛の中にシマアジも混じっているように見える。今度は試しに生ミックを投入してみる・・・棚は同じく3mで、こちらは棚に到達すると同時に穂先が舞い込んで真鯛を取り込んだ。生ミックの方が反応がいいようで、手返しも早いので生ミックを続けて投入することにした。また、針を飲み込まれることが多いのでグレ針をやめてチヌ針5号を使用した。棚に到達すると同時に食ってくる場合が多いが、すぐに食ってこない時でも少し横に誘ってやるだけで食ってくる・・・こんな調子で1時間半ほどの間に15匹くらいの真鯛にシマアジを3匹GETした。(真鯛は途中で何匹釣ったかまったくわからなくなったのでおおよその数^^;) 実は9時過ぎにシマアジの放流があったのだが、これには目もくれずに目の前の魚の群れを散らさないように必死で打ち返した。ここの釣り堀は何の魚を放流するかを言ってくれるので、魚種によって仕掛けを変えたりする場合などの作戦は立てやすい。
 10時過ぎになると、本日3度目の放流タイムで青物が放流される。超大物のブリが1本放り込まれ、続いてワラサやハマチ、そして最後にカンパチが放り込まれた。叔父が私の目の前の真鯛と遊んでいるので、私は青物狙いをすることに。放流後、最初にヒットしたのはうちの親父で、スタッフの方にタモ入れしていただいて無事にGET。対面でちょくちょく青物がヒットするが私のアジは無傷で上がってくる。そして右辺の方にヒットしたので、竿を上げようとリールを巻き上げている途中で急に重くなって竿を伸された。一瞬、オマツリしてしまったのかと思ったが、どうやら違うようなので合わせを入れてやり取り開始。青物のダブルヒットなのでオマツリしないように強引にやり取りしてワラサをGET。放流されたブリを狙うも青物からの反応がいまひとつなのですぐにあきらめて真鯛狙いをすることに。
 どうやら真鯛やシマアジの群れは、まだ私の目の前にいるようだ。今日は朝から青物の群れが浅い棚を回遊していて、私の目の前にも泳いでくることがあるが、この時は真鯛の群れも逃げてしまう。しかし青物がいなくなるとまた出てきてくれる。群れが少し下へ移動したようなので、棚4mでパイナップルの缶詰を投入。少し誘うとモゾモゾとアタリが出て、押さえ込んだところで竿を天に突き上げて真鯛がヒット。2〜3匹上げると反応が鈍くなったので甘エビに変えると再びヒット。これも連続ではヒットせず。かなり魚がすれているようだ。群れの中に石鯛が時々ヒラ打つのが見えるので、マムシを投入してみる・・・すぐにモゾモゾとアタリが出る。虫餌なのでじっくり食い込ませてからフルスイング。しかし上がってきたのは真鯛だ。活き餌の方が反応がいいようで、虫餌で真鯛を2〜3匹GETした後、ようやく石鯛が上がった。
 虫餌を使い果たしてしまったので、シラサエビを投入。反応がいまいちなので、少し深めの5mくらいまで落とす・・・するとモゾモゾとしたアタリが出た。押さえ込みを待ってから合わせてやり取りを開始すると、縞模様が暴れ回っているのが見えた。慎重にやり取りして石鯛をGET。再度、棚5mへシラサエビを落とす・・・また同じような反応が出て石鯛をGET。続けてシラサエビを・・・と驚いたことに、水面に餌を落とした瞬間を石鯛は見ているようで、下から突進するように上がってきた。3mくらいの深さの所で止まり、シラサエビが落ちてくるのをじっと待ち構えているようである。ゆっくり落としていくと食いついたので、瞬時に合わせを入れる。腕がパンパンになっているので少々てこずったが、何とか良型の石鯛をGETできた。
 途中、何度か親父や叔父にも私の釣り座を提供するが、親父は時々回遊してくるジャンボシマアジに目が眩んであまり数は伸びず(笑) 叔父も浮き釣り仕掛けしか持っていなくて、あまり数は伸びなかったようだ。朝のスタートが30分遅くなった分、納竿時間も30分遅かったので、ラスト30分は青物狙いをやってみたが食い気は無く、青物の追加はできないまま納竿となった。
 釣果は親父が真鯛6、ワラサ1、ハマチ1.叔父が真鯛7、ワラサ2、シマアジ1、イサキ1。私が真鯛22、ワラサ1、シマアジ3、石鯛4。初めて30匹をクリアできて満足できる釣行となった。アタリ餌は生ミックとシラサエビ。
 初めて正徳丸に釣行した感想は、とにかく初めての方や初心者にすごく親切ということ。釣り開始も全員準備ができてからとなる。ベテランの人はもどかしいと思うが、これで開始時刻が遅れた時は、納竿時間も遅らせてくれるので納得だ。青物が掛かった時はスタッフの人がタモ入れに来てくれるので一人で釣行される方も安心。筏の上にはスタッフの方が常駐しておられ、2本竿や撒き餌をされる方もおられないので気持ちよく釣りができる。ボウズ保障はただ単に鯛をもらうのではなく、スーパー釣り堀で釣らせてもらえるのである。HPで見たスーパー釣り堀ってどんなのだろうとずっと疑問に思っていたのだが・・・気になる方は一度行って見て来てください(爆)
■青物用タックル
竿:SHIMANO 海煌3号3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル@
竿:サクラ 西海8号2.4m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜2B
針:がまかつ グレ9号、上州屋オリジナル チヌ針4〜5号
■真鯛用タックルA
竿:Daiwa シーパラダイス磯3-330(グラスソリッド穂先に交換)
リール:RYOBI レグノメタル船VS300R
道糸:PE1.5号
ドングリ浮き3B
オモリ:3B(針上50cm)
ハリス:シーガーACE3号
針:上州屋 チヌ3号