2003年06月22日(日) 曇り一時小雨 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干6:09/17:43 満11:32(小潮) 4番筏 8名
大型青物がよく上がっている紀伊長島の正徳丸へ行きたいと親父が言い出したので、休みが合う22日に釣行しようというで6月初旬に予約の電話を入れたのだが、既に満員とのことで断られてしまった。ならば最近数釣りも好調な古和浦のばんも予約状況を聞いてみたら空きがないとのこと(>_<) 結局HGの傅八屋へ親父、叔父、私の3人で釣行することになった。例年であれば赤潮が出始める時期であることと、このところずっと降り続いている雨の影響が気がかりなところである。
 3時に叔父宅を出発し、5時にえさきちに到着。活きイワシと青虫、ボケ、生ミック、オキアミ、冷凍イワシ、蛍イカを購入した。魚かしに寄ってカボチャバージョンとシラサエビ、金魚を購入した。自宅からは、あに印アマエビとササミック、養殖ペレットの残りを持参した。あとはひたすら迫間浦を目指し、5時半過ぎに傅八屋の駐車場に到着。天気は曇り空・・・前日も晴れて暑い日になったらしく、梅雨の中休みのようだ。
 受け付けを済ませて、桟橋で出船を待つ。前日までの予約状況を見ると空きがあるとのことだったが、やはりいつもより釣り客の数は少ないような気がする。この日は電脳爆釣団の方が何名か辨屋へ釣行されるとのことだが、傅八屋の桟橋には顔見知りの人は見当たらなかった。6時半過ぎに出船し、4番筏へ渡していただいた。私の釣り座は南東のコーナー、その右に親父、北東のコーナーに叔父が入った。
 早速、青物仕掛けをセットし、活きイワシを棚8mへ放り込んだ。今回の青物竿はおニューのSHIMANO海煌3号3.6mで、先日のぶら釣り杯の賞品にもなった竿だ^^; 前から青物用に軽い竿がほしいと思っていたのだが、今回思い切って購入することにした。軽いので一日中持っていても疲れないと思うが、ちょっと青物用にはパワー不足か?とりあえず使ってみることにした。青物は全然動かないが、真鯛はあちこちでヒットしている。私も浮きを眺めながら真鯛用タックルを準備することにした。サクラの西海をセットし、あに印アマエビを落とし込む。棚8mに到達するとすぐに穂先に変化が現れた。押さえ込んだ所で合わせを入れるが、2〜3回ポンピングをした所で穂先が跳ね上がり、ご法度の「朝一番のバラシ」をやってしまった(>_<) もう一度同じ棚にあに印を落とし込むと、またすぐに反応が現れた。先ほどのバラシで警戒して散ってしまったと思われたがラッキーだ。今度は先ほどより慎重にやり取りして、まずまずの型の真鯛をGET。続けて同じ餌、同じ棚で同サイズの真鯛。今日の朝一は全体的に真鯛がよく上がっており、活性は高そうだった。
 朝一番の時合いが落ち着くと、私の向側の南西コーナーの方が真鯛をポツポツ上げておられる以外は静かになってしまった。私も負けじと種類豊富な餌をハイペースでローテーションしながら中層〜底までを探りまくる。しかしなかなかアタリは出ない。網際を根気良く攻め、誘いあげた時に根掛かりしたように穂先が持たれたのですかさず合わせを入れて、ようやくクロソイをGETした。餌は魚かしだ。しかし連続したアタリは出ず、しばらく間を置いてから同じ方法でクロソイを追加した。今度は餌はオキアミ。
 結局これ以上追加することができないまま、9時に放流タイムを迎えてしまった。放流ではカンパチやワラサ、真鯛、ブリヒラ、ヒラメなどが放流された。青物タックルに持ち替え、活きイワシが既に全滅していたので、活きアジを投入した。放流後、最初にヒットしたのは親父。ズボ釣りでアジを泳がせていたのだが、穂先がゆっくり海中に突き刺さった。竿が満月状に曲がり、かなり大きそうだ。放流まで鯛1匹しか釣っていない親父はかなり慎重にやり取りしている^^; やがて水面に姿を見せたのは4kg級のワラサだ。親父のワラサをタモ入れして、すぐに私も再開する。なかなかアタリが出ないのでいったん仕掛けを回収しようとゆっくり巻き上げていると、何か少し重い気がする・・・そのまま巻き上げてくると、クロソイがアジを半分だけ咥えているのだ^^; しかし水面近くで放してしまった。当のアジは何事もなかったかのようにピンピンしていたのでそのまま放り込む。今度は浮きが立つとすぐにモゾモゾとした前アタリが出始めた。アジが小さいので鯛にやられているのかと思いながら浮きを眺めていると、ゆっくり海中に消えていったので合わせを入れる。ずっしり重く、ゆっくり動き出したと思ったらすごい勢いで下へ突っ込まれた。これはカンパチだと確信し、慎重にやり取りする。この竿の試し釣りには絶好の相手だ^^; 7:3の先調子で胴はしっかりしている・・・これなら対等に戦えそうだ。竿尻があと少しだけ長い方が、もうちょっと楽にやり取りできるといったところか? やがて浮いてきたのはやはりカンパチ。タモ入れして見ると、先ほどの親父のワラサと同じくらいのサイズで4kgはありそうだ。筏全体ではブリヒラがあちこちで上がっているが大物は上がっていない。2匹目のドジョウを狙うもブリヒラを1匹追加した所で放流後の時合い終了。
 放流後の時合いが落ち着いてからは、ブリヒラの群れが水面下1mくらいに浮いてきた。それに混じって数匹のシマアジの群れも見え隠れする。蛍イカでちょっかいを出してみると、興味を示すが食ってこない。左隣の方は活きアジでちょっかいを出しておられたが、こちらに食いついてしまった。叔父も冷凍イワシでちょっかい出していたようで、こちらにもヒット。しばらくするとブリヒラの群れが消えて、シマアジの群れだけになり、私の前に回遊してくるようになった。試しに生ミックのかけらを落としてみると食ってくるので勝機はありそうだ。竿を青波巧に持ち替え、ハリスは2号通し、生ミック1粒で完全に針を隠して完全フカセで水面下1.5mに落とし込んでみた。最初は餌が目の前にあっても見向きもせずにグルグルと回遊しているだけである。やがて群れの中の1匹が時々群れから離れて餌の前まで泳いでくるようになった。群れの中のやつも時々ヒラを打ったりして少し様子が変わってきたと思った瞬間、突然群れから飛び出したやつが食いついてきたので、すかさず大アワセ。まずまずの型のシマアジが上がった。しばらくするとまた群れが現れるので、再び生ミックで狙う。あまり誘いすぎると食ってこないようなので、その場でゆらゆらと漂わせるような感じにしてみると、また食ってきた。今度も良型だ。群れはまだいるが、警戒しているようでなかなか食ってこないので、しばらく場を休ませることにした。その間、深棚を探って真鯛を狙ってみるが何の反応もない。しばらく探るがアタリがないので再びシマアジにちょっかいを出す。今度はシマアジの警戒心を解くために養殖ペレットを使ってみた。こちらも一粒で針を完全に隠して落とし込む。あまり誘いをかけず待っていると、すぐに食ってきて無事GET。しばらく場を休まてから、また同じ方法で1匹追加した。
 12時半に向側でコンスタントに真鯛を上げておられた方が早上がりされたので、鯛を追加しようと竿を出させてもらう。この頃から小雨が顔に当たるようになってきたが、蒸し暑いので冷たくて気持ちいい雨だ。あに印のアマエビを棚8mに落とし込むと穂先を大きく振るわせるようなアタリが出てイサキをGET。今度は生ミックで7.5m付近を探っていると、ゆっくり穂先がお辞儀をしたので大アワセを食らわせる。なかなかの締め込みだが、半分くらいポンピングで巻き上げてきた所で針外れのバラシをやってしまった。
 本日の釣果は私が真鯛2・イサキ1・クロソイ2・カンパチ1・ブリヒラ1・シマアジ4。親父は真鯛1・ワラサ1・イサキ1。叔父が真鯛4・ブリヒラ1。
私の得意餌だったシラサエビがこの所、調子があまりよろしくない。もちろん当たっている人もいるのだが・・・シマアジの見釣りは少しでも餌に興味を示すようであれば勝機はあると思う。ワンランク細い仕掛けで針、餌ともに小さくして根気良く狙ってみよう。
■青物用タックル
竿:SHIMANO 海煌3号3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ付きクッションゴム1号(針上20cmにゴム張りガンダマ2〜5号)
棒ウキ3〜6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
○タックルその1
竿:サクラ 西海8号2.4m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマB
針:がまかつ グレ8〜9号

○タックルその2
竿:SHIMANO 青波巧 中硬2.1m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜B
針:がまかつ グレ9号