2003年05月25日(日) 曇り(強風) あけぼの旅館
舞鶴:干4:40/17:35 満11:43/22:44(小潮) 西側の筏 2名
 久しぶりに親父と二人で、あけぼの旅館の筏へ釣行した。私はチヌ狙い、親父は五目釣りだ。釣り堀ではいつも筏竿を使っているが、実は筏でチヌ釣りをするのは今回が初めて^^; あけぼの旅館ではHPは運営しておられないが、事前情報を収集するため手ノ浦から近い名子や沓の筏や渡船屋さんのHPを見てみる・・・が、チヌの釣果はほとんど皆無だ(>_<) しかしカレイやアイナメ、メバルなどが上がっていて五目釣りの方は期待できそうだ。
 当日は午前4時に出発。外に出ると前日から吹いていた東からの強風がまだ吹いているようだ。コンビニに寄ってから湖岸道路を北上し、4時半過ぎに尾上漁港に立ち寄ってシラサエビを仕入れる。ここに予約しておくとシラサエビが大量に安く手に入るという情報をうちのガソリンスタンドのお客様から得たので、前日に予約しておいた。さらに釣り餌釣り具なかむら敦賀店へ立ち寄り、なかむら特製団子、チヌパワー、粗挽サナギ、ボケ10匹、オキアミLL1パック、青虫1杯、マムシ1杯、アミエビを購入した。
 手ノ浦には6時頃に到着。いつもより時間が遅かったので、先客がたくさんいるのかと思ったが、客は我々二人だけのようだ(^o^)丿 予想通り東風が強いが思ったほどではなく、しかも我々だけなので風を背にした釣り座に入れる。荷物を降ろし、あけぼの旅館の親父さんに電話すると、すぐに出てきてくれていざ出陣。状況を聞くと、チヌは年無し級が泳いでいるのが桟橋から見える日があるが、全然釣れていないとのこと(>_<) アオリイカの産卵の季節だが、お客さんが誰もアオリ狙いはやっておられないので釣れるかどうかわからないとのことだった・・・状況はかなり厳しそうだ。
 手前(西側)の筏に上げていただき、早速団子を作る。バッカンになかむら特製団子、チヌパワー、アミエビを入れて海水を使わずに混ぜ、しっとりと仕上げた。今のチヌ釣りには季節外れかも知れないが、大量にあるシラサエビを数匹ずつ入れたゴルフボール大の団子を5個私の前に落としてから仕掛けの準備をする。潮はゆっくり左から右へ流れている。
 既に親父は胴突き3本針の浮き仕掛けでシラサエビを餌に投入したようで、すぐに浮きに反応が出てチビメバルをダブルでGET。他にキス、カレイのちょい投げ仕掛け、産卵のアオリ狙いの仕掛け、カワハギの胴突き・・・と5本くらい竿を準備していた^^; こんなにたくさん面倒見切れるのだろうか?
 私はボケを団子に包んで第一投・・・着底後、10秒ほどで団子が割れる。仕掛けをゆっくり潮に乗せて流してみるがアタリ無し。この団子の握り方が難しい・・・強く握り過ぎると着底しても、いつまで経っても割れないし、加減し過ぎると今度は着底までに割れてしまう。これには最後まで苦労した。本当は誰かベテランについて行って、教えてもらうのが一番なのだが・・・^^;
しばらく打ち返しているとボケが尻尾だけになって上がってきた。小さな餌取はいるようだ。オキアミ、シラサエビ・・・と餌をローテーションするが、アタリは遠い。
 その間に親父はチビメバルを中心に、時折20センチ弱くらいの型の良いメバルも上げていた。私もとにかく頑張って打ち返しを続ける。着底後、しばらくして自然に割れるのがベストだが、なかなか思うようにいかず、無理やり団子から刺し餌を引き抜くこともしばしば・・・^^; それでも打ち返しを続けていると、団子から餌が出た時にアタリが出るようになった。刺し餌がオキアミだとアタリが出ずに餌だけ無くなることもある。餌取の正体を確かめようと餌持ちのいい虫餌を投入してみると、ベラが上がってきた。親父もベラに悩まされているようだ。ここ、あけぼの旅館の筏はすぐ近くに岩場があり、ベラは大変多い。基本的に底は砂だが、根があるため魚影は濃い。
 8時半ごろ、親父のちょい投げに25cmくらいの良型のキスがヒット。私が中学生の時に三重県熊野市の新鹿という所へ家族旅行に行ったが、ここの漁港からの投げ釣りで同型のキスがバンバン上がったのを思い出した。こんな大きなキスを見たのは、この旅行以来だろうか?釣り新聞や雑誌を見ると、新鹿では今でも良型キスが上がっているらしい。しばらくすると、私の穂先にもプルプルとしたアタリが出て、20cmくらいのキスをGETした。
 餌取が集まってきたのか、私の穂先も賑やかになってきたが、掛かってくるのはベラばっかり(>_<) しかも潮流の向きはコロコロ変わり、突風も時々吹くので非常に釣りにくい。あまりに餌取が多いので筏のフロートについたイガイを取り、潰した貝を撒いてから刺し餌にもイガイの両貝を付けた。しばし待てどもまったくアタリなし・・・チヌはおろか、ボラの気配すら感じられないまま時間が過ぎていく。一方、親父はチビメバルを釣りながら、ちょい投げにもアタリがあり、手のひらほどのカレイも上がっていた。
 昼を過ぎると潮が手前へ向かって飛ぶように流れるようになり、風向きと潮流の向きが逆になって大変やりづらい。それでもベラだけは釣れてくる。用事があるので3時半で納竿したが、最後までチヌの気配を感じることはなかった。まあこんなもんでしょう・・・見よう見真似で初めてチヌ釣りをやって簡単に釣れるのなら誰も苦労はしない^^;
 やはりしっかりと事前の情報収集をおこない、場所選択することも大事だ。水温の上昇とともにチヌの釣果も耳に入るようになると思うので、その頃にまた挑戦したい。
■タックル
竿:RYOBI チヌ太閤1.65m
リール:Daiwa バイキングST-44
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード1.75号
オモリ:ゴム張りガンダマ B〜5B
針:上州屋オリジナル チヌ4号