2003年05月11日(日) 曇り時々雨 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干8:18/19:59 満2:09/13:30(長潮) 8番筏 14名
 今回は奈良の吉野の浜ちゃん主催の吉野釣りバカ杯。参加者は総勢107名で、全筏貸切だ。これほどの人数を集められるのは、やはり吉野の浜ちゃんの人徳なのだろう。我が電脳爆釣団からも私、太郎さん、あにたにあさん、カーク船長さんとYUKAさん、釣魚好人さんが参加。
 2〜3日前までの週刊予報では晴れだったが、前日に天気予報を見ると雨模様。ずっと晴れていたのに少々出鼻をくじかれた気分(>_<) 当日は2時30分に自宅を出発したが、国道307号線を走り日野町に入ったあたりから雨がフロントガラスに当たるようになってしまった。4時過ぎに松本餌屋に到着するが、雨は降っておらず風もない。松本では冷凍キビナゴ、マムシ、小ボケを購入した。隣のサークルKの駐車場で朝食を済ませて次は魚かしへ。あにたにあさんと釣魚好人さんもおられたので挨拶をしてしばし雑談。魚かしではシラサエビ、金魚、カップ型のカボチャバージョンを仕入れた。自宅から前回の残りのオキアミ、生ミック、冷凍の平子イワシ、釣り堀団子、あに印のアマエビとササミックを持参した。
 5時過ぎに傅八屋の駐車場に到着するとすでにたくさんの車が止まっている。事務所に入ると吉野の浜ちゃんが受付をしておられた。受付時に賞品が当たる抽選会があったが、ここで私はクーラーボックス(大)を当ててしまった。持ち帰れないほど釣れるからとの暗示なのか?、それともここで運を使い果たしてしまったのか?・・・どちらにしても嬉しい(^o^) 釣り座は抽選だが、我々電脳爆釣団のメンバーは並んで釣らせていただくことになった。抽選の結果、我々は8番筏ということで大筏は久しぶりだ。
 6時過ぎに筏に渡していただくと、8角形の9番筏と10番筏も出現していた。初めて見る10番筏は足場の板も綺麗で新設された筏のようだ。前の便で7番や9番筏に渡っておられた人たちは、すでに竿を曲げておられた。活性は高そうで期待が高まる。8番筏は全員の用意ができた時点で一斉スタートにしようということになったので、ゆっくりタックルの準備をする。青物用タックルを準備して、まだ時間がありそうだったので筏竿も準備した。網際を見ると少しふけ上がりがありそうなので、筏竿は西海8号2.4mを選んだ。
 太郎さんの合図で一斉に仕掛けを投入。青物狙いの人、真鯛狙いの人・・・様々だ。私は青物用タックルで冷凍イワシを棚8mに投入した。しばらくしてカーク船長やあにたにあさんが真鯛を調子よく上げはじめるが、私にはアタリなし。少し誘ってみようと穂先を少し上げてみると重みを感じるので、アワセを入れると手応えがあり、真鯛をGET。浮きには何の反応もなかったので居食いしていたのか、それとも誘った時にタイミングよく食ってきたのか?
 今度は食い込みを良くするため小さめのキビナゴに変えてみる。こちらもアタリが出ないので先ほどと同じように穂先を上げて誘ってみる。ゆっくり上下しているとプルプルという反応が手元に伝わってきたので、いったんテンションを緩めて浮きで反応を見てみる。するとピクピクしながら横に移動するのでアワセを入れ、ブリヒラが上がってきた。ブリやカンパチからの反応は遠いようなので、ここで筏竿に変えて鯛狙いに変更した。まずはあに印アマエビで様子を見ると、8m付近でゆっくり穂先がもたれて真鯛が上がる。しかし、その後が続かず筏全体が静まり返ってしまった。しばらくしてカーク船長にシマアジがヒットするので、私も円月殺法で狙ってみるが反応なし。私の右隣の方(吉野の浜ちゃんの妹さんの旦那さん)が、私に「兄ちゃん、引きよったら頼むで」と言い残して、向側のお連れ様の所へ行かれた。この方はダイワのシーパラダイスさぐりつりを使っておられたので、穂先は横目でもよく見える。しばらくするとアタリがあったので、とりあえず自分の竿を置いて合わせる準備をする。プルプルとした前アタリの後で、穂先がゆっくりお辞儀したので合わせを入れると、何回かの締め込みを見せてシマアジが上がってきた。私がやり取りし、この方にタモ入れだけしていただいたが、「シマアジ釣ってもろたー」ととても喜んでおられた^^; しかし私にはシマアジは振り向いてくれないようだ。魚かしのカボチャバージョンを底ぎりぎりまで落とし込み、少し誘ってようやく真鯛を追加した。
 8時過ぎに一回目の放流船がやってきて、真鯛やシマアジが放り込まれる。この放流で筏のあちこちで真鯛が上がりはじめた。私もカーク船長に頂いたカボチャ団子やあに印のアマエビ、ササミックで真鯛を追加したが、いずれも棚6mくらいでひったくるようなアタリを合わせていたので、相当活性は上がっていたようだ。

 9時半頃、2回目の放流では青物のほか、鯛などが放流された。ほとんど全員が青物狙いで私もアジを泳がせる。しばらくして青物が上がりはじめ、あちこちで「青!」と声がかかる。竿を入れる間がないくらいだ^^; それでもしばらく狙ってみるが、まったく反応がない。結局筏全体で上がった青物は4本くらいだっただろうか・・・太郎さんが隅でこそこそ真鯛を上げておられるのを見て私も真鯛狙いに変更^^; あに印アマエビ、生ミック、魚かし・・・と餌をローテーションしながら真鯛を追加。しかし今日は不思議とシラサエビにまったく反応がない。シラサエビがあまり当たらない日でも、これで1、2匹は釣れるのだが・・・
 お祭りモードも落ち着いた頃、YUKAさんにシマアジが連続ヒットして5匹くらい上がる。隣で釣っていて羨ましい限りだ^^; 私も生ミックで円月殺法を出すと、棚7.5mくらいでチョンチョンとしたアタリが出るがなかなか食い込まない。何回かやっているうちに、ようやく穂先がもたれたので合わせると横走りしながら、強い引きを見せる。明らかにシマアジだが、あまりにも走り回るので糸を出さずに竿のタメだけで強引にやり取りしてバラシてしまった(>_<) 再度同じように生ミックで円月殺法をすると今度は6mくらいで反応があり、ばっちり針掛かり。今度は慎重にやり取りして、ようやくシマアジをGET。
 アタリが遠のいたので、ここらでちょっと石鯛を・・・と欲を出してみた。この8番筏は石鯛名人と言われる常連さんが釣り尽くしたのでは?という噂を聞いていたが、全然いないということはないだろうと信じて、コーナーにマムシを落とし込んでみた。この頃から網のふけ上がりが激しくなって、ちょくちょくと根掛かりするようになったが、恐れずに網際すれすれを落とす。穂先を上下させて誘っているうちに重みを感じたので、また根掛かりかと思いつつ穂先で聞いてみると、ゆっくり下に引き込まれるので大アワセを入れ、居食いのクロソイを上げた。石鯛はどうも太郎さん横のコーナーにいるような気がしてならなかったので、ここも探らせていただく。すぐに竿をひったくるような大きなアタリが出たので慌てて合わせ、良型の真鯛をGET。石鯛をあきらめ、自分の釣り座に戻ってオキアミを落とし込んで遊んでいると、再びクロソイをGET。納竿30分くらい前に最後の一発逆転を狙って再びマムシを持って太郎さんの横に入れていただいた。すぐにアタリが出て真鯛を追加。この後は何の反応もなく、終了となった。
 釣果は真鯛13、シマアジ1、クロソイ2、ブリヒラ1。アタリ餌はあに印アマエビ、マムシ。シマアジのアタリがよく出るのに、なかなか食い込まない場合は針と餌のサイズを小さくして落ち着いて粘ろう。針掛かりした場合は、唇が弱いので強引なやり取りはせず慎重に上げよう。
 大会を開催していただいた吉野の浜ちゃんやサポート役の皆さん、お気遣いいただいた傅八屋の皆さん、ご一緒していただいた参加者の皆さん、お疲れ様でした。お陰様で楽しい一日を過ごすことができ、ありがとうございました。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ付きクッションゴム5号(針上20cmにゴム張りガンダマ1号)
棒ウキ6号(棒ウキ1号)
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海8号2.4m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜B
針:がまかつ グレ8号