2003年04月17日(木) 晴れ 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干12:05/− 満5:48/18:31(大潮) 2番筏 7名
 今回は久しぶりの釣り堀代半額で放流無しのニコニコデーである。先月27日に元同僚グループ、太郎さん、あにたにあさんとご一緒させていただく予定だったのが宮崎への出張が決まり、キャンセルせざるを得なくなった。今月は必ず釣行すると決心していたのだが、好天続きで水温上昇、魚も動き出して狙い目だと読んで、この日に予約を入れた。はじめは隠密釣行する予定だったが、隠し事のできない性格の私はチャットでぽろぽろと喋ってしまい、結局、太郎さんとあにたにあさんにご一緒していただくことになった^^; 太郎さんとあにたにあさんは前日、辨屋に釣行されており連荘である。
 前日にあに印のアマエビとササミックを作り、仮眠をとって午前3時に出発。風もなく、寒くもなく絶好のコンディションである。伊勢自動車道を降り、いつもの通り松本餌店とサークルKに立ち寄る。人間の餌を仕入れていると太郎さんより電話が入り、弁当とおやつの注文が入った。餌屋ではマムシ、冷凍イワシ・キビナゴを購入した。自宅からはあに印アマエビ、ササミック、カボチャ団子と前回までの残り餌を適当に持って来た。魚かしにも寄り、ニューカップバージョンとシラサエビ、金魚を調達していざ迫間浦へ。魚かしのシラサエビは大きくてv(^_-)
 駐車場に到着し、事務所に入ると前泊の太郎さんとあにたにあさんがソファーでくつろいでおられたので挨拶を済ませてしばし雑談。すると、いつも日曜日にしか見かけない名人のこびきさんも登場。こびき名人の講習を聞いているうちに釣魚好人さんも到着された。荷物を積み込み、桟橋へ向かうといつもの土日と変わらないほどの人だ^^;
 6時半過ぎに出船し、私と太郎さん、あにたにあさん、釣魚好人さんグループ3名、こびきさんの7人で2番筏へ渡していただいた。かなりゆったりで嬉しい♪ 私は空いていた南西の角に釣り座をとった。
 青物用タックルをセットし、冷凍イワシをつけて放り込んでおく。浮きを眺めながら筏竿の準備を始めるが、アタリは出ない。そのうちにあちこちで真鯛やシマアジが上がり始め、私一人が出遅れてしまった^^; かなり食い気が立っており、お祭りモードに突入した。バンバン竿が曲がっているが、バラシも多いようだ。焦りまくりながら筏竿の準備をして、ようやく餌を付けて投入することができた。何の餌が当たるのかわからないので、直感で付けたシラサエビ。しばらくアタリがなかったが、棚9mまで落としこんでやるとスーっと穂先が入り、まずは手堅く真鯛を捕った。様子見に生ミックも試してみると・・・同じ棚でやはり真鯛。餌は何でも良いようだ^^; 続けて生ミックを落とし込む・・・すると先ほどより少し浅い8m付近で餌が沈まなくなった。穂先だけで聞いてみると何かに引っ掛かっているような感じだ。いったん竿先を下げて再び穂先で聞いてみると、わずかに押さえ込まれたので大アワセを入れると元気なクロソイが上がってきた。餌を食い上げていたのだ。この頃から生簀真ん中のどん底でクロソイがアタリ始め、こびきさんと釣魚好人さんが連続GETされている。
 しばらくするとお祭りモードも落ち着いてしまったようだが、シラサエビと生ミックを交互に落とし込んでいるとアタリがあり、単発ではあるが真鯛とツバスを追加。そして生ミックを落とし込んだ時、ひったくるようなアタリを合わせると、一発で青物とわかる強い引きで「青!」と声をかけるも一瞬で対面まで走られてしまい、あにたにあさんや釣魚好人さんとオマツリになってしまい、残念ながらラインブレイク(>_<)
 9時を過ぎた頃から全くアタリが出なくなり、石鯛を狙おうとマムシを餌に根気よく自分の前のコーナー周辺を探る。20分ほど粘っていると、ズボッと穂先が海中に入ったので間髪入れずに合わせると、心地よい引きを見せたのはハマチに少し届かない太ったツバス。今度は少し北側からゆっくり流すようにして探ってくると、細かい前アタリの後にひったくるようなアタリが出た。ここで合わせると、強烈な引きが伝わってくるが、少し巻いた所で鉤外れのバラシ。仕掛けを回収して見てみると、鉤の先端が折れている・・・間違いなく石鯛はここにいるのだ!(かなり興奮気味^^;) チヌ鉤の4号に交換し、徹底的に探るがアタリが出ない・・・先ほどのバラシで警戒してしまったのだろうか。
 しばらくすると、こびきさんが「青物はここにおる」と言って、私の少し前に活きイワシの餌を投入された。投入してすぐに浮きにひょこひょことアタリが出た。アワセの後、強烈な締め込みで竿が満月状に曲がる。かなりしぶとかったが、ようやく上がってくると尻尾へのスレ掛かりでブリが上がった。「魚の習性を頭に叩き込み、潮の流れなどで魚がどこにおるかを読むんや」とおっしゃっていたが、さすがである。凡人にはとても真似のできる芸当ではなく、まさに人間魚探である^^; 私も同じ場所に金魚を投入してみると、すぐに前アタリが出るので驚きである^^; しばらくすると浮きが消し込んだのでアワセを入れるとズシンとした手応え。久しぶりの青物タックルでのやり取りを楽しみながらカンパチをGETした。
 11時頃からは、再び石鯛狙いに切り替えた。マムシを付けて投入すると、すぐにモゾモゾ当たりが出る。送り込んでアワセると、石鯛っぽい引きが伝わってくる・・・期待に胸を膨らませてやり取りするが、元気の良い真鯛だった。マムシで探り続けてパラパラと真鯛を上げていると、みんな石鯛目当てでコーナー付近に集まってきた。素鉤を引いたり、ばらしたりも多かったが、ついに太郎さんの竿にヒット!引き方がどうも石鯛っぽいのでやり取りを見守ると、やはり上がってきたのは良型の石鯛。その直後にあにたにあさんにもモゾモゾ当たりが出て、やはり石鯛が上がった。二人に先を越されて焦りが頂点に達する。しばらくすると私にも当たりが出て、じっくり待ってからアワセを入れるが、一瞬ズシンとした手応えがあったがスッと軽くなった。今度は針に石鯛のものと思われる小さな鱗が2枚掛かっている!(>_<)
 しばらくすると当たりが遠くなり、皆さん自分の釣り座に戻られた。私もコーナー付近には落とし込まずに場を休ませることにした。青物狙いをしてみたり、持ち餌をローテーションさせて鯛狙いをしてみるが当たりはない。20分ほどたった所で、一人こっそりコーナーにマムシを落とし込む。するとモゾモゾ当たりが出る!今までの空振りやバラシを反省し、これが最後のチャンスだ、慎重に・・・と自分に言い聞かせて穂先の動きを見守る。スッと穂先がお辞儀をするが、まだまだ・・・と竿先を下げてついて行く・・・さらにグーッと押さえ込んだので、ここでフルスイング! ズシンと竿が止まり、強烈な引きが伝わってきた。糸を出しながらポンピングをしていると、大きな石鯛が見えてきた。魚を興奮させないように慎重にやり取りして、無事に太郎さんにタモ入れしていただいた。縞々の消えかけた良型だ。狙い通りに釣れた貴重な1匹で、とても嬉しかった。
 鯛を追加した後、2匹目のドジョウ(石鯛)を狙ったが、当たりは出ずに納竿となった。
 釣果は真鯛8・ツバス2・クロソイ1・カンパチ1・石鯛1。当たり餌はシラサエビ、生ミック、マムシ。今回はみんなが持てる技術を出し合ってとても勉強になり、なおかつワイワイと楽しくやれて、大変有意義な一日となった。
ご一緒していただいた皆様、お電話いただいたぼすにゃんさん、ありがとうございましたm(__)m
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ付きクッションゴム6号(冷凍餌はクッション錘1号)
棒ウキ6号(棒ウキ1号)
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海8号(2.4m)
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜B
針:がまかつ グレ8号〜9号、上州屋チヌ4号