2003年04月06日(日) 晴れ(朝のうち突風) 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干1:41/14:06 満7:28/20:40(中潮) 4番筏 8名
 当初は10sオーバーのブリやジャンボシマアジなど、大物が多く放流されている紀伊長島の「正徳丸」へ釣行したいと親父と話していた。しかし、予約の電話を入れてみると4月6日は満員とのこと。ここはやはり勝手知ったる傅八屋・・・ということで、ホームグラウンドに石鯛目当てで予約を入れた。前の週は暖かい日が続き、20匹オーバーの爆釣が続出。これに続けと言わんばかりに期待が膨らむが、現実はそれほど甘くは無く2〜3日前からかなり冷え込み、しかも前日には春の嵐というより、台風並の暴風雨が・・・かなり水温が下がると思われ、不安要素がてんこ盛りだ(T_T)
 午前3時に出発して叔父を迎えに行くが、とにかく風が凄い。途中、関IC手前のコンビニに立ち寄るが、ここでは一段と風が強い。これが筏の上なら身体ごと海に吹き飛ばされるのでは?と思うほどで、早くもうんざりだ(>_<) いつもの通り松本餌店に立ち寄り、冷凍キビナゴとオキアミ、石鯛対策のマムシを購入、魚かしにも立ち寄り、新型カップバージョン、シラサエビ、金魚を調達した。
 餌の調達を終えると、一路迫間浦へ。途中、木などを見るとあまり揺れていないので、風がおさまってきたのか?と微かな期待を抱きながら傅八屋の駐車場へとやってきた。車外に出て見ると、風はかなり収まっている。これなら問題無し!と一気にボルテージが高まる^^;
 しかし、そうは問屋が卸してくれず、筏に上がると時折、身体ごと飛ばされそうな突風が吹きつける。今回は久しぶりに1番筏に上げていただいた。南西の風だったので、みんな風を背にしようとテント前や西側の辺にかたまってしまった(^_^;)
 第1投はいつものように速攻で準備ができる青物タックル。金魚をつけて放り込んだ。そして、浮きを眺めながら筏竿の準備をする。下を見ると、側面の網がかなり前に吹けあがっているので、SAKURAの2.4m筏竿をセレクトした。準備をしている間に、テント前で竿を出されていた人たちに真鯛がポツポツとヒット。しかし、ことごとくバラシ・・・これでは魚が警戒してしまって釣れなくなってしまう(>_<) 何とか私の前に魚を寄せたいと必死で打ち返すがアタリはまったく無い。しかも予想以上に網が吹けあがっているようで、かなり浅い所でも根掛かりの連発。3mの青波巧ヘチ(改)も取り出したが、これでも少し深い所まで下ろすと根掛かりした。
 ほとほと嫌気がさしてきたが、親父の右横に釣り座が空いていたので、そこに竿を出させてもらうことに。2.1mの青波巧を手に、あに印の甘エビを餌にして探ってみる。根掛かりするかどうかを確かめながら恐る恐る落とし込んでいくと、8m付近まで落とし込んでも根掛かりしない・・・と思った矢先に穂先がグッと引き込まれた。間髪入れずに合わせると、可愛いイサギが上がってきた。時計を見ると8時20分、最近はどうも朝一番が調子悪い。周りが釣れている時でもだ(-_-メ) 続けてあに印の甘エビを投入すると、7mくらい落とし込んだ時に穂先がお辞儀をして真鯛をGET。しかし、連続ヒットはこの2匹だけで止まってしまい、放流タイムを迎えてしまう。
 9時すぎ、放流船がやってきた。我々の筏が一番最初の放流だ。私は青物用タックルに替えて、金魚を付けて棚8.5mに放り込む。ほぼ全員が青物狙いで、放流直後のこの時が釣り堀に来てて一番緊張する瞬間だ^^; しかし、しばらく待てどもアタリはない・・・しばらくすると、真鯛やツバスがパラパラと当たり始めた。私は餌を青・赤両方が狙えるキビナゴにチェンジした。すると、浮きが立つと同時に海中に消しこみ、ツバスがヒット。続いてキビナゴを放り込むと、これも一瞬で浮きが消しこんでツバスが上がってきた。今度は冷凍イワシに変えると、モゾモゾとしたアタリが出た。完全に浮きが消しこんだ所で合わせると、真鯛らしき引きが伝わってくる。が、どうも様子がおかしい。ほぼ同時にアタリがあった親父とオマツリしたようだ・・・と思いながら巻き上げてくると、真鯛が私の鉤と親父の鉤の両方を咥えていた。親父曰く、魚かしがよく当たっているとのことだったので、私も魚かしを付けて真鯛をGETした。
 放流後の時合が終わると、ツバスも当たらなくなった。誰も釣れなくなった時が私の出番・・・と、筏竿に持ち替えて餌をとっかえひっかえしながら丹念に探ることにした。まずはシラサエビでイサギがヒット。同じ棚へ同じ餌を放り込んでも連続ヒットしないので、円月殺法も組み合わせながらせっせと打ち返す。しばらくしてオキアミでイサギをGET。円月殺法を使うと、仕掛けが自分の竿下に戻ってくるまでにアタリが出る。しかし、なかなか食い込まず、すぐに餌を放してしまう。苦労しながらイサキを追加した所でアタリが遠くなってしまった。
 お昼を過ぎると完全に風が止んで絶好の釣り日和に変わった。納竿時間がせまってきた午後1時半頃、生ミックで円月殺法をしているとモゾモゾとした細かいアタリが出た。穂先で聞いてみると、餌を咥えているようなのでフルスイングをくれてやると、小刻みに走り回るような心地よい引きを見せて上がってきたのは小ぶりのシマアジ。同じように生ミックで円月殺法をすると、またすぐにアタリが出た。先ほどよりパワフルな引きを楽しんでシマアジを追加した所で納竿となった。
 この日の釣果は、親父:真鯛4、叔父:真鯛7、私:真鯛3、イサギ4、ツバス2、シマアジ2。どうもこの所、私が釣行する日は青物が完全にお休みしているようだ。この日も、我々の筏では、大型の青物はワラサが1本上がったのみ。暖かい日が続くと水温も上がるので、今まで溜まった魚が爆発的に食いだす時もある。是非、このタイミングを狙って釣行したいものだ。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ付きクッションゴム6号(冷凍餌はクッション錘1号)
棒ウキ6号(棒ウキ1号)
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:がまかつ ヒラマサ13号
■真鯛用タックル
○筏竿1
竿:SHIMANO 青波巧 中硬2.1m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2号
オモリ:無し〜ゴム張りガンダマB
針:上州屋オリジナル チヌ3号、がまかつ グレ8号

○筏竿2
竿:サクラ 西海8号(2.4m)
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し シーガー GRAND MAX2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマB〜3B
針:がまかつ グレ8号〜9号