2003年03月16日(日) 曇り後雨 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干 10:50/22:56 満5:08/16:17(大潮) 4番筏 8名
 うちの親父が今年は仕事の都合で一度も釣行しておらず、ずいぶんストレスが溜まっているようだったので、叔父も誘ってホームグラウンドである傅八屋へ釣行した。最近忙しいWさんからもこの日は来れそうとの連絡をいただいたので4人で予約しておいた。しかも前日には石鯛が100枚一気に放流されるとのことで期待が膨らむ。ただ寒い日が続いているので水温にどの程度影響してるかという不安要素も強い。
 午前3時に自宅を出発、今回は新調したサクラの筏竿「西海」のシェイクダウンでもあり、わくわくしながら迫間浦へと向かった。いつものように松本に寄ってシラサ、活きアジ(小)、松本オリジナルの釣り堀団子、石鯛対策に奮発してマムシを購入した。自宅からはカボチャや冷凍イワシなど、前回までの残りをありったけと、あに印のアマエビ、一緒にササミとアサリの剥き身も漬け込んで持参した。さらに魚かしに寄って干し柿バージョンを購入。ここでカボチャ団子の外皮付きのサンプル品まで頂いてしまった。餌だらけで困ってしまうほどである^^;
 6時前に傅八屋に到着し、事務所に入るとWさんがソファーでくつろいでおられたのでしばし談笑。受け付けを済ませて桟橋へ行くが、日曜日なのに珍しくお客さんが少ない。いつもの半分くらいか?私が釣行する時はたいがい満員になるが、今日はゆったり釣らせてもらえそうだ♪
 4番筏へ渡していただき、西側の一辺に我々4人が釣り座を構える。7人なのでゆったりだ。北西の角に私、次に親父、叔父、南西の角にはWさんが入る。とりあえず一番準備が早くできる青物用タックルを取り出し、冷凍イワシを付けて放り込んでおく。何となく青物が釣れる気がしないので、その間に今回の新兵器であるサクラの筏竿「西海」をロッドケースから取り出して準備する。予想通り青物の当たりは全く無いので、西海の準備が整った所で鯛狙いに切り替えた。
 シラサエビを落とし込み、棚8〜8.5m付近を丹念に探るが当たりは出ない。あと、あに印アマエビや生ミックなどでも探ってみるが全く当たりなし。牧野さんに頂いてきた魚かしカボチャバージョンを放り込み、棚をさらに50cmくらい深くすると、ようやく当たりが出た。綺麗に穂先が入り、アワセを入れると元気のいい引きで真鯛が上がった。時計を見ると7時半近いが、これでも4番筏での第一号の獲物である^^;
 その後は全体的にポツポツと当たりが出始め、真鯛が上がる。そんな中、叔父がシマアジを連続GET。餌を聞くとミックとのこと。棚は8.5mくらいで、底近くを群れているようだ。青物の活性が低いからなのか?シマアジも棚が深いようだ。しかし、私には全く当たりがなく、鯛1匹のまま放流を迎えてしまう^^;
 真鯛やイサキ、ワラサ、カンパチなどが放り込まれた。当然、青物用タックルに交換して活きアジを泳がせる。みんながアジを泳がせているが誰も当たりがないようだ。冷凍イワシに変えてみるが、鯛すら触ってこない。鯛1匹しか釣っていない焦りもあって、10分ほどであきらめて鯛狙いに切り替える。この時点でボー○の親父も当然一緒だ。
 最初にヒットさせたのは親父で、真鯛が上がった。餌はササミとのこと。親父がタモ入れする前に私にも当たりがあり、釣り堀団子で良型のクロソイが上がった。親父がササミで鯛を連続ヒット、私もササミやあに印で真鯛を連続GETする。しかし、ここでトラブル発生!おニューの筏竿の穂先のトップガイドと第2ガイドの間が折れているのだ。ラインを緩めている間にトップガイドにラインが巻きついたのだろうか?落とし込む時ややり取りの最中はまったく違和感はなかったのだが・・・ここでいつものように青波巧を準備した。結局、放流後のお祭りモードはほとんどなく、忘れた頃にカンパチが1本上がっただけだ。水温を計ってみると10m付近で12℃で、魚が活発に動き回るには少し低いようだ。
 1時間ほど鳴かず飛ばずの状態が続いた後の11時過ぎ、円月殺法で打ち返しをしていた私のラインが不自然な動きをしたので、ラインを張って穂先で聞いてみると生命反応があるので大アワセを食らわせる。なかなかの締め込みで上がってきたのはまずまずの型の真鯛。餌を魚かしカボチャバージョンに変えた直後のことだった。ラインは5m半くらいしか出していない。続けて魚かしカボチャバージョンを放り込むと、また5mくらいの所でまた当たりが出るが餌だけ取られてしまう。ノーマルバージョンのカボチャ団子に変えると針掛かりして真鯛が上がった。どうやら5mくらいの所に鯛の群れがいるようで、カボチャ団子を餌に3匹連続GET。このところずっとカボチャ団子が当たっていなかったので妙に嬉しかった^^; 当たりが止まった所でシラサエビに変えて更に真鯛を追加した。
 その後はミック、釣り堀団子、あに印などで底付近を探るが当たりはない。30分ほど打ち返すが当たりがないので、もう一度カボチャ団子で5m付近を探ってみると穂先に生命反応。送り込んでも食い込まないくらいの小さい当たりで餌だけ取られてしまう。黄色系の餌に好反応を示すようなので、あに印を小さく切って放り込んでやると、ようやく針掛かりした。ここではあに印に連続ヒットし、真鯛が4匹くらい捕れた。
 12時の時報と共に雨が落ちてきた。午後から雨が降るとのことだったが、こんな予報だけはよく当たるものだ(-_-メ) さすがに雨が降ってくると寒いのでカップラーメンを作って昼食を取ることに。寒さで集中力が削がれていく中、気力を振り絞って打ち返しに力を入れるが当たりは出ない。最後に一発大逆転を狙ってアジを泳がせるが、いつまで経ってもアジが元気なままだ。
 納竿時間が近づいてきたので青物をあきらめ、再び筏竿にチェンジ。置き竿にして後片付けをしながら穂先を見る。すると執念が通じたのか、穂先に反応が出た。急いで竿を手に持ち、本当たりに備える。しばらく待つと、ぐいっと穂先が持ち込まれたのでアワセを入れるとヒット、真鯛を取り込んで納竿した。
 私の釣果は真鯛13、クロソイ1。親父は真鯛5、叔父はシマアジ3。当たり餌はカボチャ団子、あに印甘エビ、ササミ。多分、黄色い餌なら何でも良かったのかも知れない^^; 何よりも新しい竿の穂先を折ってしまったのがショックだった。気温は少し暖かくなってきたが、海の中はまだまだ真冬のようだ。魚がなかなか口を使ってくれないので小さい餌、小さい針がいいだろう。3〜4月は一年中で最も水温が下がる時期なので、食い渋り対策を万全にして望んでほしい。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ付きクッションゴム6号(冷凍餌はクッション錘1号)
棒ウキ6号(棒ウキ1号)
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:がまかつ ヒラマサ13号
■真鯛用タックル
○筏竿1
竿:SHIMANO 青波巧 中硬2.1m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し サンライン トルネードVハード2号
オモリ:無し〜ゴム張りガンダマB
針:上州屋オリジナル チヌ3号、がまかつ グレ8号

○筏竿2
竿:サクラ 西海8号(2.4m)
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し シーガー GRAND MAX2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマB〜3B
針:がまかつ グレ8号〜9号