2003年02月22日(土) 曇り後雨 釣り堀 辨屋
尾鷲:干 3:00/15:38 満 9:05/22:01(中潮) 3番筏 10名
 今回はヨッシーさん主催の「第3回茶団子杯」。第1、2回はどうしても都合がつかず、茶団子杯は今回が初参加となった。電脳爆釣団のメンバーや釣り堀関係サイトの掲示板等で御馴染みの方など、総勢20名の大会となった。茶団子杯という名は京都・宇治の茶団子が関係している。差し入れで持って来ていただいた茶団子を筏の上で頂いたが、抹茶の香りが口いっぱいに広がり、美味しさは格別だ。
 2時半に出発して、4時過ぎに松本餌店へ到着。先に人間の餌を買うためコンビニに入ると既にヨッシーさんが到着されていた。トイレや買い物を済ませているうちに他の方も続々登場。しばしコンビニ前で談笑したあと、魚の餌を買った。秋刀魚の切り身、キビナゴ、オキアミ、活きアジ(小)を調達。5時過ぎくらいに辨屋駐車場に到着した。天気は薄曇、風はほとんど無く、。コンディション的には言うことなし。予報では午後から崩れるとのことだったのでレインコートを着込んだ。
 事務所で受け付けと釣り座の抽選を済ませる。釣り座は3番筏の東側の中央。全員の準備が出来た時点で一斉スタート。朝一はいつも青物狙いで、ずっと空振りで終わっているので今回は真鯛狙いでスタートしてみた。D社シーパラさぐりを手に、このところ好調な甘エビで底近くを探ってみるが当たりはない。3番筏では誰一人当たりすらない。4番筏もしばらく静かであったが、ヨッシーさんがハタマスをGETされて歓声が上がる。3番筏でも北西のコーナーのとーますさんが、ようやく真鯛をGETされた。
 私には当たりがないので10分ほどで筏竿に切り替え、餌をローテーションさせながら8〜9m付近を重点的に探る。甘エビ、団子・・・としばらく当たりは無いが青虫に変えた時、穂先が少しだけもたれるような小さな当たりが出た。3cmほど押さえ込んだ時に思い切りアワセを入れるが、針掛かりしなかった。またしばらく音沙汰がなくなったが、シラサエビで探るとようやく当たりが出た。十分送り込んでから合わせると今度はヒット、1匹目をばらすとろくなことが無いので慎重にやり取りして真鯛をGETした。その後は連続した当たりは出ず、かなり活性は低いようだ。水温を計ってみると、水面下1mで13℃。
 8時過ぎくらいに1回目の放流。真鯛ばかりが生簀に放り込まれた。放流後も活性は上がらず、誰の竿も曲がらない。少し時間が経ってから真鯛がパラパラと上がり出し、シラサと甘エビ(あに印)で真鯛を追加した。次に生ミックを付けて円月殺法(筏竿で遠投して竿下に弧を描きながら餌を戻してくる釣り方をこう呼んでます^^;)を出した。するとラインがまだ斜め前方に伸びている時に突然穂先がズボッと水面に突き刺さった。合わせるとすぐに青物とわかる重量感が伝わってくる。まるで石でもぶら下がっているかのようにまったく竿が立たないが、たまにふわっと浮き上がってくるのでこの時に一気に巻き上げる。あとは竿でためて極力ラインは出さないようにして魚の引きに耐える。時々前方に走ることがあるが、この時魚の姿が見えたようで「ブリだ」との声が聞こえてきて竿を持つ手に緊張が走る^^; しかしどうも様子が変だ・・・私の前方や右側ばかりを走り回って左側には絶対走らないのである。しかも時々何かにラインが擦れるような、小刻みに震える感触が手に伝わってくる。何かに絡んでいると確信し、場所を移動して絡んだ仕掛けを外す作戦に出た。しかし、しばらくしてラインブレイク(>_<) ラインを見ると長時間ライン同士が擦れてできたものと思われるヨレが出来ていた。
 やがて2回目の放流。今日は放流祭で4回放流があるとのことで驚きだ。ツバスやシマアジがたくさん放たれた。放流直後はほとんど食いが立たなかったが、しばらくすると魚かし(干し柿バージョン)で真鯛が当たりだした。私もこれに便乗して魚かしで真鯛をGET。棚は8mくらいだ。連続GETを狙おうと再び魚かしを針に付けて落とし込むと、ひったくるような当たりが出たのですかさずフルスイング。すぐに青物と確信、竿を上げて待っていただく皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいだが、やり取りを開始する(^_^;) 前回ほどではないが、かなり強い引きだ。極力ラインを出さないようにして竿でためて耐える。なかなかしぶとかったが、太郎さんにタモ入れしていただき、無事ワラサをGET。その直後、ふと見るとサブローさんの筏竿が大きく弧を描いている。かなりの大物のようだ。時間がかかりそうだったので、4番筏を偵察することに。数人の方のスカリにハタマスが・・・羨ましい限りだ。トイレに行って釣り座に戻ると、だいぶサブローさんの魚も浮いてきて、巨大なブリの魚体が見えた。しかし、かなり浮いてきた所で魚が反転したと思った瞬間まさかのラインブレイク(>_<)
 この青物劇のため、放流を最後にしていただいた3番筏に3回目の放流。この放流で青物君たちが目を覚ましてくれたようだ。まずはjackyさんの竿がズボッと海に突き刺さり、これでもかと言わんばかりに弧を描く。ドラグが悲鳴をあげてラインが出まくっていたが、やがて浮いてきたのは潜水艦のような巨大なブリ。すごい胴回りだ(^_^;) 続いて私も活きアジを放り込む。私の浮きも心地よく海中に引き込まれた。合わせると手ごたえあり!引き方からするとワラサクラスだと思うが、しばらくして針外れでバラシを演じてしまった。どうも食い込みが浅いようだ。続いてマナブンさん、サブローさんにも青物がヒット。smileさんにもヒットしたが、かなりの大物のようだ。しかしここは華麗なロッドワークとフットワークで魚をあしらわれ見事、大きなカンパチをGETされた。バラシでツキにも見放されたのか、ツバスを1匹追加したのみで放流後のお祭り騒ぎが終了してしまった。
 3回目の放流からあまり時間が経っていないように思うが、4回目の放流船がやってきた。巨大なブリが数尾放り込まれた。食い込みの良さそうなキビナゴを投入、しばらくすると浮きが海中に吸い込まれた。しかし、期待に反して軽々と上がってきたのはツバス。
 お昼近くになると仕事で来れなかったわっきーさんが飛び入り参加。シュークリームの差し入れを持ってきて頂きました。おおきにですm(__)m とりあえず私のシーパラさぐりを使っていただくことに。しばらくするとビシッとアワセが入り、石鯛が上がってきた。ひょこひょこっとやってきて簡単に釣られたから驚きだ。私たちは何をやっていたのだろう^^;? シラサエビで棚は7.5mくらいとのことなので、私も棚は同じで青虫で攻めてみることに。すると石鯛特有のモゾモゾ当たりが出た。30秒ほど続いたあと、穂先が3cmほどもたれたので大アワセをくれてやったが一瞬ズシンと手ごたえがあったが針に掛からなかった。そのせいで散ってしまったのか、石鯛の当たりは完全に無くなってしまった。
 しばらくすると冷たい風が吹き出し、雨がパラパラと降ってきた。当たりは無いし集中力が半減してくる。もはや手詰まりか?しかし、jackyさんにシラサエビを頂き、落とし込みで責めてみると綺麗に穂先が入り、真鯛が釣れた。その後は当たりもなくなり、納竿となった。
 釣果は真鯛5、ツバス2、ワラサ1。当たり餌は甘エビ、シラサエビ、魚かし。今回も団子はダメ餌だった。これから暖かくなって水温が少し上がると魚貯金が爆発する日がくるだろう。
 今回は初めてお会いする方もおられ、有意義で楽しい一日を過ごすことができた。大会の幹事を務めていただいたヨッシーさん、参加された皆さん、辨屋スタッフの皆さん、ありがとうございました。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ付きクッションゴム6号(冷凍餌はクッション錘1号)
棒ウキ6号(棒ウキ1号)
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:がまかつ ヒラマサ13号
■真鯛用タックル
○筏竿
竿:SHIMANO 青波巧 中硬2.1m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し シーガー GRAND MAX2.5号
オモリ:無し〜ゴム張りガンダマB
針:上州屋オリジナル チヌ3号、くわせグレ7号

○シーパラさぐり
竿:DAIWA シーパラダイスさぐりつり3号3.3m
リール:RYOBI レグノメタル船VS300R
道糸:PE1.5号
ハリス:シーガーACE3号
針:上州屋オリジナル くわせグレ9号