2002年09月15日(日) 曇り あけぼの旅館
舞鶴:干02:05/16:37 満00:00/07:49(小潮) 西側の筏 3名
 辺りから聞こえる虫の音がセミからコオロギに変わってゆくにつれ、アオリイカもサイズアップしているだろうと、いつものあけぼの旅館へ親父、叔父、私の3人で釣行した。
 前回、出発時間が遅くてバタバタしたのに懲りて、今回は3時30分に出発した。天気予報ではずっと晴れだったのに前日になって曇りに変わっていた。しかも外に出て見ると風が強く、途中、木之本あたりでは雨がパラパラ降ってくる始末。前回は台風が通過した所で突風が吹いていたし、どうも天候に恵まれない・・・。途中の餌屋でアミエビ、青虫、オキアミを購入し、5:00に駐車場に到着した。予想に反して風はほとんどなく、波も穏やかなようだ。しかし、既に3台の車が止まっており、荷物を降ろしたりと準備をされている。全部で10人くらいいそうだ・・・(>_<)
 5:30近くになると大将が起きてきて、荷物を船に積み込んで渡してもらう。いつも通り手前(西側)の筏に降りたが、ここで降りるのはどうやら私たちだけのようだ。相乗りを覚悟していただけに、これはラッキー♪
 早速、餌確保のサビキ釣りから始める。今回はどうも小魚の反応が悪く、ブルブルとした感触が来ない・・・それでも根気良くさびいていると、強いアタリが出てくるようになった。上げてみると、20cm近い良型のアジがかかっていた。餌には大きすぎるので、とりあえずお土産用にキープ。良型アジはまだ釣れ続いているが叔父が豆アジを釣ったので、これを餌にアオリイカ仕掛けを放り込む。今回の仕掛けは軽量化を目的とし、掛け針をシングルにした自作仕掛け。これだとアジに負担がかからずにいつまでも元気に泳いでくれる。ミャク釣りの方も竿は前回と同じD社シーパラダイスさぐり3-3m、道糸フロロカーボン2.5号、針は浮き釣りと同じ軽量化されたシングル針。オモリは1号のガンダマを打ち、アジを泳がせておく。
 しばらくすると、海中に浮きが消えた。ゆっくり大きくアワセを入れ、引き寄せてくるが水面まで姿を見せた所で餌を放して逆噴射で逃げてしまった。その後、アタリはよく出るが5回くらい連続でバラシをしてしまう。仕掛けを変えたので合わせ方も変えないといけないのか?・・・四苦八苦しながら徐々に要領がつかめ、ようやく1ハイ目をGETした。先々週に釣れたものよりは少しサイズアップしている。アワセは今までよりかなり強めに2、3回おこなった。
 満潮の潮止まりを迎えた8:00頃になると、アオリイカはおろかアジすらも釣れなくなった。風も波もなく、絶好のコンディションなのだが・・・1時間以上もの間、何の反応もない。その間にミャク釣り仕掛けで、アジを底近くに泳がせてみたり、中層を探ってみたりした。あきらめずに根気良く探っていると、竿先がもたれるようなアタリが出たので大きく合わせるが空振り。仕掛けを回収してみると、アジの頭は少しだけかじられていた。もう少し待ってから合わせた方が良かったようだ。それからは忘れた頃に単発でくるアタリで2ハイ追加。親父も苦戦しながら3ハイGETしている。
 昼前くらいにミャク釣り仕掛けを回収して餌交換していると、突然、ウキ釣りの竿が竿立てごと倒れた。思い切りアワセを入れると、水面ではカモメが暴れている・・・一瞬何が起きたのかわからなかったが、どうやらカモメを釣ってしまったようだ。タモで取り込んだが、仕掛けが羽根に絡まってぐちゃぐちゃ。手を噛まれながら外してカモメは海へお帰り願ったが、仕掛けはお釈迦になってしまった。昼くらいに納竿すると決めていたので、これを機に片付け始めた。片付けをしながらミャク釣りの方をふと見ると、ガンガンと竿を叩いているので、慌ててアワセを入れた。ずっしり重く、イカ特有の引きが伝わってくるので慎重に巻き上げ、胴長20pクラスを取り込んだ。
 私の釣果はアオリイカ4杯、アジ10〜20pを20数尾。親父はアオリイカ3尾、ハゲやウマヅラ、ベラなど。叔父は餌のアジを骨だけにされたがアオリイカは捕れなかった。これからのアオリイカは数より型になり、警戒心も強まる。引き味、食味は絶品だ。