2001年11月04日(日) 晴れ時々曇り(突風) あけぼの旅館
 先週、アオリイカを家に持って帰ったら、うちの親父も行きたいと言い出したので、先週に引き続き手ノ浦の筏へ釣行した。今回は私、親父、叔父の3人。
 前日は95%の確立で晴れるという文化の日であるにもかかわらず天気は雨。天気予報を見ると、4日は晴れ、北の風が強く、波は3mとのこと。当日は午前3時30分に起床したが、すでに風の音が聞こえている。先が思いやられるが、雨が降っていないので、とりあえず出発(^^ゞ
 叔父を拾って、湖岸道路を走り、木之本から国道8号線へ。途中、魚の餌と人間様の餌を買って、あけぼの旅館に到着したのが5時40分。風は強く、白波が立っているのが見える。
 空が明るくなってくると親父さんが起きて来られた。「こんな日に出るか?」と聞かれたが、全員二つ返事で6時に出船(^_^;) 私達3人と別の3人グループを岸側の筏に、あとの2人グループを沖側の筏に降ろし、船は波の間をジャンプしながら戻っていった。風、うねり共に想像以上で、油断したら海に落ちそうになるくらい。まずは餌確保ということでサビキをセット。ハリス0.8号、白スキン5号の6本針でスタートした。うねりが酷いせいか、小魚が全くいないようでアタリ無し。しばらくして何とかイサキの稚魚が1匹釣れたので、これを餌にして、とりあえずアオリイカのミャク釣り仕掛けを放り込んだ。今回もミャク釣り仕掛けはダイワシーパラダイス改(ソリッド穂先に交換)にダイワ棚センサー、道糸PE3号、クッション付きオモリ3号、アオリイカ専用仕掛けをセット、棚は10mとした。その間にまた餌確保だが、しばらくはアジが全く釣れず、掛かってくるのはチャリコ、スズメダイばっかり。1時間ほどしてから、ようやくアジが釣れたので、アオリイカのウキ釣り仕掛けも放り込んだ。磯竿2号にスピニングリール2000番、道糸アオリイカ専用PE1.5号、クッション付きオモリ3号に棒ウキ4号、アオリイカ専用仕掛けをセット、棚は7mとした。
 両方の筏に乗っている釣り客全員がアオリイカ狙いだが、全くアタリなし。アジも群れが小さいらしく、まばらにしか釣れない。前日は釣り客が1人だけで、アオリイカ5杯の釣果だったそうだが、わずか1日で大きく様子が変わっているようだ。
 9時半くらいになり、大きな音と共に本日竿おろししたばっかりだという親父のダイワ飛竜が海中に吸い込まれた。アオリイカ用の泳がせ仕掛けがセットされていたらしい。しかし、しばらくすると竿が海面に浮いてきたので、カワハギ用のギャング針を引っ掛けて無事に回収(^_^;) 餌のアジを見ると頭をかじられていたので、間違いなくアオリの仕業だ。その頃、隣の筏でもようやくアオリが1ハイ上がったようだ。
 イカがいることがわかり、俄然やる気が出てくるが、私の竿にはいっこうにアタリが無い。しかし10時30くらいにサビキをやりながらウキを眺めていると、ゆっくりと海中に消えた。サビキの竿を放り投げ、アオリの竿を持って、ゆっくり大きくアワセを入れると、ずっしりとした手応え。一定速度でリールを巻き、海面に浮かせた。しっかりと針掛かりしている証拠でもある「イカ墨攻撃」を確認し、余裕でタモ入れ。まだら模様が綺麗な良型のアオリイカだ。餌はベラだった。
 連続GETを狙おうと、ミャク釣りの竿もベラに変え、棚もいろいろ変えて頑張るがアタリ無し。親父の竿は再び海中に吸い込まれ、尻手ロープを手繰り寄せてアワセを入れるが空振り。
 昼頃からは、いったん収まりかけていた突風が再び吹き荒れてきて、アタリも無いまま午後2時に納竿とした。結局、私たちの筏では、アオリイカはこの1ハイだけ(納竿する午後2時の時点で)。隣の筏でも1ハイしか上がっていないようだ。
 手ノ浦では、ここにきて釣果に日ムラが出始めてきた。餌となるアジにも日ムラが多いため、数釣りはますます難しくなってきたが、掛かれば良型なので出かけてみる価値はあると思う。