2001年07月15日(日) 晴れ あけぼの旅館
うちのガソリンスタンドのお客様から、敦賀の沓や手ノ浦の筏でスズキが釣れているとの情報を入手したので、親父と禁断症状が出ている叔父の3人で手ノ浦のあけぼの旅館へ釣行した。
 情報によると、筏竿を複数使って棚を2〜4ヒロ、それぞれの竿を違う棚にセットし、刺し餌、撒き餌ともにシラサエビを使用するとのこと。しかし、最近は餌取りの活性も高くなってきているとのことで、シラサエビを撒いても効果がないのでは?豆アジならよく釣れてるという情報も入ってきた。期待と不安が入り混じる釣行となった。
 3時20分くらいに自宅を出発し、叔父を拾って一路敦賀へ。途中の餌屋でシラサエビ、石ゴカイ、ボケ、アミエビ、オキアミを購入し、あけぼの旅館に到着したのが5時30分。
 すでに4人グループの先客があり、船頭さんが船着場に行っておられたので、我々も速攻で荷物を船に積み込んだ。あと5分遅かったら船が出てしまってたかも・・・(^^ゞ
 ここは2基の筏があり、船頭さん曰く、五目釣りをするなら手前の筏、チヌ釣りをするなら沖側の筏が良いとのこと。スズキをメインとした五目狙いの我々は手前の筏に乗せていただいた。底は砂地で、水深は約15m。
 筏に乗って海中を覗き込むと、スズメダイや木っ端グレの群れがわんさか・・・(ToT)
筏竿を準備し、保険のために買ったボケを落とし込んだ。あわよくばモーニングサービスのチヌでも来ないかな?と思いながら、様子を見るが・・・大きめのを選んで付けたボケがわずか数秒で跡形もなくなってしまった。何回かトライしたが、結果は全て同じ。想像以上に餌取り君達は元気なようだ。
 こうなったらアジの泳がせ釣りで、ということでサビキをセットして投入。投入時のポチャンという音だけで雑魚どもがわんさと集まってくる・・・もたもたしてると6本針にパーフェクトでスズメダイがかかってしまう始末。それでも大きいオモリにものを言わせて速攻で底まで沈めると、アジがポツリポツリと上がり出した。数pの豆アジも釣れてくるので、これを餌にして、ウキ釣り仕掛で棚4ヒロを泳がせた。
その間にひたすらサビキで餌&お土産用のアジを確保。なかには20p近い良方アジもかかってくる。しかし、アジはほとんど1投1匹なので、効率が悪い。叔父もサビキでアジ釣りを頑張っているが、状況は同じ。一方、親父はキスの投げ釣り仕掛をやっているが、ほとんど掛かってくるのはメゴチ。キスはほとんど掛かってこないうえ、たまに掛かってきても10pくらいの可愛いやつなので当然リリース。
 10時30分くらいまでは、ポツリポツリとアジも上がっていたが、徐々にスズメダイや木っ端グレばかりになってきたので、カワハギを狙うことにした。胴突き3本針で石ゴカイを餌に、底まで一気に沈める。
しかし、今度はベラのオンパレード。ほとんどが小型のキュウセンベラだが、時々ニシキベラの良型が混じる。私はあまり好きではないが、親父が煮付けにすると美味いというのでキープした。
 泳がせ釣りは、棚を変えて底付近を泳がせたりして、時々様子を見るが何の反応も無く、アジが元気なまま上がってくる。
 お昼を過ぎると、耐え難い暑くなってくるし、相変わらず餌取り達の状況は変わらないので、午後1時過ぎに納竿とした。
 大型魚がいないからか、この日は上層から底付近まで、餌取り達はびっしりと居た。エビ撒きでのスズキ狙いには、ちょっと遅すぎたのか?
 結局、私の釣果はアジ、ベラ、チャリコ、スズメダイ、グレ、フグ。カワハギは親父が2枚上げただけだった。あまりの暑さに、お昼くらいには頭痛がしてくるほどだったが、この季節は暑さ対策を完璧にして釣行しましょう。9月になるとアオリイカが回ってくるので、その頃にまた釣行したい釣り場だ。