皆 子 山 (1997.12.29)くもり後雨

1.登り納め

山歩きに登り納めというものがあるか知らないが、「今年最後の山歩き」をしょうということになった。
私はもう古い人間になってしまったのか「今年最後の山歩き」と言われるとあらたまってしまう。 さてさてどの山にするか。
年末の気ぜわしさもあってじっくりと考えることもできずに地図を見て「皆子山」にした。
決めてから少し詭弁だけれど京都府最高峰の皆子山なら登り納めとしてもいいだろうとひとりで納得してしまった。

2.世代横断パーティ

出町柳で待ち合わせて車で出発した。「平」で駐車場所に手間取ったけれど安曇川をはさんで比良と対峙しているこの山域に9時過ぎに入った。
林道には、ところどころ水溜まりができている。30分ほど歩き、昨日の雨も考えて寺谷から登ることにした。
同行者は20代30代そして私40代の世代横断パーティである。
どうやら今回も私が置いていかれそうである。

3.年末の山はおだやか

林道から沢を超えて山道に入る。30分ほどのんびり歩くと大きな樹木に出合う。
トチの木のようだ。見ごたえのある立派な木である。
年末の忙しさは、もう忘れてしまっている。12月と思えないのどかな山歩きになっている。
谷の景色を楽しみながら登りを続けて行くと道はいよいよ急になる。年の差がでてくる急勾配だ。
ここが山登りのクライマックス。がんばって登るほど後で充実感もでてくるものだ。
あえぎながら登り続けると笹薮と雑木の尾根道にたどり着く。

4.ミルクココアはマイルド

頂上には、アシビ谷から登ってこられた年配の二人連れが昼食中であり途中の様子をうかがう。
お話から水量は大丈夫と推察して下りはアシビ谷に決定した後、私たちも昼食にした。
食後にミルクココアを沸かして飲んだ。好評につき定番メニューに入れておくことにする。
あやしくなっていた空から期待にそぐわず雨が降り出してきた。
カッパを着て下山にとりかかる。

5.今年の締めくくりは雨

ツボクリ谷の坂道を下り沢にでる。
すばらしい谷の景色を楽しみながら右に左に沢を渡る。
このころから雨は本降りになってきた。
後はだまって下るのみ。途中30代が足を濡れた岩にすべらしてしまったが、幸い軽い擦り傷で済んだ。手当てと休憩をとって下る。
今年最後の締めくくりは雨にふられてしまった。

ばらしい谷の景色を楽しみながら右に左に沢を渡る。
このころから雨は本降りになってきた。
後はだまって下るのみ。途中30代が足を濡れた岩にすべらしてしまったが、幸い軽い擦り傷で済んだ。手当てと休憩をとって下る。
今年最後の締めくくりは雨にふられてしまった。