蓬 莱 山 (1997.4.12) 晴れ

しばらく続いた「なたねつゆ」が、あがってひさしぶりの良い天気になった。
蓬莱山へ、「やまびこ会」の会長と幹事長とご一緒させていただいて登った。

JR蓬莱駅から10時前に歩きはじめ、しばらくはアスファルト道であるけれど道端には、 すみれが咲くのどかな春の道が続く。
お二人は、ダンディであるとともに、足も強そうだ。この分なら私は、「置いて置」かれそうだ。

あたりの景色が山の雰囲気になるころ、「薬師滝」に到着した。所要1時間30分だろうか。時計を忘れてきたのではっきりとは判らない。
山には「薬師」と呼ぶ名前が多い。たぶん、山に病気の全快を祈り、水を祈願して飲むことからそのように呼ばれるようになったのだろう。流れる水を見ているとそのように思えてくる。

このあたりから、「かたばみ」の白い花が数多く見られる。 もう少し多くの種類の花を期待していたのだけれど、あとは見つからない。今日の目的の花は、「水芭蕉」であるから「まーいいか」。
こぶしの花が、新芽が出そろうまでにあと一歩の林の中に、咲いている。

道は、急坂に変わり沢を登る。数ヶ所崩れているポイントもある。息はあがる。足は前へ進まない。「なんだ坂こんな坂」の蒸気機関車の心境である。 とうとう、お二人に置いて置かれてしまった。

おおよそ9合目ぐらいだろうか、雪渓が残っている。振り返ると琵琶湖が春霞の中に見える。
雪渓を登り切ると小女郎ケ池への尾根に出る。
休憩し、待っていただいていたお二人とともに小女郎ケ池へ急ぐ。水芭蕉は咲いているだろうか。

小女郎ケ池へ到着して、水芭蕉を探す。角に一輪咲いている。とりあえず昼食にしてそのあとで探すことにした。「花よりだんご」の実践である。
水芭蕉」は5〜6輪咲いていた。 小女郎ケ池を後にして蓬莱山へ尾根伝いに登る。 途中、「猩々袴」が咲いていた。

スキー場では、これから迎える春の観光に備え準備の最中であった。ビールを飲んで本日はこれにて終了。

蓬 莱 山 2(1997.5.10) 晴れ

蓬莱駅8時50分に「やまびこ会」総勢41名が勢揃い。
簡単なあいさつの後、出発となった。
私は初参加。こんな大勢の人々と山を歩く初めての機会である。

今日もすこぶる良い天気である。木々の若芽もあざやかな、気持ちの良い5月の山でである。
1ヶ月前には田の畦道に、すみれが咲いていた。今日はもう田に水が入っている。 おたまじゃくしもいるようだ。
アスファルトの林道を沢を流れる水音を聞きながら登る。まむし草がところどころ見られる。
杖にする木の枝を探しながら薬師滝に到着した。

道が少し険しくなるころ、「エンレイソウ」「イワカガミ」「一輪草」「菊咲きいちげ」が見られた。
このころになると足の速い人と遅い人に別れ出す。私はもちろん「遅い組」である。 先月には雪があった少し崩壊した所には、「イワカガミ」の群落があった。一休みしながら琵琶湖を背景にこのすばらしい景色と花を眺める。あと少しで小女郎峠である。

小女郎池では「水芭蕉」は終わっていた。
三々五々の昼食をとって、蓬莱、打見へ向かう。景色を眺めての尾根歩き。イワカガミがたくさん見られる。
琵琶湖や山々が墨絵のように見える。
小女郎峠で「記念撮影」。打見山のロープウエイ乗り場でビールを飲む。本日もこれにて終了。

参加された方々
・ハイキングの言葉に惑わされ方
・事前に六甲トレーニングをされた方
・体調が思うように行かなかった方
・登る辛さをすぐに忘れる便利な方
・自分の裏山に登られた方
・世話役でご苦労頂いた方
・北アルプス縦走のベテランの方
・いつも2ショットの方
・2ショットをしくじられた方
・マイペースで十分楽しまれた方
・ビールの味が忘れられない方


ネかった方
・登る辛さをすぐに忘れる便利な方
・自分の裏山に登られた方
・世話役でご苦労頂いた方
・北アルプス縦走のベテランの方
・いつも2ショットの方
・2ショットをしくじられた方
・マイペースで十分楽しまれた方
・ビールの味が忘れられない方