藤原岳(1998.3.21)くもり

待ちきれなくなって春一番の花に会いに「藤原岳」に出かけました。
春の訪れは、節分草、福寿草です。藤原岳は花の百名山に紹介されて福寿草を大勢の人が訪れます。
そんなことも手伝ってか、藤原岳の福寿草は、一味違う様にも見えるので不思議です。

休日は、農協の駐車場が登山者のために提供されています。心配りがありがたく農協の自販機でお茶を購入して、せめてもの感謝の意を現します。神社のお賽銭のようなものです。
裏登山道の入り口がちょうど9時の出発です。

つづら折りの坂道を過ぎて七合目に節分草の群落があります。それを楽しみのひとつにして来ました。
ところが今年は、既に咲き終わっていました。さらに群落の場所にロープが張りめぐらしてあるではありませんか。
地元の登山者に聞くところによれば、新聞に報道されたため大勢の人が訪れたことによるそうです。

残念を七合目に置いて、谷を登ります。例年この時期は、雪渓であるはずですが、もう雪はありません。今年はやはり暖冬であったのです。それでも福寿草は咲いていました。 ついに頂上まで雪は残っていません。

今日は天気が良く海を見ることができます。一輪の福寿草を眺めながら昼食です。
予定ではぶらりのんびりとここまで来て、そのまま引き返す予定でしたが、天気の良いのを理由に白瀬峠、坂本谷経由で下りることにしました。

天狗岩で御池岳を眺めるころには、2時を過ぎていました。
「こりゃあ、ここからはぶらりのんびりでは、あかん。」
せっせせっせと歩きます。白瀬峠では、のんびりと狭い峠で鍋を囲む連中に出合いました。鍋の一員に加わりたい心境ですが、こちらは先をいそぎます。

坂本谷のごろごろ岩を下りるころには、筋肉が板切れになっています。「やっばり、ぶらりのんびりが一番。」
谷には福寿草が一面に咲いています。裏登山道よりこちらの方が、すばらしい福寿草が見ることができます。

やっとの思いで坂本の集落に着きました。すみれが咲いているのを横目に山歩きを終えました。


ネっています。「やっばり、ぶらりのんびりが一番。」
谷には福寿草が一面に咲いています。裏登山道よりこちらの方が、すばらしい福寿草が見ることができます。

やっとの思いで坂本の集落に着きました。すみれが咲いているのを横目に山歩きを終えました。