天 ケ 岳 (1998.1.10)くもり


1.心明るく

今年最初の山歩きは、天ケ岳になった。
メンバーの方々と「出町柳」10時に待ち合わせて、挨拶を交わすが、やはり新年の挨拶は、普段のあいさつとは異なり「心明るく」するものがある。
「今年の山歩きも心新たにして精いっぱい楽しみたい。」「自然の中にまた新しい発見をさせてもらいたい。」このような願いと期待が「心明るく」させるのだろう。

2.大原寂光院

寂光院前を通りすぎたあたりから始まる林道を天ケ岳、桃井峠へ向かって進む。
もうこのあたりからきっと雪が見られるだろうと楽しみにしていたのだが、少しも見ることができない。
林道を離れる分岐でスパッツを着ける。雪と言うよりは、ドロよけの準備だ。

3.申し訳のちらほら雪

.それでも、おだやかな登りが続く尾根道あたりから日陰にチラホラと雪が見え出した。
あ。雪がある。と口々に声が出る。
雪が見えて喜ぶのだから皆さんの心は、とても若々しい。

4.頂上では、ウーロン茶ののん兵衛おじさん

頂上付近の北側では、足を滑らす雪があり皆さん一応満足なご様子。
人の迷惑もかえりみず昼食中の男性にご無理をお願いして記念撮影。おまけに撮影に注文を付けるありさま。皆さんもう少しマナーを勉強しましょう。
更には、ウーロン茶と称してウイスキーの雪割りで酒盛り。

5.鞍馬の山々

少ない眺望のポイントで鞍馬の山々をたのしみ、暗い植林の杉林を下りる。
ウーロン茶のせいでテンポが、遅れるがみんなはハイ。 私は、濡れた岩に足を取られる。痛い腰をさすりながら丸木橋を渡って林道に出た。 鞍馬温泉にはあと少しのところである。

6.財布騒動

鞍馬温泉では露天風呂が登山客にも利用できる。少し高い値段だけれど致し方ない。 風呂は500円までだろうと思うのだが・・・・。
で、騒ぎが起こった。メンバーの一人が財布がないと言い出したのだ。
本人は元気をなくすし、捜そうにももう一度山歩きはできる話ではない。
あきらめてもらうしか仕方が無い。
顛末は、入り口で財布を落としたようで、それをどなたかが拾っておいてくれた。
本人は元気が出るし露天風呂は心地がよいしまずはめでたしである。

7.骨酒で今年の山歩きの夢を語る

露天風呂で汗を流したあとは、のどを潤したくなるのが人情だ。メニューに骨酒がある。
それを廻し飲みをしながら今年の山の初夢を語り合う。 北アルプスの高峰が並ぶのを肴に今年の初歩きは終わった。

7.骨酒で今年の山歩きの夢を語る

露天風呂で汗を流したあとは、のどを潤したくなるのが人情だ。メニューに骨酒がある。
それを廻し飲みをしながら今年の山の初夢を語り合う。 北アルプスの高峰が並ぶのを肴に今年の初歩きは終わった。