読書
僕は本を読むのが好きです。そりゃあもう、趣味に読書と書いて憚らないくらいは読んでるつもりです。そのおかげかな?昔から漢字や、現代文のテストにはめっぽう強かったです。現代文の勉強なんかしたことがありません。漢字だってたぶん検定二級くらいは受かる自信があります。
ま、それはさておいて、僕が読書を始めたのはたぶん中学生あたりからでした。まともにお小遣いをもらえるようになった頃ですね。最初はスニーカー文庫やコバルト文庫みたいな小説を読んでいたと思います。
ガンダムとか、ロードス島戦記とかとても面白くて夢中で読んでた。でも高校生くらいになるとそれが絵本とあまり変わらないものになってしまいました。つまり考えなくても読める。ワクワクするけれど、得るものはさほどない。そんな小説に飽きてしまって次に手に取ったのが新書版のファンタジー小説でした。
これは結構続きました。デルフィニア戦記とか、マインドチェイサー、大御所だと銀河英雄伝とか、このあたりになると言い回しがうまかったり、人物の内面にまで触れていたり、かなり面白く読めました。今では漫画レベルと思える内容でしたが、このあたり相当多くのものを吸収したと思います。たぶん僕の人生観はこの辺の小説の登場人物の考え方にかなり影響されていると思います。
いきなり脈絡無く「パーフェクトガンダム」入れてみたり・・・。だってみせる機会ないんだもん。実は初代ガンダムは2機あるって知ってました?アムロが乗っていたのは開発ナンバー「RX−78−2」なんですよ。じゃあ「1」は?1はシャアによって破壊されました。
新しいMSが開発されたと知ったシャアは部下の3人を連れて連邦軍の研究コロニーへ情報収集のために潜入します。
ザクで・・・。
おい!潜入するのにMSで忍び込むんじゃない!! つづく
銀河英雄伝なんかものすごくのめり込んでました。人物が死んだことで一日ブルーになったりしてました。しかしそれもステップアップする時期が来ました。
次に夢中になったのは推理小説です。と言ってもこちらは数人の作品しか読んでません。その中でもお勧めは「森 博嗣」です。彼の作品は非常に面白いです。知的で、論理的で。とにかく理不尽な結末がない。それが良いです。ストーリーも面白くてキャラクターも魅力的です。
今度はRX−75、ガンタンクです。
さて、まんまとザクで潜入した(連邦軍警備甘過ぎ)シャアは演習場でガンダムが模擬戦闘をしているのを発見します。部下には「今回は偵察のみだ。戦闘は避けろ」と言い含めていました。(だったらMSなんかで来るなよ)
しかし悲しいかな、やはりザクはデカすぎたようで、演習中のガンダムに見つかってしまいます。
森博嗣の作品は始めに読んだとき、これだ!と言うものがありました。今でも新刊が出ると読んでます。
ところで今は「紺碧の艦隊」「旭日の艦隊」シリーズを読んでます。これは第二次世界大戦のやり直しシュミレーションとでも言うのでしょうか?とにかくこの本はすごいです。
まず読まなくても解るすごさはその冊数です。紺碧は20巻、旭日は16巻まであります。お互い別々の出版社から発刊されているものの、ストーリーは一つで、交互に読み進めていきます。だから通巻36冊ということになるでしょうか?しかも第三次世界大戦に突入し、両方とも続編が出ています。全部読むのに60冊以上はあるでしょう。ちなみに僕は今「新・旭日の艦隊5巻」を読んでいます。通算45冊目です。実は今年の春から読んでます。もう半年以上のお付き合いだったりします。
ガンキャノンRX−77です。
ザクを見つけたテストパイロットは当然侵入者排除のために戦闘を仕掛けます。そして堪えきれなくなったシャアの部下も戦闘を始めてしまいます。仕方なくシャアも戦闘に。
いくらガンダムでもテストパイロットではシャアに敵うはずもなく、シャアはガンダムを破壊して脱出したのでした。その時ちょうど搬送中だった・・・ つづく。
そして読んで解るすごさはその内容の厚みです。この物語はただドンパチやるだけではありません。政治や、経済、教育、宗教など、およそ世界を構築するために実際必要となるであろう要素がすべて詰まっています。この物語は歴史のやり直しであって、史実に基づいていないのです。だから作者自身が世界を構築しています。
そのためにこの作者はものすごい勉強をしています。おそらく僕なんかその内容の半分も理解できていません。しかも実際の第二次世界大戦当時の話にも触れ、当時の世界の状況、ヒトラーの心理、ナチズムとは、なぜユダヤは迫害されたか、など様々な問題にも作者なりの答えを書いています。そしてこれに関してもただの作者の思いこみで書いているのではなく、何十冊という本や資料を読んだ結果で書いているのです。
まあ、僕の読書歴はこのあたりにして、やっと本題に入ります。こっちの方が短かったりして。
デンドロビウムGP−03
搬送中だったガンダム2号機にアムロが乗り込んだのでした。本当の2号機のパイロットは行方不明(爆)です。
ここまで来て、あれ?何か変だぞ?って気づいた方、あなたはすばらしい観察眼をお持ちです。じっちゃんの名にかけて謎を解きましょう。 つづく
昔、私は自分の読んだ本の感想を他の人と共有したくて、ちょくちょくその本のファンサイトを覗いたりしていました。この言い回しがよかったね、とか、あのときの登場人物の気持ちはどうだったんだろう?とか、他の人と話し合いが出来ればいいな、って思ってました。
だけど、ファンサイトを見るたびに僕は幻滅し、次第に行かなくなり、今ではもう本を読んでもファンサイトを訪れることはなくなりました。なぜならファンサイトの話題はいつも僕が望む話題ではなく、新刊を誰よりも早く読んだとか、その作者が書いた同人的な作品を読んだとか、そう言った自慢話みたいな話題に始終していたからです。
これはどこに行っても変わらず、僕から見れば「こいつら本にこういう価値観しか見出せんのか?」と思いました。今でもそう思います。なんてくだらない・・・。読書の価値がないじゃないか。本を読んで何も得られないなんて自分も不幸だし、そんな価値観しかない読者に読まれる作者も不幸だと僕は思います。
デンドロビウムからMSだけ分離した。
さて、問題はRX−75,77,78ということです。RX−76がない!さて、RX−76はなんでしょう?ガンタンクとガンキャノンの中間機は一体?それとも永久欠番?考えてみてください。
心ある物書きなら読者の反応が欲しいはずです。それもどうでもいい面白かったです。とか、このキャラが好きです。なんて感想はうれしいけどそれだけ。まして誤字の指摘など愚の骨頂です。漫画ならそれで良いけど物書きなら「なるほど、こういう読み方もあるか」とか「ここまで気がついてくれてるいるのか」などといったような自分を刺激してくれる反応が欲しいはずです。
うん、今回はこれだけ。僕の鬱憤晴らしです。誰か本の読書会をやっているようなサイトを知りませんか?
ちなみに、RX−76はボール試作機です。そもそもガンタンクは当時の連邦軍の技術では二足歩行のMSが作れなかったために出来た苦し紛れのMSだったわけで、その後ガンキャノンに至るまでに安価なMSを作る必要があったのでしょう。ちなみにガンキャノンに至っても接近戦を出来るほど機動力が無く、結局装甲を厚くして中距離支援型にしたのでした。そしてガンダムをもって初めて近距離戦闘に耐えうる機動力を手に入れたのです。そしてガンダムを量産型にしたのがジムです。これくらい常識ですよね?