愛国心
愛国心という言葉を知っていますか?最近、政府が愛国心を教育制度に導入しようとしていると耳にします。しかし一部からは反対の声も聞かれます。
やはり愛国心と聞くと昔の「お国のために!」と命を投げ出した戦争時代を連想させるのでしょうか?
しかし僕の考えではこの国のために死ぬというのは愛国心ではなくて忠国心です。つまり国に忠実な心です。愛国心とは国を愛する心なのです。
僕の考えでは、愛国心とは国民一人一人がこの国をよくしていこう、と考えることなんだと思います。
みんなが個人で国に関わることを勉強し、日常的に、例えば友達や家族との会話の中でそういった話題が話し合えれば、初めは小さな声でもやがては社会にその声が届くようになります。
日本国民として、政治のことも知らない、そのことを話題にすることすらもしない、それではあなたはナニ人ですか?ということになります。
だけど僕はこうも思うのです。たぶん愛国心というのは単に政治のことだけじゃなくて、自然を大事にしようと行動したり、近所づきあいを密にして地域社会や子供の育成を助けたり、老人を大切にしたり、小さいことなら道に落ちているゴミを拾うことだけでもそれは愛国心だと呼んでも良いと思うのです。
つまりはこの国をよくしていこうという一人一人の心そのものが愛国心なのです。
ただ、テロリストなどは僕は認めたくありません。確かに彼らもこの国をよくしたいと願っているのでしょう。だけど自分の考えを暴力で押しつけるのは絶対によくない。デモ行進も良いでしょう、座り込みもたまには良いかもしれません。だけど罪もない人を殺して大義名分など成り立つはずがないのです。
せっかく「国を愛する心」という優しい言葉を使っているのです。その意味も優しいものにしたいじゃありませんか。
国が愛国心という言葉をどういう定義で使っているのか僕は知りません。だけど忠国心という意味ならば僕は断固反対します。なぜならそれは政治家に忠実であることを意味するからです。
おまけ
最近、話題になっているイラクへの自衛隊派遣ですが僕は国会の論点は激しくずれていると思います。自衛隊員が安全かどうかなど問題ではありません。
なぜなら自衛隊は徴兵制ではないからです。統帥権は首相にあるのですから首相が行けと言えばごちゃごちゃ言わずに行けばいいのです。嫌なら自衛隊なんか辞めろ!
自衛隊を派遣するかどうかの本当の論点は、自衛隊を派遣した結果、日本がどういう状況になるのか?アルカイダは自衛隊を派遣してきたら東京を攻撃すると言っています。そのリスクを背負ってまで日本が自衛隊を派遣するメリットはあるのかどうか、アメリカとの関係はそれによってどうなるのか?本当に話し合わなければならないことはいくらでもあるのです。
それでは国王の独白でした。
