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こんにちわ。テノールです。今日は陛下が船に乗せてくれるというのでついてきました。それにしてもすごい船だな。さすが陛下だなあ。でも見ての通り天気は大荒れです。 |
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テノール、そろそろ宰相が潜水艦で海上に姿を現すのじゃよ。出てきたらそこにある赤いボタンを押すんじゃ。(フフフ…) |
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え?このボタンは何ですか? |
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うむ。そのボタンは歓迎ボタンじゃよ。仄暗い水の底から這い上がってくる宰相を歓迎するんじゃよ。 |
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仄暗いって…、お化けじゃないんですから。ところで何で宰相様は潜水艦なんですか? |
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うん、いい質問じゃな(様は余計じゃ)。宰相は海の底が好きでな(嘘じゃ)。ほら、上がってきたぞ。 |
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こちら宰相、こちら宰相、聞こえますか?いやあ、陛下、海の底は気持ちがいいですなあ。貴重な体験をさせていただきました。 |
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ほう、宰相の奴、本当に海の底が好きだったのか。それは都合がいい。それ、テノール!ボタンを押すのじゃ。 |
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ようこそ、宰相様!感度良好です。本艦は宰相様を歓迎します。歓迎の印としてこれをどうぞ。(歓迎ボタン)ポチ。 |
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・・・。 |
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よくやった、テノール少尉、いや今から君は大尉だよ。君の功績は長く歴史に残ることになるじゃろう(宰相は歴史から消えたがの)。 |
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・・・。(ショックで固まっている) |
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うむ、感動しているらしいな(たぶん違う)。 |
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う、うう…。せっかく海まで来たのに…。陛下のこと尊敬してたのに…。 |
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ふむ、これで君も人間的に大きくなれたな。戦争とはこういうものじゃよ。 |
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さ、宰相様をボクが、ボクが〜! |
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うらぁあ!ばきぃ! |
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うあっ!痛いよう。あう!お姉ちゃん! |
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テナー!エテ公一匹殺ったくらいでおたおたするんじゃないよ! |
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でも、でも、ボクが宰相様を…。 |
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しっかりおし。おまえは北虎神拳の伝承者になるんだからね。 |
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え?ボクが?お姉ちゃんは? |
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伝承者は長男に決まってるだろ? |
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でもボクが伝承者になったらお姉ちゃんは…。 |
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あたしなら大丈夫。いざとなったらあのハゲ親父殺すから。 |
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そうなんだ。良かった。あれ? |
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あたしには伝承者なんて似合わないのさ。私には世紀末覇者という肩書きが待ってるんだからね。テノール、もし姉ちゃんが道を誤ったらおまえの拳で姉ちゃんを正してね。それが姉ちゃんを殺すことになっても…。 |
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お姉ちゃん! |
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う〜む、すばらしきかな。姉弟。美しい姉は弟を慈しむあまりその未発達なピーに手を伸ばすのであった。あ、お姉ちゃん、そんなとこ汚いよ。いいえ、あなたに汚いところなんかないわ。お姉ちゃんがあなたを大人にしてあげる。ああ!おねえちゃ〜ん! |
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うぉ!貴様生きておったのか!しかも信じられんこと口走りおって。それならわしも負けん!お姉ちゃん、ボクなんだか変だよ。あそこがジンジンしておしっこ出そう。いいのよ!お姉ちゃんの中で!ああ〜〜! |
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北虎柔波斬!! |
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ウホ!南斗五里星山のりょう、参る! |
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なぜ、わしだけ…? |
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奥義!!南斗十字拳!! |
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北虎無想転生!! |
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お待ちなさい!ドッパ〜ン!! |
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うほぅ!何かが海から飛び込んできたあ! |
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ふん!邪魔が入ったね。 |
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私は古代の騎士アンモ!今日から陛下のロイヤルナイツを任せられることになった。いきなり団長とは恐縮だが、以後よろしくお見知りおきを。 |
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陛下、騙しすぎは人間関係に悪い影響を及ぼします。 |
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騙しではないぞ。実はロイヤルナイツは以前からあったのだよ。おめでとうアンモ、君が団員第一号だ。 |
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な!私一人ですか? |
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ショックでしょう。ひどい犬だ。 |
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な、なんと光栄なことか! |
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こいつまじか…。(世の中は広い、しかしこいつ、わしとソプラノの間に割って入った。かなりできる。逆らわないでおこうっと。←現実主義) |
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この人だ…。 |