第七回 王立病院

 リリーナなんて大っ嫌いなんじゃよ〜!!

 はあ?このおっさんまた訳わからんことを…。おーい、キ○ガイですよ〜。キチ○イがここにいます〜。誰か救急車〜、救急車呼んでくださ〜い。

 待て!わしは正常じゃ!話を…。

 酔っている者ほど自分は酔っていないと言う。精神の病もまた然り…。

 アンモ!余計なことを言うのはやめるのじゃ。

 団長!!119番、済み!です。

 なんともう、過去形ですか?わしの話は駄目ですか?

ぴーぽー、ぴーぽー。

 国立病院へようこそ。ボク、お名前は?

 看護婦さ〜ん。是非名前を名乗ってください。ついでに住所と電話番号をメモしとけばあとで当選発表ですよ?

 あ、あの…。私ははるかです。ボクいくつ?

 27です。仕事は何時で終わりですか?(はるかとはいい名前なのじゃよ〜)

え、えっと…。あ、4階に入院される方ですね。どうしよう。あ、ひげさん、ちょっと!

ん?なんですか?

ひげさん!?はるかさん、その愛称はこの男の特徴を如実に表しているとは思えのんじゃよ。言うなれば鼻メガネ君じゃな。鼻メガネ君、君は向こうへ行っても良い。

 ひげさん、この人を4階に連れて行って。二度と外に出さないようにしてね。

 わしの話は駄目ですか?

 じゃあ、行きましょう。(エレベーターに乗った)

 ところで鼻メガネ君、君の名前は?(エレベーターに乗った)

 日付の日に下と書いてひげと言います。よろしく。(エレベータを降りた。)

 う〜む。世界は広いのじゃ。(同じくエレベータを降りた。)

 お!新しい患者かね?

 違うのじゃ。視察なのじゃ。すぐ帰…

 はい、そうです。

 ここにも余計なことを言う奴がいたのか!ところでこの後ろがダークな奴は誰じゃ?

 私はこの病院の院長ドクターケムコ!院内では国王より偉いという人間である。貴様は?

 国王より偉いのか!?う〜む、病院での医療従事者絶対主義がここまで浸透しておったとは。わしはぶんぶん一世じゃ。

 馬鹿者!それはこの国の国王の名前である。良い!貴様は今日から陛下と呼ぶことにする。

 いや、今日からも何もずっと陛下なのじゃが…。

 私は今オペ中である!ひげ君患者を部屋に入れなさい。話は明日聞くのである。

 なんという医者じゃ。あやつはクビにするべしじゃな。この病院の理事長は国王であるわしなのじゃよ。

 さて、行きましょうか。それにしても陛下、陛下はなぜここに送られてきたのですか?

 おお、そんな風に話を聞いてくれるのは鼻メガネ君だけじゃよ。

 いえ、これが看護士の勤めですから。

 君は…、君は見た目はアレじゃが、なかなかいい看護士じゃな。城に帰ったら君が院長になれるよう命令しておこう。

 いえ、僕は経営者には向いていません。それより陛下がここに来た理由は何ですか?

 なんと謙虚な…。実はわしはガンダムWを久しぶりに見てしまったのじゃ。そこでリリーナが出てきて当時の感情を表現してみたらこのようになりました。

 …。よく解りません。

 つまりアレじゃよ。つり目でもタカビーは駄目じゃってことじゃよ。

 はあ。???。長いつきあいになりそうですね。

 なんでじゃ?