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ここはどこだ?長い間眠っていたような。 |
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おお、気が付いたか。おまえはウサギに殴られて気絶していたので病院に運ばれてきたのじゃよ。 |
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うむ、私の迅速な緊急オペがなければ危ないところであったな。 |
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うほ!私、オペしたのですか? |
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うむ、もう胃を全摘したのだ。 |
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なぜ胃を? |
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良い質問だ。私は今時の医者なので無知な愚民どもにも理解できるように懇切丁寧に説明してやろう。インフォームド・コンセントというやつだな。 |
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お〜!目が覚めたのですね。いらっしゃいまぁ〜せ! |
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ちょっと、病院でいらっしゃいませはないでしょう? |
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Oh〜,ニホンゴむずかしいでぇす。 |
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はるかさん、久しぶりですな。この外人は誰ですか? |
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ああ、お久しぶりです、陛下。この娘はアメリカから来たサリバンちゃんです。 |
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No!あるかさん!サリバンちゃいます。サリヴァ〜ンです。 |
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あ、あの、私はるかなんだけど・・・。 |
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細かいこと気にしてはなぁ〜りませぇ〜ん!サリヴァ〜ン!はい! |
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さ、サリヴァ〜ン・・・。 |
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声が小さいです!ニホンジンいっつもそうです! |
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な、なんなんじゃろ?このイカレた外人は・・・。 |
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何というか、変わったところですね。 |
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そこ!なにブツブツ言うですか!いっしょに!サリヴァ〜ン! |
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さりば〜ん・・・。 |
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なんですか?このア〜ホは?”B”と”V”の区別も付かないですか? |
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まま〜。 |
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けんちゃ〜ん!よくきたで〜す。 |
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あ、サリヴァンお姉さん。 |
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ぐ、こいつガキのくせにちゃんと言えとるのか。 |
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あ、ケンイチ! |
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けんいち? |
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ママ! |
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ガ〜ン! |
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ママの仕事場には来ちゃ駄目って言ったでしょ? |
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だって、ここおもしろいんだもん。 |
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けんちゃんはグッド・ボーイですねぇ。英語ぺらぺらでぇ〜す。 |
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うぉっほん。英語ならちょっとうるさいですよ。私は。 |
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おお!さすがNOVOに通ってるだけあるのじゃ。 |
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ほっほ。楽勝〜。 |
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ほう、このサルが人間様の言葉を喋るのですかぁ? |
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誰が猿やねん!ワシの英語聞かせたるわ! |
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サリヴァンちゃん。この人達はこの国の国王陛下と宰相なのよ。あまり失礼なことは・・・。 |
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コクオウヘイカ?なんですかそれ? |
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ふふ、つまりKINGです。 |
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Oh!He is KING! Do you Monkey? |
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イェ〜ス。アイアム、モンキー。 |
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おお、なんだか話が付いておるようじゃ。すばらしいの。 |
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まま、このおもしろいおじちゃん達は? |
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あ、だめよ。 |
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ほほ、よいのじゃよ。けんちゃん、いつでも城に遊びに来なさい。 |
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本当?ありがとう。 |
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ほほ、これではるかさんのわしに対するポイントも急激に上がっているはずじゃよ。 |
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だめ!こっちにいらっしゃい! |
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え〜、どうして〜? |
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馬鹿が感染るでしょ。 |
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!? |
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あ、そっかー。 |
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心配ないで〜す。サリヴァンが行ってあげま〜す。 |
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おまえは来んでいい・・・。 |
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あれ?皆さんおそろいですね。 |
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鼻メガネ君ではないか。 |
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外でセレニチィとかいう人が待ってましたよ。 |
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あ、あのウサギまだついて来ておったのか・・・。 |
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逃がさないわ。 |