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今日は大手コンピューター会社「バベルの塔」の株主総会なのじゃ。実はワシも株主なのじゃよ。それにしても久しぶりの登場じゃな。今回はあの馬鹿宰相は出番なしなのじゃよ。きょほほほほほ! |
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残念でしたな。実は私はこの会社の実に4割の株を押さえている大株主だったのです。 |
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ぬぉぉ!馬鹿な!このワシでさえ2割と言うのに! |
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え?2割?じゃあ、私と犬で6割も押さえているんですか?たいした会社じゃないな。 |
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おい、ゴリ!今さらっとわしに失礼なことを言わんかったか?ワシのことを犬とか・・・。 |
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さて、何のことでしょう?あ、社長が出てきましたよ。 |
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ええ、株主の皆様こんにちわ。社長のコモル二世です。あれ?二人だけ? |
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そういえば私たち以外誰もいませんね。こんなんでよく世界的大企業などと言えたものです。まるっきり中小企業のそれも「小」の方じゃないですか。 |
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ちなみにこのトカゲは何割の株を所有しておるのじゃ? |
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トカゲじゃありません。イグアナです。僕は1割の株を持っています。 |
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あとの3割は? |
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か〜いちょう、ロプロスぅ、空をぉ飛べぇ! |
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ポセーイドンは海をゆけぇ |
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ロデムゥ変身!地ぃを駆っけろぉ |
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じゅ、重役三人集! |
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飛べるかぁっ!ダチョウやっちゅうねん!会長のロプロスや。 |
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副社長のポセイドンや。カバやねんけどさすがに海は行かれへんでぇ。逝ってまうわ。 |
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専務取締役のロデムです。がんばって走っているんですが・・・。 |
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実はこの三人が1割ずつ株を持っているんです。 |
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なんとも色の濃い重役たちよの。じゃがこれで全員がそろったわけじゃ。では報告でも聞こうかの。 |
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ええ、では今期決算の報告を。(夏ですが・・・。) |
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クケェェェェ〜! |
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ひぃっ!! |
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待った、待ったぁ!わしらは社長の退任を要求するでぇ! |
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ぬぉ!これはいきなりな展開! |
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僕も。 |
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くそぉ〜、ついに正体を現したな、ロプロス!!ポセイドン!君はどうなんだ! |
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悪いなあ、社長はん。わしもあんたはそろそろ終わりやと思っとったんや。(まだ登場して2回目やけどな) |
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理由を言いたまえ!意味もなく解任なんてできないぞ! |
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社長、もう爆は流行らへんでぇ。これからは炉の時代やで、なあ専務? |
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うん。 |
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ポセイドン!君は熟志向じゃなかったか? |
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ママは小学4年生やねん。 |
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はあ? |
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ワシは熟が好きなんやのうて、ママが好きやねん。小学4年生でもママやったらええねん。 |
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ま、そういうことや。過半数の賛成を得たから君は退任や。明日からはロデムを社長にしよと思う。 |
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やった〜。 |
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私たちは無視なんですかね?陛下と私で過半数以上の株を押さえているのに。 |
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ふ〜む。ここは反対した方が会議がこじれて楽しいんじゃろうか? |
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またまた。でも私もどっちかと言うと炉より爆ですな。最近は炉爆というジャンルもあるらしいですが。 |
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わしは炉を応援するものじゃが、それではあまりにもおもしろくない。はい!はい!わしらは反対じゃよぉ! |
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部外者は黙っててもらおか! |
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会長!この方たちは大株主様ですよ。これで反対が私を含めて3人になったわけです。 |
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こ、こしゃくなぁ!! |
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きょほほ、荒れておるの。ところで宰相。株的には7対3になっておるのではないかの? |
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そうですね。普通ならそうですが。 |
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じゃがおもしろいので黙っておく。 |
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おもしろいので黙っておく。 |
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きょほほほ。 |
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待て!そのトラブル、私が解決して見せよう! |
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なんじゃ?あの不思議な生物は? |
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私はヨミ!世界征服をたくらむ者だ!このトラブル!私に任せてもらおう。 |
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世界征服をたくらむ人が何をしようって言うんでしょうね。 |
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何や!君は株を持っているのか? |
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持ってない!(ババ〜ン) |
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お帰り願え。株主以外は立ち入り禁止だ。 |
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待て!君たちはこのトラブルを円満に解決したくないのか? |
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ややこしいのはいらんねん。帰ったってんか。 |
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ぐ・・・。世界征服をたくらんでこの方、こんな屈辱を受けたのは初めてだ。とにかく提案したいと思います。「社長」ゲ〜ム!! |
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古代より関西では役職でもめたときに必ずやるというあれか・・・。 |
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国王、知っているんですか? |
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うむ、一歩間違えれば会長も明日からお茶汲みという恐ろしい儀式じゃ。 |
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やりましょう!会長を追い落とすチャンスです。 |
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なっ、社長!おまえ正気かい! |
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決まりましたな。私はお茶汲みからでいいです。いいですか、手拍子に合わせてリズムよく、社長!会長!と、まず自分の役職を言ってから相手に送るのです。 |
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禁止事項は元の相手に戻す、隣の人に送るくらいじゃな。間違うとお茶汲みになります。 |
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今回は人数が少ないんで隣に回すのはOKにしましょう。それでは始めます!スタートは私から!お茶汲み!会長! |
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え!ちょっと待て! |
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ブー!はい会長さんお茶汲み。私は平1に昇格っと。 |
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うぉお!すげー!会長だ! |
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お茶汲み!会長! |
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会長!副社長!引っかからんぞ! |
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え?僕が副社長?副社長!お茶汲み! |
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お茶汲み!会長! |
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会長!社長! |
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社長、お茶汲み |
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お茶汲み!会長! |
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その後、1時間も同じ繰り返しが続いた。 |
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わしらにはまったく回ってこんの。 |
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いいんじゃないですか。もともとどうでも良かったし。 |
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(くそ、あいつらねらい打ちしやがって。だが裏を返せばお茶汲みの次は必ず会長という図式。単純な奴らだ。) |
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お茶汲み!副社長! |
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会長!副社長! |
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あ・・・。 |
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? |
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やったー!1時間も同じことを繰り返していたら突然変えられても対応できんわな。 |
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? |
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まだ気づいとらんわ。だが、おまえは明日からお茶汲みだぁ! |
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じゃあ、時間も迫っているのでこのあたりで終わりましょう。会長はポセイドン氏、社長はロデム氏ということで。 |
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・・・。 |
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思ったより退屈な展開じゃったの。 |
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そうですね。 |
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お茶汲み?僕が?わははは。サイコキネシスだ!テレパシーだ! |
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おお!ショックでついに超能力まで開花したようですな。 |
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まあ、そんなことはどうでもいいのじゃよ。今日はももう帰るぞよ。 |
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あ〜あ。次回からどうなるんでしょうね。 |