ドラえもん・・・。

 今日、ドラえもんの「のび太の日本誕生」を見て新しい知識を得た。

 ドラえもんの時代にはタイムマシンがあって、時間を遡ることが可能だ。ドラえもんが気軽に使っているところから、おそらく一般の人間でも気軽にタイムトラベル出来ると思われる。

 ところが、そうなると歴史を変えてやろうという不届き者が現れるのでそれを抑止するためタイムポリスなる警察機構が組織されているようなのだ。

 今回の「のび太の日本誕生」はギガゾンビという男が原始時代へ行き、そこで原始時代を支配しようとするという物語だ。結局はドラえもんたちの活躍で彼の目論見は失敗し、タイムポリスに逮捕されるのだが・・・。

 ここで一つの疑問が残る。ギガゾンビは歴史を変えようとして逮捕された。ならば・・・。いや、このことを考えるのはドラえもんという作品の根底を揺るがしてしまうので考えてはいけないのかもしれない。

 だが敢えて言おう。なぜドラえもんは逮捕されない!?いや、主犯はセワシ君か?彼は確か、未来の悲惨な野比家の状況を変えるために、その原因となるのび太の人生を変えるためにドラえもんを送ったはずだ。

 見事に法律に引っかかっているではないか!先祖の人生を変えて幸せな未来にしたいと思う、自分が。そんなことを許したら大変なことになるのではないだろうか?

 いや、出来るならボクだって変えたいです。みんな変えたいでしょ?ご先祖様にがんばってもらって大企業の御曹司に生まれていたら、なんて思いません?

 でもそんなこと許してたら未来は大変なことになる。成功する人の側にはたくさんの失敗した人たちが転がっているわけで、そういう人たちなしには成功者などあり得ないともいえます。

 だから先祖の人生に手を加えるなどと言うことはあってはいけないはず。今日はセワシ君が実は犯罪者だったことが分かった。

 だから何?とは言わないで。

 以上、国王の独白でした。