ガンダムの作り方

 ガンダムフリーダムを作ってみました。大きさが分かるように横にたばこを置いてみました。結構小さいでしょ。でもここにこだわるからこそプラモデルは面白いのです。
 ガンダムフリーダムというのはガンダムSEEDに出てくるガンダムらしいのですがボクは見てないので全く知りません。でも世代を重ねるごとにガンダムは複雑かつかっこよくなっていきます。

 今回はガンダムの作り方、と言うことで始めに用意する物から言っていきましょう。まず、作るプラモデルとそれに必要なカラーは当然として、他に何が必要なのでしょう?

 1:つまようじ
 意外かも知れませんがこれが結構役に立ちます。まずカラーを攪拌するのに使います。カラーはもちろん油性のを使ってるので使うときはシンナーと色の成分が分離しています。だから使うときは混ぜないといけないのです。だけどビンを振るのはちょっと待った。それをやるとふたにカラーがべっとり付いてしまいます。

 カラーを使っているときは蓋は裏返しに置いてますよね。その時に着いたカラーが流れて蓋のねじになっている溝に流れるのです。これが厄介。あとあとそれが固まってしまって蓋が開かない、なんてことにもなりかねません。それにつまようじで混ぜた方がよく混ざりますよ。

 次に紹介しますが発泡スチロールにもつまようじは刺さります。カラーを混ぜるつまようじは色ごとに変える必要があるので使っていないつまようじは発泡スチロールに立てておけば他を汚すこともありません。
  
 しかも、プラモデルの差し込む穴につまようじを突っ込んで使えば色を塗るとき便利ですし、そのまま発泡スチロールに立てれば乾燥させるのにも便利です。つまようじを使うわけはここにあるのです。カラーを混ぜるのはそのおまけみたいな物ですがつまようじは100円ショップでも手に入るので、高い攪拌棒を買う必要はありません。汚くなったらすぐに捨てられるのも良いところです。

 2:発泡スチロール
 使い方は先程も述べたとおり、つまようじを刺すための物です。これがないとつまようじが活きてきません。小さくても良いので最低二つは必要です。買わなくても電化製品についてる奴で十分です。堅い物より柔らかい方がお勧めです。

 3:クリップ
 クリップですが、これはつまようじを刺す穴がないときに使います。つまり、プラモデルの部品で、入れ込む側の方に使うわけです。しかしこのクリップ選びがなかなか大変で、何でも良いというわけにはいきません。把持力が強すぎると部品を損傷するかも知れませんし、また持ち手の方が平らでなければ立たせることが出来ません。でもあると便利です。どうしても見つからない人は洗濯ばさみの持ち手を削って、立つようにすればいいかも知れません。

 4:筆
 いよいよ、それらしい道具の説明です。まずは筆、一番細い面相筆とそれより少し太めのハケ状の筆だけで良いと思います。筆も消耗品なので安物で良いです。ちなみに私は一本120円のを使ってます。あと、ガンダムにはラインを入れる墨入れという作業があるのでガンダム墨入れ用マーカーが便利です。これが一番高くて200円します。

 5:やすり
 ヤスリは平と三角の二本のみ。細い方が良いです。それも100円ショップのが一番使いやすいです。プラモデル屋の高い奴ははっきり使いにくいです。

 6:パテ
 田宮のパテを使います。確か200円です。これはパーツとパーツのつなぎ目を消すのに使います。

 7:ニッパー
 やっぱりパーツを切り離すのには専用のニッパーを使った方が良いです。

 8:デザインナイフ
 これは削ったり、カラーの修正に使ったり、いろいろと使えます。デザインナイフは高いのでカッターナイフでも代用できると思われます。

 9:ティッシュ
 カラーを使うのでそれをふき取るために使います。うまく使うと枚数を抑えられます。

 10:薄め液
 忘れてならないのがこれ。筆を洗うのにも使うし、カラーを薄めるのにも使います。カラーはシンナーが入っているので使い続けているとだんだんと粘りけが強くなってくるのです。だから薄める用の小瓶(50cc)と筆洗いようの(250cc)は必ず要ります。このとき筆洗い用の方は小分けにして使うのがベストです。ちゃんと密閉できる容器にうつすようにして下さい。ペットボトルは溶けるかも知れないので注意。

 さて、小瓶の薄め液ですが、それをカラーに混ぜるとき、ボクは5ccのディスポシリンジを使っています。針は18Gです。これだとビンの底にまで針が届くし、細かい計量も出来て非常に使いやすいのです。

 でも、こんな物普通手に入りませんよね。ぼくだって病院でちょろまかして来たくらいですから。プラモデルに使うために病院の備品をポケットに入れてしまった・・・。

 売ってます。プラモデル屋になぜか売ってます。見ました。買うかどうかは別にして注射器に変わる物は必要です。ビンから直接流し込むのはやばいとボクは思います。

 さて、必要な物10項目あげてみました。多分ボクが使っているのはこれだけです。次回はテクニック編をお送りします。では最後にもう一度フリーダムの画像をどうぞ。
かなり細かくこだわってみました。シールを使わないのがポリシーです。実習中に作ったのでかなりやばかったです。
すごいでしょ。変形もするんです。14作品目になるのですがやっとここまできれいに作ることが出来るようになりました。次回はテクニック編です。今日あげたツールを余すことなく使う術をご披露しましょう。