アメリカの度量
12月8日が真珠湾攻撃の日だったそうです。それでニュースを見ていました。
アメリカではこの日を忘れないために記念日としてセレモニーを行うそうです。テレビでは当時真珠湾攻撃を体験したというアメリカ人のおばあさんがさも辛い体験だったかのように語っていました。
実際怖い思いはしたんでしょうがこのとき思ったのがなんてアメリカ人って度量が狭いんだろう。と言うことでした。真珠湾攻撃程度のことをもっとも恐ろしい経験をしたかのように語るおばあさんは物を知らないんじゃないか、とさえ思います。
なぜなら、アメリカはそれの何倍も恐ろしいことを他の国々で行ってきているじゃないですか。日本だって何度も空襲を受けて焼け野原になってますし、原爆だって落とされました。真珠湾ごときで記念日にされたら日本なんか一年中記念日です。
これでは相手を死ぬ程殴っておきながらその相手からたまたまもらった一発が痛くて忘れられないと言っているような物です。今回の貿易センタービルの事件だってそうです。イラクでどれだけ爆撃しましたか?
はっきり言って世界のアメリカを名乗るにはあまりにも狭量です。自分だけが痛い思いをしたように言わないで欲しいと思います。
これだからアメリカは戦争をやめられないのでしょう。アメリカは軍事力だけが強い、精神的には非常に弱い国なのかも知れません。
だからと言って原爆の非を認めろとまでは言いません。その辺りは国のメンツなどもあることですし、日本だって朝鮮半島や中国に対して謝罪していません。国だからこそ認めてはならないこともあります。
もし日本が戦争中の出来事に対して非を認めれば補償問題だけでは済まなくなるのは誰でも解ります。個人的なつき合いではないのですからお互い心と心で解り合うということにはならないのです。
そういうわけですからアメリカが他国にしてきたことを謝罪しろとまでは言いません。ただ自重しろよ。世界からひんしゅく買うぞ。と言いたいだけです。
以上国王の独語でした。
