信任選挙?
皆さん、最高裁判所の裁判官信任選挙って知ってますか?そうです。ついこの間行われた参議院選挙と一緒に行われたあれです。
ところで皆さん、あのずらりと並んだ裁判官、一人でも誰か知っている人いましたか?
普通は知りませんよね。なんか意味あってやってるんですか?
だいたい、まったく自分のやってることが反映されない信任投票なんかフェアであるはずがありません。政府も甘いです。
僕はどうせ裁判官信任投票をやるんならもっと、普段から裁判官を表に出すべきだと思います。たとえばあなたはオーム事件の裁判を担当している裁判官を知っていますか?僕は知りません。
本当ならば新聞やテレビニュースでこの裁判の担当は誰々です。とか、判決が出たとき、裁判官自らが「私はこういう理由でこの判決が妥当だと思います。」というのをきちんと国民に見せるべきなんです。裁判所でいくらその理由を述べていても国民は知りませんし、ニュースでちらりと言ったとしても聞いてません。
そこまですればはじめてそれを見ている国民がその裁判官に対して印象を決めることが出来るのですね。
ところでもう一つおかしな点は裁判を中継してはいけないということです。何でテレビが入っちゃいけないんでしょうね?
基本的に裁判は誰でも傍聴できます。関係者でなければならない、というわけではありません。大きな裁判だと整理券を配って抽選をするというのをよくテレビで見ますよね。その理由は傍聴席には限りがあるからです。ただそれだけです。それ以上の理由は全くありません。
なのに、入った人しかその裁判を傍聴することは出来ない。そして傍聴できる人と出来なかった人の差は幸運とその場に行くことが出来たかどうか、だけです。裁判所は近所の人でしかも運のいい人以外は見せる必要はない、というわけです。おかしいですよね。
NHKで国会中継が行われるように、注目されている裁判はやはりテレビ中継されるべきなのです。そして裁判が終わったあとは担当した裁判官がテレビの前でちゃんと記者会見みたいなものを開くべきなんです。
そうでないとあの裁判官信任投票はそれこそ全くの運任せになります。上の方に名前が乗ると○が付けられやすいとかあるみたいですが信任投票でしょ?そんなこと言ってる自体、おかしいと認識するべきです。
以上国王の独白でした。
