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K-20 怪人二十面相 伝

K-20 怪人二十面相 伝

予告編を見た時から、楽しみにしていて、やっと見に行けました♪期待してる時は、よく裏切られるけど今回は期待通り、とっても面白かったです(^O^)
ストーリー、俳優陣、美術がうまくハマってて、安心しながら、ハラハラドキドキ楽しめる映画でした。
松たか子は好きな女優さんだけど、本当にカワイイ! −ゆ− 20090108

ぬれきぬを着せられた金城君が「こうなったらオレが怪人二十面相になってやる」と修行している映像がすごくよかった。
また、松たか子の「良家の子女のたしなみです」も、どこまでやねん!とつっこみたくなるし。 アニメチックな楽しい映画です。 ラストシーンは本当にアニメのパロディかと思ったほど。(名探偵コナンとか天空の城ラピュタとか) しかし、最後にはできれば民主主義がカースト制度に取って代わり、子供たちが学校へ行ってる様子などが見られたらと思った。−の− Top

鍵泥棒のメソッド

鍵泥棒のメソッド ドラマ「リーガル・ハイ」での一皮剥けた後の堺雅人、歌舞伎役者にもなった香川照之の主演となれば、期待大でしょう!
売れない役者と殺し屋の人生が入れ替わるという設定に入り込めるかな、と思ったけど、記憶喪失中の香川照之が面白イイ!記憶がある時とナイ時の演技の違いは「551の豚まんがある時とナイ時」と同じぐらい違ってて凄すぎ!(どんな誉め言葉や)驚きなことに広末涼子も良かったんだよね〜。堺雅人ももちろんいいし、裏社会の人間として出てくる荒川良々もいい味出してる。コメディなんだけど、かわいいラブストーリーな仕上がり。「桐島〜」といい、最近イイ邦画が多いね〜。あまり書くとネタバレになるけど、(もうなってるかな)私はあのクッキーの缶が欲しい!! −ゆ− 20120918 Top

かぐや姫の物語

かぐや姫の物語 う〜ん。評価が高い、というのもわかるのですが、ハマらなかった!共感できなくもないけど、かぐや姫が清純・純粋な小悪魔に見えて仕方なかった。
人々の人生を狂わせて…って原作の竹取物語もそうだけど、この映画のかぐや姫は、より人間らしく描かれていたからこそ、悪気のない天真爛漫なファム・ファタルに思えました。
映画が伝えたいことは、わかるけど、グッと心に食い込むことはなかったなぁ。残念。 −ゆ− 20140130 Top

駆け込み女と駆け出し男

駆け込み女と駆け出し男 洋ちゃんの映画はとりあえず見るよ。親戚のオバちゃん感覚やね。
元となったお話は井上ひさしの「東慶寺花だより」ですが、読んだことはありません。
相変わらず洋ちゃんキャラ全開のハマリ役で、死と隣り合わせの場面でも大いに笑わせてくれました。
本編の支柱となっているのは、惚れた男に命がけで粋を通す女、与えられた知恵を何倍にも育てて人の役に立てることができる女、身がちぎれるほどの憎しみを昇華させ更なる高みを目指す女、規律よりも寺本来の存在意義を見出し説く女、皆、芯が通っているが、強すぎず弱すぎず、女というものをよく表していると思った。 そしてそんな彼女たちに振り回されながらも見守っている見習い医者兼戯作者見習いの洋ちゃん。 笑ってばっかりだったけど、後半グッとくる場面がそこここにあってね、時間の都合で急いで帰ったんだけど、車を運転しながらふと両のこめかみ辺りがキューッってなってることに気づいて、力を抜きながら「あぁ泣きそうだったんだなぁ」と余韻に浸っていたのでした。 東慶寺での引きのシーンが出た時に「あれ?ここ行ったことがある」と思い、調べてみると、姫路にある書写山円教寺の食堂(じきどう)ではありませんか。 どおりで客がザワついたわけだ。今度はロープウエーを使わず自分の足で登って確かめてこよう。 −の− 20150608 Top
崖の上のポニョ

崖の上のポニョ

やっと見て来ました。色々な情報もわかった上で見たのですが、はっきり言って残念な気持ちです。 話も単純で荒っぽい感じがするし、背景の絵が、わざと絵本っぽいように仕上げてるのかもしれないけど、中学生が描いたのかと思うほど半端な感じの物でした。 声優は所ジョージが今ひとつハマってない気がしたし、何より、この仕上がりで宮崎駿は満足し、最期の仕事だと思っているのが残念でならない! 確かに子供向けの映画だから、仕方ないと思うかもしれない人も多いと思うけど、これなら、ポケモンやドラえもん、クレヨンしんちゃんのほうが良いかも・・・。20080819 −ゆ−

「はじまりはじまりー」っていう紙芝居ちっくなオープニング。 出だしは「河童のクゥと夏休み」のパクリ?かと。 で、ポニョやソウスケは「トトロ」のメイちゃんかい? どうしても今までの作品がダブっちゃうよねぇー。 また、声優さんだけど、今回は所さんの声がはなはだしく役に合ってなかった。 誰だと良かったかしら?声優だと野沢那智? 何かで聞いたんだけど、ジブリのご意見番は声優が嫌いなんだってね。 玄人の完成された技が逆にダメなのかなぁ? その点俳優さんだと、本職じゃないという負い目からか、すごく素直に会社側の要望に答えようとがんばるよね。 そういう意味じゃないのかな?もちろん、宣伝効果が大きいというのもあるね。 に、してももう少し熟選しようよ。 全体的には宮崎さんがこの世界を志したころの原点に戻りたかったのかな?っていう感じが伺われましたね。 あと、B型の子供の見る夢ってこんな感じかしら?(唐突でまとまりがない)とも感じました。 (ゴメンね、A型的観点からで) 20080820 −の− Top
カサブランカ

カサブランカ

古いけど超有名な映画のひとつ。 もちろん主演は、ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマン。 内容はなんとなく知ってたけど、やっぱりちゃんと見ると、ボギーはかっこいい!! ウディ・アレンが<ボギー!俺も男だ!>を作った気持ちがよくわかるわー。 歌も有名だし(AS TIME GOES BY)一度は見てほしい。−ゆ− Top

カーズ

カーズ 都市開発のために忘れ去られた小さなダウンタウンに、天狗の鼻をへしおられた真っ赤なレーシングカーが迷い込む。 そこには、ボロっちいけど助け合って生きている車や、優雅だけれど心に寂しさを持った車が旅の途中で住み着いていたり、 伝説の車が住んでいたり。そして忘れられないゆったりとした風景。 その後、迎えたピストン・カップレース。今度はピットのみんなの助けを借り、優勝できる! でも、そこからが最後のドラマ。1人で生きているわけじゃない。っていうお話でした。200608 −の− Top

風立ちぬ

風立ちぬ 原作は読んだことはなく、堀辰雄の名前も知りませんでした。あらすじだけは読みました。原作を知ってる人からすると、主人公が薄情に見えるかもしれません。でも、根底の部分では同じに思えます。ジブリにしてはファンタジー色を消し、新しい試みに挑んだのでしょうが、なんだか中途半端な印象でした。言いたいこと、伝えたいことはわかるけど、それらのツギハギだけで、映画としてしっくりこなかった。つらい事が起きた時こそ、生きよう!と決意、覚悟をして、短くても自分なりに生きぬく事が大切、だと。
震災後、宮崎駿はファンタジー映画を作ってる場合じゃない、と思ってコレを作ったようですが、今までのジブリ映画でもファンタジーの中にいろんなテーマがあって感動できてたのに、無理にソレを無くしたから変な仕上がりになったのでは?もちろん、ポニョよりは良かったのですが、いいかどうかは、自分で見て判断してみてください。オススメ度は…見たいなら止めないけど…ってぐらいです。ジブリでも子供向きではないのでご注意を! 20130830 −ゆ− Top

河童のクゥと夏休み

河童のクゥと夏休み クゥの心と瞳は、その住むべき処の川と同じように澄み、人間の瞳はまたその住むべき処の空気と同じように淀んでいる。
明らかな境界線があるのだけれども、それは決して人間と河童の間の境界線ではない。
たぶん今ならまだ間に合うかもしれない、人間と人間との境界線だと思った。
オッサンの走りには泣かされた。ヤンバルの川は夢のような光に包まれていた。200708 −の− Top

カツベン!

カツベン! なんの予備知識もなく,周防監督の作品だなぁ,主役は成田君だなぁ・・・くらいの頭カラッポ状態で観に行ってきました。 するとまんまと周防監督の術中にハマった観客となってしまったのです。 場面展開やドタバタ加減を見ているとドリフを思い出し,映写室から火が出たらニューシネマパラダイスを思い出し,劇中やエンディングに流れる「カツベン節」を聞くと植木等を思い出し,竹野内豊扮する木村刑事は銭形のとっつあんを彷彿とさせ・・・昭和生まれの人間に流れている血が喜ぶんだね。 そして見終わったとき,「そうだ,この映画自体が活動写真仕立てなんだ。」と気づくとつい「これにて全巻の終了であります。」と締めくくりたくなったね。 決して重厚さはありませんが,無責任に笑える観客の一員になれることは間違いないです。20200201 −の− Top

カポーティ

カポーティ 「ティファニーで朝食を」で知られる小説家、トルーマン・カポーティがノンフィクション小説「冷血」を完成させるまでのはなし。 1959年11月15日アメリカ、カンザス州で実際に起きた一家4人惨殺事件に興味を抱いたカポーティが取材を始めるうちに、犯人が捕まり死刑を宣告された。 2人の犯人のうちの1人、ペリーの育った環境があまりに自分に似ていた為に、取材対象にもかかわらず、心を通わせるようのなったいく・・・が、死刑が執行されなければ、作品が仕上がらない。 実際にこの作品を書き上げた後、カポーティは小説を書けなくなってしまう。 私は「冷血」を読んでから見たので、その理由がよりわかりやすかったかな。 カポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンはこの演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞。 死刑制度についても考えさせられる、ちょっとシリアスな映画。 20061021−ゆ− Top
仮面の男

仮面の男

レオナルド・ディカプリオが一応主演になるみたいだけど、脇役の俳優陣がすごい! ジェラール・ドパルデュー、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ、ガブリエル・バーンの四銃士。 みんな主役をはれる俳優を脇に固めて贅沢に作られてるので、ディカプリオは宣伝用のお人形のような感じ。 ルイ14世の話でもあるけど、四銃士の話でもあるのね。 おもしろかったよー。−ゆ− Top
かもめ食堂

かもめ食堂

小林聡美演じる日本人女性がフィンランドで経営する食堂での生活を描いた作品。 共演は、もたいまさこ、片桐はいりなので独特の雰囲気は有り余るほど! アキ・カウリスマキの映画とはまた違って、ほのぼのできるし、フィンランドの素朴でも温かく、かわいい感じが味わえる映画でした。−ゆ− Top

カラオケ行こ!

カラオケ行こ! 何年も前に<アメトーーク>のマンガ大好き芸人で原作のマンガが紹介されていた時から気になってたけど、まだ読んでなかったから映画を見てきました。 主役の男の子はあまり有名ではないけど、綾野剛にツッコむのが面白かった。 面白いのに後半、ちょっとウルっとしてしまった。 先月1回見て、今月2回目見たけど、わかってても笑えるし、ウルっとした。これはオススメ。 20240224 −ゆ− Top
カラフル

カラフル

予告を見て、ちょっと期待してたから、原作も読まずに見たのに…なんか拍子抜けでした。 ええ話は、ええ話なんやけど、プラプラの中途半端な関西弁が鼻につくし、他の声優陣も?な感じ。 小学生、中学生向けに道徳同和の授業ででも見せてあげたら、いいんじゃないかなぁ、って感じでした。 −ゆ− 20100904 Top

借りぐらしのアリエッティ

借りぐらしのアリエッティ 率直な感想は、「えっ、これで終わり?」です。今から本編の話が始まるのよね ?!ってところでエンドロールが始まる…ジブリの時代は終わったんだなって確信した。前回の「ポニョ」より はマシだけど、あれは酷すぎたからなぁ。「ラピュタ」や「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」が星5つとし たら、これは星1.5かな。アリエッティは生き生きしてるけど、人間の人物像が薄いし、話も薄い。世界を意識 しすぎて、へんにプレッシャーがあるのかな。 20100721 −ゆ− Top

華麗なるアリバイ

華麗なるアリバイ 昔、NHKで放送された、デビッド・スーシェ主演の「名探偵ポワロ」にもあった「ホロ ー荘の殺人」を映画化したもの。ポワロのDVDは、全て持っているので、話は知ってるけど、ポワロが出ない バージョンは、どう解決するのか気になって見てみた。後でポワロのDVDも見てみたら、映画のほうの犯人像 が凶悪化してて、1人多めに殺してる。それぞれのキャラクター像も変わってるので、見比べができて、私はそ れなりに楽しめました♪映画館で見る映画ってことを考えると、物足りないと思うけどね。以前、一緒に働いて いた人で、旦那がいながら、彼氏が7人いる、という女性がいて、「刺されないように気をつけてくださいね! 」ってよく言ってたことを思い出しました。今も、その人は無事健在のようで、何よりです。 20100729 −ゆ− Top
華麗なるギャッツビー

華麗なるギャッツビー

週末ごとに繰り広げられるバブリーなパーティ。
物語は当時隣人だったニックの回想として三人称で語られていく。 美しい女性デイジーをめぐっての彼の純愛が描かれている・・・?というのとはちょっと違うかな。 いかにもアメリカ的な描写が多く、題材に対する深みにかける印象を受けました。
また、時代背景から仕方のないことなのかもしれませんが、女が愛されることしか能のない生き物のように描かれていることに同じ女性として嫌悪感をおぼえました。 20141004 −の− Top

彼らが本気で編むときは

彼らが本気で編むときは お金を払って映画館に見に行きたい作品の選択肢にはありませんでしたが、無料で見られるなら見てみたいと思っていた作品でした。 本当に失礼な心構えですみません。 そうなんですよ、見終わったとき「ほんとにこんな自分ですみません」って、何かに謝りたくなるような心持になったんですよ。 彼らが本気で編んだ「アレ」のお焚き上げ、意志の強さや未来への心意気を感じました。 女としてこのケジメのつけ方は大いに納得です。 微妙な年頃の子供だからこそできるつっこんだ質問に優しく詳しく丁寧に答えるリンコさん、その内容、私にとっては驚きを伴う初耳だけど、この映画の全編を通してずっとこんな感じで・・・ 私の暮らしにはないから初めて見ることだけど、これもまた普通の暮らしなんだなぁ、ってね。 映画の題材として取り上げるにはきっととても難しいことなのではないか?と私は思っていたのですが、ほんとうに自然な流れの中で、何をどうと激しく訴えてくるわけでもないのに、心の奥まで沁み込んでくる、いい映画でした。 20180210 −の− Top
川の底からこんにちわ

川の底からこんにちわ

自分は中の下、だから中の下の人生で仕方ない、と諦めていた主人公が、父親の入院 をきっかけに開き直って頑張っていく話。なんと言っても、主人公の満島ひかりが良かった!可愛い顔なのに、 なげやりな雰囲気、細い体だからこそ余計に、ぎこちなく見える動き。自分の不幸な境遇を客観的に受けとめて る感じが、映画を暗くしてないから、良かった。後半は、自分の父親の事を思い出してしまったので、涙が出て しまったけど、元気が貰える映画でした♪ 20100713 −ゆ− Top

鑑識 米沢守の事件簿

鑑識米沢守の事件簿 心待ちにしていた「相棒」のスピンオフ映画。前売券を買って初日朝イチで見させていただきました。
米沢さんは右京さんを敬愛しているだけあって、冷静で見た目よりも頭脳明晰。 一方、今回相棒となった相原(萩原聖人)は薫ちゃんよろしく、頭に血が上りやすい。 違いは、圧倒的なリーダーシップを取る人間がいないこと。 それゆえに感じるハラハラ感はあるものの、本編「相棒」にあるようなスタイリッシュ感はない。 そして、難をいうよだけれども片桐はいりの台詞が今ひとつ聞き取り難い。 口の中にこもったような声の六角さんの方がよっぽど聞きやすかった。 それにしても「逃げた女房」の台詞が板につきすぎてる(実生活ともども?)米沢(六角さん)さんでした。 20090328 −の− Top

感染列島

感染列島 自分の勤務する病院で未知のウィルスによる院内感染がおきた時、自分には何ができるのだろう、何をすべきな のだろうと考えながら観賞してたら、頭の中にいっぱい?ができ少し疲れた。重症患者と軽傷患者のトリアージ など戦場と化した現場では最善の選択とわかっていても辛い場面でした。風評被害で自殺者を出すところは、ウ ィルスって人の心の中に潜む魔物なのかもね。人としての生活が脈々と続くため、自分の今やるべきことをやら ねばね。後輩の教育なぁ・・・育ってないなぁ 20090201 −花−

映画の日、特別観たいものがなかったので、友達に誘われこの映画を観た。
医療従事者でない人間が純粋に見ると疲れます。良くも悪くも。
ま、そんなに純粋でもないので、いろんなツッコミを入れたくなった。
感染者があれだけドス黒い血を吐き身悶えながら死んでいく中、どうして壇れいだけは血の涙ひとすじだけで美しく息絶えたのでしょうか?
あれだけ感染者に接触しておきながらどうして主人公は発症しなかったのでしょうか?
そもそも医師でありながら感染の可能性がある身でどうして日本にいる娘に逢いに行ったりしたのでしょう?
ただ、ウィルスというのは天災よりも怖い、ある意味戦争よりも。 20090201 −の− Top

鑑定士と顔のない依頼人

鑑定士と顔のない依頼人 知り合い曰く、何を言ってもネタバレになるから…と詳しい感想を聞けなかったので、かえって気になり上映終わりかけの今頃になって見ました。 ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画は「ニューシネマパラダイス」の1回のみ。しかも長かったので、途中寝てしまったにもかかわらず、見直すこともせずそのまま…あれだけ騒がれた?映画でしたが、私はハマらなかったので、それ以降この監督の映画は見てなかったのです。
なのですが、これはハマりました!予想してた展開より、心に重くのしかかる終わり方が、かえって印象的でした。最後のカフェでのシーン、鑑定士の台詞にグッときてしまいました。20140130 −ゆ−

ぶっちゃけ大がかりな詐欺話なんだけど、そんなくくりには収まりきらない非常に仕立ての良いミステリーだった。 名うてのオークショニア、白壁の隠し部屋、天井まで届く美人画ばかりのコレクション、大きな屋敷、高価な調度品、向かいのカフェ、特殊な体躯と能力の女性。伏線はそこここに、仕掛けのひとつひとつが上質で目が離せない。 終盤、畳み掛けるように明らかになる信じがたい現実と、身をよじるほどに甘い思い出、うまいなぁ。20140830 −の− Top

キサラギ

キサラギ アイドル、如月ミキが自殺をしてから一年が経ち、 5人のファンが一周忌の、その日に追悼会を開いた。 ファンサイトで知り合った者同士、ハンドルネームしか知らなかったが、 〈ミキは本当に自殺をしたのか?〉という疑問と共に 5人の素性が明らかになっていく。 小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、 塚地武雅(ドランク・ドラゴン)、香川照之が コミカルに、真実を推理していくのが、舞台を見ているようで、 なかなか面白かった。20070713 −ゆ−

小栗旬くんの映画ということで楽しみにしてたんだけどホントに良かった。
最初は単なるオタクの集まりで、どーなんのかなぁ?って思ってたところへオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)の「ミキは自殺じゃない」っていう方向へ。 ますます興味を惹かれて見ていると、5人の裏事情がポロポロと出てくる。 そしてそれらの話をつなぎ合わせてたどり着いた真相とは・・・。 逆サスペンスのようのでとっても楽しいし、最後は小栗君と一緒に泣けたりして・・・。 ヒューマンドラマかよっ! 20070929 −の− Top

キック・アス

キック・アス やっと見に行けました!今日を逃すと、もう何処の映画館でも終わってしまうみたいだったので、あせって行ってきました。 なんで、R-15指定になってるのかと思ったら、11歳の女の子が、ザクザクと人を殺す殺す!! でも、時代劇や西部劇のように勧善懲悪で殺人というより、成敗って感じでしたね。 主人公の男の子より、ヒット・ガールのほうが魅力的♪ 一人で敵地に乗り込んで行く時なんか、鳥肌もの。 昔、男の人がみんな「仁義なき戦い」を見た後、肩で風を切って帰った時の気持ちがわかる、スカッとする、わかりやすい映画でした。続編あったら見てみたいわぁ。 20110214 −ゆ− Top

きのう何食べた?

きのう何食べた? 連続ドラマの時から大好きで、映画化も楽しみにしていました。 11月3日に公開されて、11月5日の朝イチに見に行ったのに、グッズは、ほぼ完売でパンフレットだけ買いました。
ドラマの時から精神安定剤のようなモノで見直すたびに癒されていました。 劇場版も変わりなく、笑えて泣けて、ちょっと考えさせられて心の栄養になる映画でした。あと何回か見に行くつもりです。 20211105 −ゆ− Top
君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか

事前にわかってた情報では豪華俳優達が声優をする、ということだけでワクワクしながら見ました。けど‥‥ 期待しすぎたかな。
ジブリ映画を見ている最中に時間が気になったのは初めて。
20230717 −ゆ− Top

君に届け

君に届け ヒロイン黒沼爽子は高校一年生。爽やかな子と書いて爽子。なのに名前とはウラハラに、黒く長いおかっぱ(し かも異様に髪の量が多い!)と人見知りで内気な性格が災いして、ついたあだ名が貞子!そしてクラスのみんな にいじめられ…はしないんだけど、恐れられ距離をおかれてしまいます。でも当の爽子は人知れずゴミの分別を したり、ドミノのように倒れた自転車を一台ずつ起こしたり、挙げ句の果てに「クラスのみなさんに喜んでもら えるなら」と肝試しのオバケ役を引き受けたり!!!そんな爽子を優しい眼差しで見つめるクラスの人気者、と っても爽やかな風早君。それから爽子に興味津々のヤンキー風の矢野さんとケバい吉田さん。そしてお約束のよ うに風早君に恋してる美少女のクルミちゃん。私にはちっとも美少女やとは思えません。むしろクラスメイトに いたら教室の対極にいたいようなタイプです。こんな若者たちが織り成す恋と友情、いや、友情の方が多いかな ?な物語でした。半世紀近く生きてきた私がこんなカワイイお話を見るなんて!!!でもね、意外 なことに泣いちゃったのよ。私にもまだ素直な心があったのね?ある意味、一瞬だけどちょっとしたアンチエイ ジング効果が期待できるかも???
でも正直、劇場やなくて家のテレビで充分ですわよ。20101022 −し− Top
君に読む物語

君に読む物語

こういう映画を好んで見ることはないけれど、フィルムマラソンの1本だったので見てみました。 案外良かったわ。 若い頃のキラキラとした恋愛を中心に描きつつ、時折年老いた現実を織り交ぜて話は進んでいく。 本当に好きで好きで夢中になった彼女との生涯を、現在の彼女に聞かせるための物語にして。 それは、わずかな希望、彼女の病気のスキを縫っては束の間蘇る記憶。 そして朽ち果てていく二人の肉体。それがよけいに二人の心のつながりの強さを描いていた。−の− Top
キャシャーン

キャシャーン

奥さんのプロモーションビデオで映像に凝ってたから、想像できたけど、凝りすぎ!! 後半は道徳の時間かっていうぐらい、稚拙な表現というか、自己満足な映像ばかりで、しょーもない! もっとエンターテイメント性のあるものを期待してたから疲れた… [クレヨンしんちゃん]のほうがおもしろいかも!? (昔のしか見てないけど)期待せずに見てもガックリする映画でした。−ゆ− Top
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

結構良かった。何より監修が本人ってとこがいいね。 あと、オープニングとスチュワーデスの制服がめっちゃ60年代やった。 ディカプリオ扮する詐欺師は、最初は生きるためで、徐々に幸せだった家族を取り戻すためになって、 でも、家族を元に戻すことはできないと分かって、自首。 そして、家族みたいに居心地のいい人(トム・ハンクス)にめぐり合えてFBIで働くことに。 現在3人の子供に恵まれ、この刑事役の人とも友人であるという本当のお話。 それにしても、マイアミ空港で待ってた彼女はどうなったのかしら? −の− Top
凶気の桜

凶気の桜

今の何も考えてない若者に納得できない奴らが自分たちの考える世直しをする話。 それは暴力なんやけど奴ら3人がめっちゃ強いねん。 強い奴ってかっこええよな。 でも、そんな若者も社会の大人たち(ヤクザ)に利用されて・・・  主役の窪塚もええし、K1の須藤元気もええけど、私の好みは市川役のRIKIYA!めっちゃ、すっきゃ! 大好きな○○くんに似てるねん。ぅふ。 それはさておき、キングギドラの主題歌もよかったし、いろいろ考えさせられる映画です。 ラストに窪塚が刺されるシーンがあって、あれはいらんのちゃうか?と江口洋介がどっかで言ってたけど私も同感。−よ− Top
清須会議

清須会議

期待したほどではなかったな。
『ステキな金縛り』が面白すぎたからかなぁ。
大泉洋をキャスティングしたことは大いに素晴らしいけれど、宣伝でいろんな番組に出ていて、そこでの素のトークの方が面白くて、 本編で肩透かしにあった感じやね。
今回も俳優・女優陣はそれなりに豪華だったのだとは思うけれど、驚くほどではなかったな。 20131113 −の− Top

桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ 知り合いが数名、この映画を絶賛するので、公開終わりかけの時期に見に行ってきました。 主人公は高校2年生の映画部の男の子。と言っても高校生の群像劇なので、誰もが主人公で脇役。観客もその中の誰かに感情移入しながら見れるようになってるので、とても見やすい。モノローグはないけど、演技・演出で充分、高校生の「言葉で説明できない悩みや辛さ、青臭さ」が伝わってくる。個人的には菊地くんのラストシーンがグッとくるかなぁ。焦りとも迷いとも思える気持ち。神木はもちろん、とてもいいんだけど、他の子達もイイ!高校生活は、はるか昔のこと、最近の高校生の話でショ、と思う人でも必ず何かを感じられる映画でした。 −ゆ− 20120905 Top

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜 TVで放送された加賀恭一郎シリーズ、全部見ました。 あの独特な『新参者』ワールドに心惹かれ、映画館に足を運んでみましたが、そこには少し違った世界がありました。
親子(特に父と息子)の在り方や、人としての優しさと正義の方向性のようなものが常にスクリーンから発せられているようで、TVシリーズとは別のカラーに染まっていました。
私好みのカラーではないものの、スタイルを変えずに加賀恭一郎はそこにいてくれます。
ひとつひとつの関わり合いを丁寧に作り上げているなぁという感想を持ちました。−の− 20120208 Top
キング・アーサー

キング・アーサー

アーサーと円卓の騎士というタイトルくらいは聞いたことがあるけれども、その円卓の意味を初めて知りました。 平等の象徴なのね。 日本には昔から戦いに対して「勝てば官軍」というような風潮があるけれども、アーサーに関しては勝ったから伝説になったのではなく、彼が「正義だから勝った」のではないかと感じさせられた。 戦いの絶えないあの時代に「無私無欲」で戦う男が本当にいたのだろうか? ある意味、現代人も戦っている。企業戦士であり、受験戦争を戦い抜く若者であったりと。 ただ、戦う目的は「私利私欲」に満ち満ちている・・・。真の戦士よ現われ! −の− Top

キングダム

キングダム 2015年放送の〈アメトーーク〉で初めて「キングダム」という漫画を知って、面白そうだったから試しにアニメを借りて見たら、ほんまにハマった。 次の話見たら寝ようと思いながら次々見てしまう、という具合。 漫画からのファンじゃないから実写版への抵抗は薄いけど、王騎の大沢たかおだけは、なんか違う気がしてた。 けど、見てみたら、結構みんなキャラクターに合ってた!! 一番合ってたのは成キョウ役の本郷奏多。性格の悪さが滲み出てて笑うぐらいピッタリ。 話はエイ政が弟の反乱を抑え、王座を奪還するまでだから本当に最初の部分しかないけど、見ごたえあったわ〜。 でも最初に知ったのが〈アメトーーク〉だから、山の民か映るとケンドーコバヤシか!って思ってしまう。 続編制作されるといいな〜。 20190504 −ゆ− Top
キングダム 漫画も読んでないし、アニメも見てないんだけど、せっかく赤穂に来たんだからと、映画を観に行ってきました。 今まで見た山崎賢人君の中でいちばんよかった。 コンフィデンスマンJPとはまったく違う美しい長澤まさみ、ゾロかと思うほどの二刀流、しびれました。 ただ、ほんとに原作を知らなくて困ったのは王騎だね。 あのビジュアルと口調でいいとこ持って行くほほ笑み仮面。 物語はほんとに「さぁ今からどーやる?」っていうほんのさわりまでのお話で、ごくごく序章に過ぎないのでしょうね。 次までにはアニメを見ときます。 20190601 −の− Top
グッド・ガール バッド・ガール

グッド・ガール バッド・ガール

全然意識してなかったけど、ドイツ映画なんだって。 どおりでカーアクションが凄いっつうか、車をふんだんに壊していくっつうか・・・。 2006年くらいの映画なのに、ずいぶん昔テイストで、と言ってもわざと時代背景をずらしているわけではなさそう。 ストーリーや背景、俳優・女優陣も、むかーしの外国テレビドラマをほうふつとさせる安心感がある。 スリルとアクションの映画なのに安心感? そうねぇ、双子の姉妹がシスターと売春婦だったり、それぞれが入れ替わった立場で思いもよらない力を発揮したり、 修道女たちが一致団結して悪党をやっつけるなんていう、どこかで見たような設定の組合せで成り立ってるんだよね。 まぁ、短いしアニメ感覚で楽しめる映画かな。20070611 −の− Top

グッドモーニングショー

グッドモーニングショー いろんな「たまたま」が重なって,この映画を見に行くことができました。 CMを見て「大笑いできそうだな」と思い期待して行ったのですが,「中笑」で終わりました。 CMで流れている以上のお笑いポイントはありません。 ただ,この憐れともいえる熟年男が中井貴一であることがこの映画の最大の魅力ですよね。 フジTV製作ということで「めざましTV」とダブらせて見てしまいましたが,軽部アナは一点の曇りもなく「バラエティ大好き」ですよね。 しかし,アンケート結果など数字の改ざんが,あーもいとも簡単にできるのなら,もはやニュースではなくなり,生放送でやる意味がない。 そんなことを考えると毎日茶番を見て笑っている自分が情けなくなる。 ともあれ,どこのTV局であっても視聴者を侮るような番組作りはしていないことを切に願います。 20161010 −の− Top

グラン・トリノ

グラン・トリノ 職人気質の頑固じいさんの最高にイカした死に様を見せていただきました。 重要なアイテムが1972年フォード社製グラン・トリノであることからも、男目線の映画だなぁと思いました。 近所のアジア系移民を見下していたり、日本車に乗るアメリカ人を嘆いたり、黒人を「黒いの」なんて呼びつけたりと、わざと生きにくい道を選んで歩いてるんじゃないかと思える主人公。 一方で、死んだ奥さんのことを「世界で最高の女」と自然に言えてしまえるところもアメリカっぽい。 クリントがしゃがれた声で思い出を語るように歌うエンドロールに泣けた。 20091003 −の− Top

グリーンブック

グリーンブック 「グリーンブック」が赤穂にやってきたので,遅ればせながら観に行ってきました。 そもそもGreen Bookが何なのかを知らなかったので,観る前にWikiチェック。 アメリカを旅行する黒人のためのガイド本,白人と同席を許されない黒人がなるべくいやな思いをせずに旅行できるよう作られたものだとか。 それはいくら才能ある有名人であっても例外ではないようで・・・ ましてや南部は黒人差別が根深く残っている。 なのにそんな地域への演奏旅行をあえて選んだ黒人ピアニストの思いとは。 そして,最初はお金のためだけだけに雇われた白人のお抱え運転手の心の変遷は・・・ 黒人差別というより,白人至上主義がごく普通の生活だったころの実話です。 最後に温かい気持ちになれるのは,私が白人でも黒人でもないからでしょうか。 もしかしたら観た人の肌の色によって感想が違ってくるのかも・・・ 20190529 −の− Top

決算!忠臣蔵

決算!忠臣蔵 生まれも育ちも赤穂やけど、忠臣蔵の話は好きになれずに今日に至っております。 それやのに、ちょっと面白そーやん、と思って見てしまいました。 お笑いライブに行く感覚で、腹がよじれることを覚悟して行ったんやけどなぁ。 でもまぁ、追い込まれた人たちの必死さがスパイスとなって絶妙な間に何度となくクスリとさせられたことには間違いない。 関西弁やっていうのが得したね。ぜんぜん赤穂弁ちゃうけど。 あと、ちょっと赤穂人がディスられてる感じがしたのは私だけ??? アホばっかりやん! 最後に、赤穂浪士のあの有名な討ち入りの衣装は火消し装束だったってことを初めて知りました。 20191123 −の− Top
大石内蔵助がお家再興の考えから吉良を討つという考えに変わるまで、どんな事があったのか。なんとなく知っていても生身の人間として共感することが無かったけど、この映画を見ると、少しはわかる気がした。宣伝では堤真一と岡村隆史が2個イチやったけど、濱田岳の大高源吾が印象に残った。映画を見る前に、たまたま歌舞伎の「松浦の太鼓」を見たせいかな。あと、「火消しの赤穂」なんて知らなかったわ。確かに、今までになかった〈忠臣蔵〉でした。 20191125 −ゆ− Top
ゲド戦記

ゲド戦記

原作はきっと良いんだろな…☆の数で現したら最高を5とすると☆☆ですね。 キャラクター設定とキャスティングに問題があるんじゃない?って思うわけよ。 ジブリ作品で見たことあるようなキャラ、あれはジブリファンに対するファンサービス?! それに俳優を声優として起用する意図もねぇ…。 そうでもしなきゃ話題にならないからかぁ?! 公開前は大金を投じて宣伝するから見に行きたくなるけど、イザ公開されるとどうなんでしょねぇ? アレン(岡田准一)とテルーの人物設定が、まさに今の日本の家族(親子)問題そのものでした。 やっぱり原作者がすばらしい。 でもアレンとテルーが手をつないで走るシーンを見て、ハイジとペーター?!って思ったのは私だけ?!−し− Top
特別試写会って言葉にちょっと騙されたかなぁ。(三ツ矢サイダーをもらっただけやもん) で、本編の方やけど、話自体は、現代社会にマッチした問題提起となっていて考えさせられるところは多い。 難点は、声優のカツゼツが悪すぎて、ただでさえ聞かない固有名詞が多いのに、話に集中できないほど聞き取りにくいこと。 キャラクターの背景設定も弱いため感情が伝わらない。 ついつい余計なことを思い出さずにはいられない。 千と千尋のハクや顔無し、ハイジとペーター、風の谷のナウシカのユパ様、魔女っ子メグちゃんのノン。−の− Top
悪い評判ばかり読んだ後に見たからか、想像よりかは、良かった。ただ、意図的に絵が昔風にして たみたいで、最近のジブリ作品にはない粗い仕上がりで、話の展開といい、本当に子供の頃に見た〈長靴をはい た猫の80日間世界一周〉(みたいなタイトルだったと思う)を思い出しました。駿監督が〈素直に作ってた〉と 感想を言ってたらしいけど、こういうことか、と納得しました。〈ハウル〉の時よりかは、マシでした。
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検察側の罪人

検察側の罪人 起訴に持ち込むことができれば99.9%有罪になる。 しかしそれまでの証拠固めが至難の業なのでしょう。 明らかに有罪であるという心証を持ったとしても起訴に持ち込めなかったとこがこれまでにも幾度かあったのでしょう。 そんな時にガヴェルをひとつまたひとつとコレクションすることによって自分で裁いていたのかもしれない。 しかしそんな行為では鎮火できない火種をずっと抱えて生きてきた。 そして鎮火のチャンスを逃してしまった火種は業火となって闇への道を照らす。 人の醜さ、罪を知っても裁くことができない葛藤は計り知れない。 私なら見てみぬふりでやり過ごすかもしれないが、犯罪にかかわる職業を選んでしまった人は避けては通れない。 どれだけ精神を整えても追いつかないのかもしれない。 強い正義は諸刃の剣ですね。 20180901 −の− Top
恋空

恋空

韓流映画さながらに不治の病で涙を引きずり出してくれましたねぇ。 無理やり悲しみを押しつけられて涙を流すのはあまり好きではありません。 分かってるんならもっと冷めた目で見ればいいんだけど、まぁ、年老いて涙腺が弱くなってるからしかたないか。 風景がとてもきれいやったのと、自由すぎる校風(図書室で子供をつくるんじゃねぇ!)が心に残りました。20080112 −の− Top
GO

GO

賞という賞を総ナメにした窪塚洋介の主演映画。 在日韓国人の家庭のお話。 父親役の山崎努と母親役の大竹しのぶがイイ! もちろん窪塚くんもかっこいいけどね。 原作を読んだ友人は本のほうがいいって言ってたけど、映画もおもしろかったよ。 私は本を読まずに、文部省推薦のような暗いイメージを持って見たから、余計におもしろいって感じたのかも。 でも、山崎努がいいから、絶対見てほしー。−ゆ− Top
五月のミル

五月のミル

ルイ・マル監督、ミッシェル・ピコリ主演のフランス映画。 ある日、主人公の母親が亡くなり、親戚達が続々と集まり葬儀をする話。 人が亡くなった話なのになぜか、悲しさはなく、淡々とした雰囲気で終わるのね。 ステファン・グラッペリの音楽もいいのよー。−ゆ− Top

極道めし 極道めし

チラシを見ただけで見に行くと決め、ハードルはかなり低く、食べ物が美味しそうにみえたらOK、と設定。昼ご飯は食べたけど、夕方に見たので、もう恥ずかしいぐらいにお腹はなるし、喉もなる!紹介される食べ物は、普通の物だけど、すっごく美味しそうで大満足でした。一番、共感した物は、田中要次が言った物。夏はコレ!(今の季節でもいいけどね)お話は、「美味しくて、やがてせつないラストかな」と、ありがちかもしれないけどなかなか良かった。見終わった後は、とにかくラーメン食べたい!と思うはずです。
20111009 −ゆ− Top

コクリコ坂から

コクリコ坂から 今回、息子監督だったし、ヒロインが長澤まさみなので、全く期待せずに見に行きました。 旦那が前売りを買ってなければ、見に行ってなかったかも。 なので、最低最悪な物を想像していたのですが、思いの外「良かったな」と思うシーンもありました。 でも、途中までは、宮崎駿が自分達の青春時代をそのまま詰め込み、「昭和のあの頃は、こんだけイイ時代だったんだぞ!」とアピールしてるようで鼻についたかな。 原作だと昭和55年なのに、わざわざ設定を変えてるのは、その為でしょ。 昔の建物、文化を大切にしましょう、というメッセージ。 でも、それにかこつけて、なんかやり過ぎな雰囲気があったかな。 まあ、映画館で見なくてもいいでしょうね。 テレビ放送で見たら、まあまあイイかも♪と思えるかな。 20110722 −ゆ− Top

心が叫びたがってるんだ

心が叫びたがってるんだ アニメです。出てくるのは高校生ばかりです。懐かしの高校時代を思い出して胸キュンかなぁ?と淡い期待を抱いてましたが…。
そうねぇ、“ふれあい交流会”に向けて最初はてんでばらばらだった実行委員たちがやがてひとつの方向を向いて動きだし、それに刺激を受けるように協力し始めたクラスメートたち!には若干は共感できたけど、胸キュンには遠いかなぁ?
歳を重ねると一筋縄ではいきませんわね。現代に生きる人たちとは感性が違うってことぉ?!ラストも“はぁぁぁぁ?”でしたしね。
あ、主人公の母親役の吉田羊さん(そんなに出ては来ないけど)、いい感じでしたよ。 20151023 −し− Top

ドキュメンタリー映画『小三治』

ドキュメンタリー映画『小三治』 噺家、柳家小三治を追ったドキュメンタリー映画。 関東では、2月ぐらいに公開されてたようで、その頃にニュースでこの映画を知り、ずっと心待ちにしてました。 別に小三治師匠のファンでもないし、寄席には1回しか見に行ってないけど、落語には興味があって、行ってきました。 小三治師匠は、昔テレビで見た事はあるけど、あんまり師匠の落語は見た事がなくて、この映画で初めて見たんだけど、東京まで寄席を見に行きたいって思うほど、惹き込まれました。 ドキュメンタリーでも余計なナレーションもなく、素のままの言葉、気持ちが伝わってきて本当に良かったです。 最後の「鰍沢」(かじかざわ)は、怖かった〜。 久しぶりに第七藝術劇場に行ったけど、妖しげな独特の雰囲気でいいわ〜♪ 20090603 −ゆ− Top

『ゴジラ-1.0』

『ゴジラ-1.0』 ゴジラの映画で泣くとは思ってなかった。 今までのゴジラ映画を全部見てるわけではないけど、大体パターンが決まってるので、それに第二次世界大戦後、って設定が乗っかってるだけだと思ってた。間違いでした。 感動してしまった。特に、神木隆之介と青木崇高の関係性が印象的。すごく良かった。 今はモノクロ版も公開されてるようで、もう1回見てもいいかな。 20231103 −ゆ− Top
この胸いっぱいの愛を

この胸いっぱいの愛を

こっぱずかしいのよ、このタイトル!チケット買う時、ちょっと小声になってしまった。 昔、“忘れ物を届けに来ました”ってキャッチコピーの映画があったけど、この映画は“心残りを清算させてあげる”って感じかな。 2006年1月、門司に向かう飛行機に搭乗した四人(原作では五組・六人)がどういうわけか20年前の1986年に戻されてしまう。 なぜ20年前に戻されたのかをそれぞれが手探りで探して、探し当てたその後には…。 原作と映画の結末は正反対なんだな。私は原作の方に軍配上げます。見てから読んでよかったわ。−し− Top
コーヒー&シガレッツ

コーヒー&シガレッツ

ジム・ジャームッシュ監督作品。タイトル通りコーヒーとタバコを小道具に使った短篇を11篇繋いだもの。日常の何気ない(?)シーンだけど、出演者がクセのある人達ばかりで、味わい深い作品!ロベルト・ベニーニ、トム・ウェイツ、イギー・ポップ、ビル・マーレイ、サンキ・リー、ジョイ・リー等の常連組からケイト・ブランシェットやウータン・クランのGZA、RZAといったミュージシャンまで。トム・ウェイツが映画の中で、「今だにタバコを吸ってる奴の気がしれない」って言いながら、「一旦止めたからいいんだ」って訳のわからない理由をつけて、またタバコを吸い始めるシーンを見てたら、こっちまで吸いたくなってくる!禁煙中の人は見れないかも!ジャームッシュ監督特有のちょっと気まずい雰囲気を漂わせたシチュエーションが可笑しみを誘う映画。−ゆ− Top

GOAL−ゴール−

GOAL−ゴール− 純粋なサクセスストーリー。テンポも良く感動ものの佳作です。 メキシコからの不法滞在で貧しい生活をしているサンティアゴには、夢を持つことすら許されない。 親は子供に責任があるから夢よりも現実を見させようとする。 でも、ばぁちゃんは孫が夢を実現させるための助力に命をかけている。 そんな中で与えられた希望へ続く一筋の光。 彼はその光を見失うことなく、誰もその光を奪うことはできない。ひたむきで真直ぐな青年は、それゆえに一瞬で崩れ落ちそうな脆さを併せ持ち、そこがなんともハラハラさせてくれる。 そうそう、ベッカムやジダン、ラウールと挨拶を交わすシーンがあってビックリ!ニューカッスルのあのユニフォームがサムライブルーになって奇蹟を起こしてはくれないだろうか? 運命のブラジル戦まであとわずか。サンティアゴのように輝く瞳を持ったサムライを待ってるよ。−の− Top
コントラクト・キラー

コントラクト・キラー

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作品。 <大人はわかってくれない>のジャン=ピエール・レオー主演。 主人公が自分の人生に絶望し、自殺を図るが、上手くできず、殺し屋に自分を殺すよう依頼をする。 あらすじだけ聞くと救いようがないくらい、暗い話なのにとぼけた雰囲気で、笑える映画。−ゆ− Top

コンフィデンスマンJP ロマンス編

コンフィデンスマンJP ロマンス編 おもしろかったー!もう一度見たいー!!って見終わってすぐに思ったよ。 ロマンス編ですよ、ロマンス編!ダー子にロマンス?マジか?出演者も豪華。三浦春馬も竹内結子もよかったね。その他、テレビ編で出てきた人が随所に現れるし(吉瀬美智子には驚かされたぜ)、お約束のネタバラシには開いた口が塞がりませんでしたわ。一体だれを信じればいいの?物事を立体的に考えられない私にはむーりー。最後の最後にAKB48を彷彿とさせる前田敦子に会えますよ。こんな姿のあっちゃんを見られるなんてもう最後かも?(別にファンでもなんでもないけどね)。Anyway,見て損はしないと思います。続編あるかなぁ? 20190522 −し− Top
舞台を香港に移しての大スペクタクルコンゲーム! さまざまな映画のパロディ、ずっとワクワク、ドキドキしっぱなし。 その中でも思いがけず一番吹き出してしまったのは、最後の生瀬勝久の捨て台詞「全体的にババァだな」 在りし日のアっちゃんを目の前にしても、もはやババァよばわり。 果たして長澤まさみはこのあとシリアスな役はできるのか? 東出昌大は杏ちゃんより頼りがいのある人間になれるのか? 小手伸也はこのまま売れ続けることができるのか? 小日向文世は・・・まぁこのまんまでいいか。 20190525 −の− Top

コンフィデンスマンJP プリンセス編

コンフィデンスマンJP プリンセス編 プリンセス、てっきり広瀬すずやと思ってた。けど、違ってた。関水渚って女優さん。ホンマ、そっくりなんやで。 そっくりと言えばジャッキー・チェンも。デビ夫人はご本人。
笑顔で踊ってる三浦春馬君にも会えた。
東出君も小手伸也もいろいろあったなぁ。
世界的にもいろいろあった。まだ終わってないけど。
見られて良かった。
いつも通り楽しめる、けど今回は高貴な心を持つプリンセスと忠誠心を持つ執事とによって詐欺にはならなかったかも・・・?
愛は地球を救うのか? 20200817 −の− Top