ひとりごと

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このコーナーは、守口東郷ボクシングジムで、トレーナーをしている浅浦の個人的な練習日誌です。


2006.9
(プロの選手は実名、練習生はローマ字表記になっています)


30(土)  アポロジムよりA級ボクサー佐藤くんがアポロ会長とともに出稽古にやって来る。佐藤くんは村上と3R、丸野と1Rスパー。佐藤くんといえば、安川を1RKOした豪快な右フックが印象的だ。最初は大きく振っていたのが、なかなか当たらないとみれば小さく振ってくる。そのタイミングはすばらしく、運動能力の高さを思わせる。
 明日は剛詞の試合。計量は400gアンダーくらいでパスしたそうだ。大阪府立体育館午後1時試合開始!
29(金)  ようやく週末。今週は長かった・・・。でも運動会まであと1週間・・・。まだまだがんばらなければ・・・。
 動かない身体を引っ張るように丸野をミットでしぼる。30分間のハードミット。丸野もこのミットについてこれるようになってきた。次の試合は初6回戦だが、スタミナ的にも心配はない。
28(木)  今日も全身に疲れが残っている・・・。着替えを済ませてすぐには下に降りず、マットの上で市野に背中をマッサージしてもらった。心なしかすっきりとした気がするから不思議なもんだ。
 村上丸野で4Rのスパー。今日の丸野は良かった。バランス、スピード、タイミングどれをとってもここ最近で一番だった。調整は順調だといっていい。村上も体重差のある丸野に対しよく健闘するが、いつものようにはいかなかった。
 と青木トレーナーで3Rのスパー。最初からプレッシャーをかけてくる青木トレーナーに対し、上体が浮く悪い癖を垣間見せたが、徐々に現在取り組んでいるスタイルに戻って攻勢を取る。の成長が著しい。
27(水)  今日も体調はすぐれない。腰がだるく、少し動かすと痛みを感じる。今までこんな腰痛を感じたことはなかった。自分だけは腰痛とは無縁だと思っていたが・・・。
 練習生は少ない。普段あまりグラブをつける機会のない練習生にスパーをさせてみる。が二人を相手にがんばってくれた。レベルの違う相手と手を合わせると新たな発見もあるもの。
26(火)  剛詞は調整期に入ったが、丸野の方は今週が追い込み期。丸野が青木トレーナーと3R、村上と3Rの計6Rスパー。少しオン・オフがハッキリし過ぎる傾向はあるがまずまずの出来といっていい。
 しばらく時間を空けて村上Abeで2Rのスパー。村上にもう少し柔らかさがあればもっと楽なのに・・・。
 昨日は元気だったが、今日は身体がだるく、ミットも剛詞のを受けたのみ。昨日のように村上丸野を絞りたかったが身体がついてこない。運動会前で外にいる時間が長く、気も使うから疲れるんだろう。
25(月)  剛詞は試合まで一週間を切った。今日はミットを4R、とノータッチ4R。試合までの最終チェックをする。口にするのはいつもと同じことだが、より内容が濃くなるのは当然のこと。やはり物事の習熟にはその時々のタイミングというものがあるのだ。
 村上丸野で4Rのスパー。なかなかハイレベルなスパーを見せてもらった。二人ともそれぞれ持ち味が出たし、課題もハッキリした。思い返せば村上丸野とスパーさせるのは、よほどのことがなければさせなかった。あまりものパワーの差に村上が逃げ腰になっていたからなのだが、最近はパワーの差をテクニックで埋めようとしている。
 Abeで2Rのスパー。ウェイト差はあるが、にはこのスパーの意味を噛んで含める。その意味を完璧とはいかないまでも一応のかたちを見せてくれた。目指すスタイルがきっとお前を今まで以上に強くする。
 丸野村上をミットでしぼる。その後Abeを含めてジム前の道路をダッシュ。なかなかいい練習ができた。
22(金)  一昨日同様、江坂ジムより山本くんが出稽古にやって来る。今回はスパーに間に合った。村上と4Rのスパーは、なかなかスリリング。山本くんはプレッシャーが強く、いい選手だ。
 福山トレーナーと少し話す。お互いの仕事の話から、ボクシングのためにみんな大変なんだなぁ・・・と思う。私などはまだまだ。今日も練習後アオリイカ釣りに行く。そして明日は夕方から飲み会。好きなことばかりしているなぁ・・・。
21(木)  昼間は暑かったが、日が沈むと寒いくらいの気候。着実に秋が近付いている。それにもましてアオリイカを釣りに行きたい気持ちが募る。
 と青木トレーナーで3Rのスパー。青木トレーナーがかなり手を抜いたこともあるが、がすばらしい動きを見せた。欲をいえばきりがないが、このままの調子を維持して欲しいものだ。
 村上丸野で4Rのスパー。前半は村上、ラウンドが進むに従い丸野が支配する。丸野のパワーに対し、村上はついパワーで立ち向かおうとするが、もっとスピードと手数を出してもらいたい。
20(水)  今日は江坂ジムから山本くん(今年のフェザー級西日本新人王)が出稽古に来る。次の西部との対抗戦をにらんで村上と4Rのスパー。しかし私がジムに着いた時には既にスパーが終わった後だった・・・。また今週の金曜日に来てくれるそうだから、今度は遅れずにジムに出よう。
 剛詞は尼崎ジムへ出稽古に行っている。前回は本田くんに一方的にやられたそうだから、今回は・・・?
 村上丸野とミット。剛詞のミットと同じ内容をさせる。内容は同じでも量は半分。パンチの質・スタミナどれをとっても剛詞の方が良い。この二人が剛詞のスタミナに少しでも近づければもっといい戦績を残せるはずだ。
19(火)  訃報。我がジムのセコンドを務め、試合前日の計量には必ず顔を出してくれていた八木閲夫氏が17日亡くなられた。15日の安川の計量には顔を出してくれていたのに、全く急なことで驚くとともに非常に残念な思いである。心からご冥福をお祈りする。合掌・・・。

 選手も、指導する方もそれぞれいろんな思いがあるだろうが、時間は止まらない。いつもと変わらぬジムの風景である。
 剛詞で4Rのスパー。会長と話し込んでいて最終ラウンドしか見れなかったが、の良い面だけが目についた。は誰を相手にしてもこれくらい積極的に攻撃できれば・・・と思う。剛詞の方は取りたてて言うべきこともないのだが、全体を通して「もうひとつ」という印象。
 丸野村上で4Rのスパー。丸野の出来が出色。村上も決して悪くはなかったのだが、それ以上に丸野の動きが良かった。この調子を試合まで維持して欲しい。
16(土)  安川の試合。メインイベントということもあり、午後5時に会場入り。のんびりと準備をしていたが、興行の後半になって慌しくなり、セミファイナルが早い回でのKOで、あわてて準備をしなければならなかった。
 勝っても負けても早い回でのKO決着だろう・・・というのが大方の見方だっただろう。もちろん我々も安川が勝つとすれば早い回でのKOしかないと思っていた。果たして試合は最初から大沢くん(大星)ペースで始まる。時おり安川の右フック、左ボディに大沢くんが嫌そうな顔を見せることはあったが、安川もそこにつけ入るだけの技術がなかった。コツコツとパンチを当て続けられ、形勢逆転の可能性が少なくなった6回終了間際にレフェリーが試合をストップ。安川にそれほどのダメージは感じられなかったが、バランスを崩すことが多かったし、妥当なストップといえるだろう。
 負けはしたが大沢くんに苦しい思いをさせることができたという意味で安川の健闘をたたえたい。

 全くの余談だが、敗戦後の苦い酒を痛飲し、重い荷物を肩にとぼとぼと帰途につく。たまたまつま先に引っかけた小石が目の前を転がり、大きく右の方に曲がっていく・・・。途中までそれを目で追っていたが、すぐにやめた。自分の向かおうとする方向性と、それに反する選手を暗示するようで嫌だった。
15(金)  安川から計量後の連絡。きっとジャストだろうと思ったら、200gアンダーだったそうだ。案外神経質になっていたんだなぁ・・・。とにかく明日は思い切って仕掛けて欲しい。何もしないまま相手ペースにはまることだけは避けたい。
 剛詞は尼崎へ出稽古。本田くんとスパーをしたそうだ。詳細は分からないが、差を見せつけられたとのこと。まだまだ延びる余地があると考えたい。
 さてジムでは村上で4Rのスパー。今日はが良かった。がいつもこういう姿勢を見せてくれればいうことはないのだが・・・。村上の調子は今ひとつ。このところのスパーで燃え尽きてしまったか!?
14(木)  とても過ごし易い秋らしい一日となったが、試合前で減量中の選手は汗が出なくて・・・。
 本来明日が計量の安川は体操だけで帰らせるつもりだったが、リミットまであと数百gというところで苦戦しているので軽くミットを受けて動かす。練習後はリミットを下回りひと安心。安川としてはもっとアンダーであって欲しかったろうが・・・。
 村上丸野で4Rのスパー。丸野の動きが前回よりは良いため、村上も慎重な戦いぶり。後半バタバタとしてしまうところ以外は概ね好感触。丸野の攻撃を落ち着いてさばけるようになれば本物。
 しばらく時間をおいて村上と3Rのスパーを指示。にとっては昨日の汚名挽回のチャンス。うん、これは最終的には両者の意地を見ることができたからいいスパーだったということにしておこう。
13(水)  朝から雨。急に涼しくなったから試合前の選手は健康管理に気をつけて欲しい。
 剛詞が青木トレーナーと4Rのスパー。もちろん青木トレーナーはタイミングでコン、コンと当てるだけ。それにしても剛詞はもらい過ぎだ。確かにあのパンチはもらっても仕方ないなぁ・・・という部分はあるが、もらう距離で止まること自体が間違っている。それでも怯むことなくアタックをし続ける姿勢は十分に評価できるのだが。。。
 市野で3Rのスパー。一昨日、昨日との動きを評価したが、今日は全くダメ!折角重心を低くしてバランスのいい攻める姿勢を見せてくれていたのが、市野を相手になめてかかるような動き。昨日までの低い重心はどこかに忘れてきたのか、軽くあしらおうとするが為地に足がつかない。おまけに左一本でボクシングをするからバランスも崩しまくる。後で聞くと右を昨日のスパーで痛めたから・・・と。それなら最初からそう言わなければいけない。の気持ちの中で、「左だけでも市野なら大丈夫」という慢心があったとしたなら、ボクシングを舐めているとしか言えない。連敗をしているボクサーにそんな余裕があるか!? がこの文章を見ているとしたら、良く考えて欲しい。今のお前は昨日、一昨日のように貪欲に、がむしゃらに相手に向かっていくボクシングをすべきで、技術云々は二の次だ。それに納得が出来ないのなら私はお前から手を引く。
 安川剛詞のミットを受ける。今日は比較的涼しかったのに、ミットが終わると汗が止まらない。安川の重いパンチ、剛詞の切れのあるパンチを受けて私の両腕は久しぶりにボロボロ・・・。
12(火)  昨日あまり集まらなかった練習生が、今日はたくさん集まった。久しぶりに活気あるジム!
 青木トレーナーと丸野で4Rのスパー。青木トレーナーは丸野の次の対戦相手のことも考えサウスポースタイルで。「何であんなんできるんやろ・・・」という村上の嘆息にも似た呟きが全てを物語る。丸野の動きから“やりにくい”という気持ちが伝わってくる。それでも後ろに引かないことを意識して『距離』の確認のためにはいい練習だった。
 試合まであと数日の安川でマスを4R。安川には実戦を意識した動きを指示。安川の動きはまずまず。それにも増しての動きが見違えるように良くなってきた。はこの感覚をせめてあとひと月早く掴んでくれていたなら・・・。
 村上が青木トレーナーに対戦を直訴。3Rのスパー。常に攻める意識を持って対峙し、そこそこ良い感触を掴んだ。ただあと1Rあったらつかまっていたかも知れない。今のかたちがせめて7、8回続くようにすれば見通しは一気に明るくなるのだが・・・。
11(月)  敗戦翌日のジムの空気は重い。勝之が精一杯練習をしていたら、たとえ負けたとしてもこんな気持ちにはならなかったろう。なぜそれをさせなかったのか・・・。させることができなかったのか・・・。試合に向かう気持ちをどうしてつくりあげることができなかったのか・・・。そういった思いが気持ちを重くするのだ。
 それでも立ち止まることのできない(いや立ち止まってはいけない)連中がいる。剛詞はOBの溝上と2R動く。溝上はさすがに往年のスピードは無いが、身体の動きは現役時代とさほど見劣りはしない。剛詞にとってもいい練習になった。
 丸野Abeと2R。Abeがそれなりにいい動きを見せた。・・・というより、丸野の出来が今ひとつ。丸野の動きからは、何を考え、どこをどうしようと考えているのか見えてこない。
 今日一番の出来はNakayamaと3Rのスパーをしたが、対Nakayamaのスパーでこれだけいいを見るのは初めて。Nakayamaが社会人選手権(大阪予選・優勝)明けで、今週末が全日本選手権(近畿予選)で減量中だとしても、コンスタントに今日のような動きが出来れば・・・。
10(日)  勝之の試合。何をどう書けばいいのか・・・。迷うところだが、結果を端的に述べよう。
 なすすべなく1RTKO負け。。。
 相手の真木くん(JM加古川)は、リング上で対峙した時に「強いな・・・」と感じた。それは上半身の筋肉一本一本が見て取れるくらい浮き上がっていたから。しっかり練習を積んで脂肪を削ぎ落とさなければあんな身体にはならない。対する勝之も絞り込まれてはいるが、今日のところはハードな練習によって作りあげた身体とはいえなかった。
 そういった“におい”は我々セコンドよりも選手本人が敏感な嗅覚で感じ取っていたのかも知れない。「重心を前にしてプレッシャーをかけて行け」という指示は、数初のパンチ交換後に反故にされた。
 こんな結果に終わるほど勝之は弱くないし、相手が強すぎたわけでもない。リングの上は嘘のつけない場所である。自分に自信が持てない時、こういう結果が待っているのはこれまでの経験からも明らかなのだ。

 さぁ、勝之。デビューの時に悔しい思いをして、死にもの狂いで練習をした頃を思い出せ。今のお前がボクシングに懸けている思いでは、俺はこれからお前をリングにあげることはできない。リングの上は過酷だ。中途半端な思いではリングの神様はお前に手を貸してはくれない・・・。
9(土)  昨日の練習後、和歌山にエギングに行ってきた。本日夕方帰宅。仮眠を取ったあとジムへ・・・。好きなことをしているとはいえ、ハードな一日。
 明日試合の勝之から計量の連絡。200gアンダーだったそうだ。昼の興行だからゆっくり寝ている暇はない・・・。
 安川Yamaguchiで4Rのマス。マスのつもりがいつの間にかスパーに・・・。すっかりスマートになった安川、今くらいの方がパンチに切れがある。試合まで一週間。
 村上市野で3Rのマス。市野が良く動けるようになってきた。まだまだ技術的には上積みが必要だが、「がんばろう」という気持ちは十分に持っている。
8(金)  昨日とは一転して蒸し暑い。そんな中、村上丸野がハードトレに挑む。二人で4Rのスパーの後、常にしっかりと手を出し続けるシャドー。そして青木トレーナーから尻を叩かれながらサンドバッグ・・・。二人ともフラフラになっていたが、こういう練習が普通にできるようになれば強くなるのになぁ・・・。
 安川が市野を相手に5Rのスパー。減量の影響もあり、疲れが抜けていない安川。若い二人のスピードに押される場面はあるが、ここという時にはしっかりと重いパンチが打てていた。試合まであと一週間。
7(木)  雨が降ると思っていたのに日中は雨は降らず。久し振りにプールに入ったせいで身体がだるい・・・。
 剛詞も今日から始動。次の試合(西日本、西部新人王対抗戦)まであまり時間がない。剛詞もその辺は意識できていて、ウェイトの増加もそれほどではなかった。ただ対戦相手の情報が少ない。戦績、過去の対戦相手等の情報はある。そこから想像するしかないのだが、一筋縄ではいかない強敵だと判断した。ま、相手がどうあろうと剛詞のボクシングに変化はないのだが・・・。
 今日も村上丸野で5Rのスパー。グラブハンデはあるが、二人ともなかなかいい練習になっている。村上は大きい相手に対して力負けしないこと。丸野はスピード負けしないことなどを課題に。この組み合わせはこれからもしばらく続けたい。
 勝之はミットで軽く調整。パンチは走るし、身体の切れも十分。いい感じで仕上がった。
6(水)  今日は随分と涼しかった。夕方から雨になり、練習生は少ない・・・。
 そんな中、村上丸野で4Rのマス。昨日村上の調子について不満を書いたが、今日は丸野を相手にレベルの違いを見せつける。丸野はマスの前にミットで絞ったから、その疲れもあったかもしれない。それがあったとしても村上の動きは評価できるものだった。
 安川市野で3Rのスパー。安川は次の試合を意識しての動きを中心に・・・。まともにボクシングをしていては勝ち目は薄いだろう。それならそれで作戦の立て方もある。対策を含めたミット打ちでそれらの確認。
5(火)  日中は暑いが、朝夕は随分と涼しくなってきた。涼しくなってくると練習生も多くなってくる。
 勝之は昨日同様市野と4Rのノータッチ。その後軽くミットで調整。剛詞の影響もあるのか動きに切れがあり、調子は上々。このまま流れに乗っていきたい。
 村上とミット。パンチや距離感、その他もろもろのことが以前のようにしっくりとこない。何がいけないのかすらつかめない感じ。ここはじっくり基本に戻るか・・・。
4(月)  剛詞が晴れやかな表情で試合後の挨拶にやって来た。しかし次の西部新人王の対抗戦までひと月もない・・・。練習開始は木曜日からという会長の指示で、しばらくは勝利の余韻に浸っていてもいいがまたすぐに厳しい練習が待っている!
 相手の板垣くん(広島三栄ジム)の情報はほとんどない。戦績が5戦4勝(1KO)1敗というくらい・・・。その1敗も名古屋の現A級ボクサーに喫したもの。決して戦績だけで判断してはいけない危険な相手という印象。相手がどんなタイプか分かったとしても、剛詞にそれに対応できる対策があるはずもない。剛詞剛詞のボクシングに徹するのみ・・・。もちろんまだまだ課題は山積しているのだが。
 剛詞の西日本新人王獲得に祝福の挨拶が交錯する。それらに刺激を受けて欲しい村上安川が練習に来ていない・・・。トレーナーとしては頭が痛い・・・。ジムを盛り上げていくためには、お前らの「なにくそっ!」という気持ちが必要なのに・・・。
2(土)  剛詞の試合。西日本新人王ライトフライ級の決勝戦。相手は1年前に4RTKOで勝っている野口くん(大阪帝拳)。以前勝ったことのある選手とはいえ、相手も相当研究してこの試合に臨んでいるはず。決して油断はできない。
 果たして野口くんは1R目から勝負をかけてきた。思い切った左右のフックを中心に剛詞を攻めたてる。立ち上がり動きの硬い剛詞は、中間距離で被弾しバランスを大きく崩す。「これは倒されるかも・・・」と私は覚悟した。ただ致命的なダメージさえ受けなければ、逆転できる可能性はある。
 パンチを被弾してからの剛詞は、それでも前に出てボディから徐々に反撃を試みる。このラウンドの後半はいい打ち合いになったが、ポイントは野口くんが取っていた。
 2R目。インターバルでの剛詞は、舞い上がった様子もなく落ち着いていた。「プレッシャーを強めていけ!」と指示して送り出す。赤コーナー近くの接近戦で剛詞の放った右アッパーが野口くんの顎にヒット。膝から崩れて仰向けにダウンした野口くん。カウント9で立ち上がったが、レフェリーがカウントアウト。
 突然のKO劇に誰よりびっくりしていたのは剛詞かもしれない。もちろん我々セコンド人も、こんなに早いラウンドでのKOは予想していなかった。最近の剛詞はしっかりとしたパンチを打てるようになってきたから、ひょっとしたらKOもあるかも・・・とは思っていたが。。。

 全試合終了後の表彰式で、なんと技能賞を獲得した。剛詞にとっては最も縁遠い賞だとは思うが、いい自信になるだろう。我がジムとしても9年ぶりの西日本新人王誕生である。しかしこれで満足せず、年末の全日本まで突っ走って欲しい。
1(金)  剛詞はリミットを300gアンダーでパス。「リミット丁度に合わせてみろ」と前日に言っておいたのに・・・。やはり心配になるんだろうな・・・。でも勝ち進めば短期間にあと数試合をこなさなければならない。将来的なこともにらんで、余裕でリミットに合わせてもらいたいものだ。
 今日は勝之をミットでみっちりと絞る。剛詞と同じメニューで。さすがに初めてだとバテていた。