Smarty:ディレクトリ構成
全体の構成
ここから、Smarty の具体的な使い方を説明していきます。
実際に動作を確認するために、
Apache のルート・ディレクトリ、
c:\Apache24\htdocs
を使います。
前章で例示したファイルに、
sample.tpl というのがありましたが、
これは「テンプレート・ファイル」と呼びます。
Smarty は、
別途用意するPHP ファイル (今回は sample.php) の設定に従い、
テンプレート・ファイル (今回は sample.tpl) を
目的の機能を実現した PHP ファイルに変換します。
今回では、
{$title} の部分を List title: という文字列に、
{html_options ...} の部分をプルダウンメニューに、
それぞれ置き換えてくれます。
# こういった置き換えを行うプログラムを
# 「テンプレートエンジン」と呼びます。
さて、
各ファイルの配置ですが、
1. htdocs の下に evaluate というディレクトリを掘って、
前章で作成した sample.php を置きます。
2. evaluate の下に templates というディレクトリを掘って、
テンプレート・ファイル (前章で作成した sample.tpl) を置きます。
3. 更に evaluate の下に templates_c というディレクトリを掘ります。
変換後の PHP ファイルが、Smarty によって、ここに配置されます。
[htdocs]
|
+-- [evaluate]
|
+-- sample.php
|
+-- [templates]
| |
| +-- sample.tpl
|
+-- [templates_c]
|
+-- 生成後の PHP ファイル
前章で用意したプログラム sample.php と sample.tpl を、
上記の場所に置きます。
次に、このコードに Smarty ライブラリを導入します。
・コマンドプロンプトを起動します。
・以下のコマンドを入力してください。
cd "c:\Apache24\htdocs\evaluate"
composer require smarty/smarty
# evaluate フォルダに、
# ファイル composer.json と composer.lock、
# フォルダ vendor
# が自動で追加されます。
Apache をスタートさせ、
ブラウザで、
http://localhost:8080/evaluate/sample.php
を開いてみます。
List title:
のように表示されたでしょうか?
表示されない場合、エラーが出る場合は、
ファイルの中身をコピーミスしていないか、
Smarty のインストール自体が間違っていないか、
調べてください。
問題無く表示されたら次に進みます。