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PostgreSQL:バックアップ

バックアップ

データあってのデータベースですから、
データが壊れたり消えてしまっては困ります。
データを守る最も一般的な方法が
「バックアップ」を取る、です。

PostgreSQL では、専用のコマンドが用意されています。
PgAdmin を使えば、簡単に操作できます。
PgAdmin を起動していなければ、
"C:\Program Files\PostgreSQL\17\pgAdmin 4\runtime\pgAdmin4.exe"
で起動します。
[PostgreSQL 17] を右クリック。
「Properties...」、「Connection]タブの「Username」が、sql_sample であることを確認しておきます。
違えば、sql_sample に書き換えてください。

ファイルに保存:PgAdmin

手順は以下の通りです。
・バックアップしたいデータベース(sql_sample など)を選択。右クリック。
・[Backup...] 
・開いたダイアログの [General] タグで、以下を入力します。
[Filename]: ここで指定したファイルが生成されます。
[Format]: [Custom]
[Compression ratio]: 普通は何も書かなくて構いません。
[Encoding]: UTF8
[Role name]: バックアップを取るデータベースのロールを選択するのが一般的です。
・[Backup]

ファイルから復元:PgAdmin

手順は、
サンプル・プログラムのインストール、
<バックアップファイルをリストアする>で説明したのと同じです。
必要に応じて、
復元するデータベースと、バックアップしたファイル名を
選択すれば OK です。


PostgreSQL のデータは、多くのファイルで構成されていて、 複数のファイルが関連しながら更新されるため、 単にディレクトリ丸ごとコピー、では、上手くいきません。 PostgreSQL の作業途中状態でバックアップを取っても、 正しくリストアできないからです。 PostgreSQL は、バージョンによって、 データ形式が異なる場合があります。 17.x の x 部分(マイナーバージョン)だけが異なる場合は、大抵、大丈夫ですが、 17.x と 18.x のようなレベル(メジャーバージョン)では互換性が無いのが普通です。 メジャーバージョンアップの際にデータが使えないと困るので、 この解決にも、バックアップ・リストア機能を使います。 具体的には、 1. 元のバージョンで、Custom ではなく、Plain 形式でバックアップを取り、 2. バージョンアップした後、リストア すれば OK です。 複数のデータベースをまとめてバックアップしたい場合は、 コマンドラインツール pg_dumpall.exe を使う方法もあります。 詳細は こちら を参照してください。 特別な対応が必要なこともあるので、 互換性については、 ホームページ の仕様書や、 Release Notes を参照してください。
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