PHP:記述方法・書式
●独立したファイルで使う
PHP コード単体でコーディングする場合は、
拡張子を php にしたファイルを用意します。
# Apache で *.php のファイルを
# PHP コードだとして処理するように設定しているからです。
PHP のコードは、
全体を <?php と ?> で囲みます。
例えば、
<?php
echo "Hello";
?>
です。
実際に動作させるには、
上記のようにだけ書いたファイル sample.php を用意します。
コマンド プロンプトを起動し、
sample.php を置いたディレクトリに移動します。
c:\php\php.exe sample.php
と入力し、画面に、Hello の文字列が表示されれば OKです。
# PHP を c:\php にインストールした場合です。
1行は、セミコロン(;) で終わります。
echo 文は、画面に文字列を表示します。
// の後、行末まではコメントです。
/* と */ で囲まれた部分もコメントです。
●HTML 内に埋め込んで使う
PHP のコードを、HTML 内に埋め込んで使用する事もできます。
例えば、
<html>
<body>
<?php echo "Hello"; ?>
</body>
</html>
という内容のファイル sample.php を用意します。
見た目は、HTML ですが、
拡張子を php にするのがミソです。
このファイルを
c:\Apache24\htdocs
に置きます。
ブラウザで、
http://localhost:8080/sample.php
を開いて、
画面に、Hello の文字列が表示されれば OKです。
このように、拡張子 php の場合、
・<?php と ?> で囲まれた中は PHP コードとして処理
・それ以外は、そのままブラウザに出力
となります。
●PHP から HTML を出力して使う
HTML とは、つまるところ、
HTML の書式で書いた文字列をブラウザに渡せばいいのです。
なので、例えば、
先の sample.php を
<?php
echo "<html>";
echo " <body>";
echo " Hello";
echo " </body>";
echo "</html>";
?>
のように書き換えてみれば、
先と同じ結果が得られます。
上記のように、
HTML と PHP を一つのファイルに書いて
WEB 画面を作成する事が可能です。
可能ですが、ちょっとした画面を書く場合でも、
非常に面倒です。
基本的に、
・HTML は、画面を表示するために、
・PHP は、動作を制御するために、
それぞれ使用します。
この役割の違う2つの要素が、
1つのファイルに混ざり合ってしまうからです。
回避策などの詳細は、Smarty で説明します。