JavaScript:書式・変数・演算子
●書式
JavaScript の基本的な使い方を説明します。
JavaScript は、宣言なく変数を使用できます。
いきなり a=0; とかできるわけです。
この場合、a という変数に、0 を代入する、です。
# 一行は、セミコロン(;) で終わります。
var a=0;
と書く事もできて、
この時 a は宣言したブロック内のみ有効な、
ローカル変数になります。
a=0; とした時は、a はグローバル変数になります。
// の後、行末まではコメントです。
/* と */ で囲まれた部分もコメントです。
●変数
変数に宣言はありませんが、「型」は存在します。
・数値 (Number)
num = 123; // 10進数の 123
num = 1.23; // 10進数の 1.23
num = 012; // 8進数。10進数で 10
num = 0x12; // 16進数。10進数で 18
・文字列 (String)
ダブルクォーテーション (") か
シングルクォーテーション (') で囲みます。
str = "123";
str = '123';
"" で囲んだ文字列の中に、" の文字そのものを書きたい場合は、
\" とします。
' の場合も同様です。
str = "123\"45";
str = '123\'45';
\ で始まるものを「エスケープ文字」といいます。
"\n" // 改行
"\t" // タブ
・真偽値 (Boolean)
flag = true; // 真
flag = false; // 偽
・配列 (Array)
配列は、Array() で作成します。
a = new Array(3); // a[0], a[1], a[2] を作成
a = new Array(1,2,3); // a[0]=1, a[1]=2, a[2]=3 を作成
途中で要素を増やすこともできます。
例えば、
arr = new Array(3);
で a[0], a[1], a[2] を作成した後、
a[3]=4;
のように、宣言なく次の要素を使えます。
# new Array 無く、いきなり a[0] とかは使えません。
●変数関連の操作
・数値を文字列に変換
a = 12;
str = a.toString(); // str に "12" が入る
・文字列を数値に変換
str = "12";
a = parseInt(str); // a に 12 が入る
# 文字列を1文字目から調べて、
# 数字以外の文字が現れるまでを変換の対象にします。
・文字列の連結
str1 = "aa";
str2 = "bb";
str = str1 + str2; // str に "aabb" が入る
・文字列長
str = "abcde";
len = str.length; // len に 5 が入る
●演算子
C 言語と同様な演算子が使用できます。
# もっと種類が多いですが、詳細は参考WEB で。
比較では注意が必要です。
演算子 == や != は、
型変換を行った後で比較を行います。
例えば、
数値の 0、null、空文字("") などは false と見なされます。
また、
数値と文字列を比較する場合は、
ブラウザによって結果が異なる場合があるので、
予め parseInt などを使って型変換を行ってから比較します。
0 と false を「違うもの」と識別したい場合は、
型も比較対象にする演算子 === や !== を使います。
演算子の優先順位は、参考WEB ココ で確認しておいてください。