曽寄人籬下渾渾e4e4的度日
広告会社の後・・・・半年間の失業期間があったと読みました。この半年間、ビールに頼って日々を過ごしていたそうですね。そのうえ、日光が床の上を移動する速度を見ていた。そうでしょ・・・・これは広告会社の後のことですか。
その頃はもう・・・・ほとんど、すぐにレコード会社に入るとこだった。僕は冬になるといつも・・・・いつも思う。やっぱり・・・・明日なんか来そうもないって。やっぱり、いつも日光が床の上を移動するのを見ていた。あの頃のあの冬は特別晴朗だった。エルニーニョ現象がなかったせいかどうかは知らないけど。(ええ若いもんが日がな一日、床を見ていたなんて、想像するだけで切なくなります。でも陳昇のことだから、そんな時も、頭の中であれこれと思いを巡らせていたのでしょうね。それが今の陳昇の土台になっているのかも。人間には無為の時間も必要なのさ)
それじゃ、失業している状態も、あなたにとっては快適だったんだ。そうでしょ。
違う、違う・・・・あの頃はいつも百元で一週間を過ごさなきゃならなかった。ちっとも愉快じゃなかった。非常につらかった。
北投の友達の家に居候していたんでしょ。
そう、そう。だけどやはりご飯は食べなきゃならない。彼の家ではただで栄養のある昼飯を提供してはくれなかったさ。
お金がなかったから、ビールを飲んで日を過ごすしかなかったんだ。私はまた・・・・。
いや、いや・・・・あの頃知り合ったたんだ・・・・もっと風変わりな友達に。うん・・・・どうして知り合ったんだっけ。僕は別の種族の仲間に入ったってわけさ・・・・そう言うべきだな・・・・あの頃、宋光泰という作家がいた。
光泰。
そう。
一時期、わりと注目されたことは知っています。
僕はあの頃・・・・彼らとわりと近しかったんだ。
えっ、彼は同志の世界に関係のあることをたくさん書いていますね。(同志はYOKOさんによれば同性愛者のことだそうです)
そうそうそうそう・・・・。
じゃ、その頃は同志酒Ba(ゲイバーみたいなものでしょうか?)に入り浸っていたんですか。
入り浸っていたわけでもない。僕にもはっきりしない。どちらにしろ、みんな友達だったってわけさ。(Vivien も時に疑うことがあります。陳昇は女よりも男の方が好きなのではないかと。それを隠すために、わざと女好きのふりをしているのではないかと。ハハハ)
あなたにはすることもなかったというのが、本当のとこですね。
することはなかったよ。時には・・・・ほとんど半年、何もなかった・・・・仕事にも就けない。それに独身だったしさ。それからあのルームメイトとふたりで、どうせ毎日、あのレナード・コーエンの歌を聴いていたんだ。
えーっと、あなたは一時期、作家の光泰ら一群の人々と・・・・わりと同志の世界に親しんだ生活を過ごした。しかし、あなた自身は少しも話す気にはならない。それが・・・・。
実際、このへんのことをあまり記述しないのは、これらの友達は・・・・特にデリケートで、その後、来るのも早いが、去るのも急だったというわけさ・・・・。・・・・この話、ここでの話題に近づいているかい。
知ることができて、私はとてもうれしいです。問題はありません。ハハハ。・・・・ところで・・・・陳昇の本名は陳志昇ですが、なぜ改名したかというと、聴くところによると・・・・レコード会社の試験を受けようとして、しかし、何度も受けたけれど採用されなかった。また来たと見破られるのが恐くて、改名せざるを得なかった。こういう言い方で正しいでしょうか。
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