南廻歸線
まるで薔薇の花のような故郷 憂いに満ちた郷愁を忘れられない
遥かな北方からやって来た 彼の旅路に終着点はない
まるで桜の花のような故郷 寂しい人影を忘れることができない
留まる港もなく流浪するのは 望んでいたことではないと言った君
郷愁が草原で深い眠りに落ちれば 旅人の顔にもう涙は見えない
君ももう意味もなく悲しまないで 今またリュックを背に出発する
美しい君には分っているだろうか 憂いに満ちた郷愁を忘れられないと
遥かな北方からやって来た 彼は故郷の馨しい香りを忘れられずにいる
僕には君の祈りがあるから 夢の果てに向って歩いて行ける
僕には君の祈りがあるから 君への想いから抜け出せはしない
いつかまた君のそばへ帰り そっと君の涙を拭い去るだろう
夢という夜空に浮かぶ心 それはまばゆい極北の星光
なぜ君はいつもつきまとうのか 夢から醒めた時いつも僕に
君を愛していないわけではない だからもう二度と泣かないで
僕にはとてもできない かって君といた場所だから
故郷の馨しい香りを忘れて去ってしまうということは
郷愁が草原で深い眠りに落ちれば 旅人の顔にもう涙は見えない
君ももう意味もなく悲しまないで 今またリュックを背に出発する
美しい君には分っているだろうか 憂いに満ちた郷愁を忘れられないと
遥かな北方からやって来た 彼は故郷の馨しい香りを忘れられずにいる
Vivien's note :
夢を追い求めて南へと旅して来た男の子が、北の故郷に残してきた女の子を想う歌。南にいる男性が北方へと帰って行った女性を想う「路口」の裏バージョンといったところでしょうか。どっちが表か、分りませんけど(笑)、いちおう師匠に敬意を表して、こちらが裏ということで・・・・・。
君のために夢を諦めるわけには行かない、だけど夢のために君を忘れ去ることなんてできない。陳昇の「男の浪漫」が色濃く滲んでおりますが、金城クンに合わせて少し少年ぽくなってるところが、また魅力でございます。
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