俺、エイトのこと好きかも・・・・・・・






えぇっ!?何いきなり気色悪いこと言ってるんだよ!?

そっちこそ何勘違いしてんだよ!!違うよ!ラブじゃねーよ!ライクだよ!友達としてだ!

あ、なんだ。そんな事なら俺もククールの事好きだよ?

いや、うん、まぁ、そうなんだがな。
なんていうか、俺にも一応修道院に友達がいたんだよ。でも、それよりなんていうか、こう・・・

大親友な感じ?

うっ・・・まぁ、そんな感じのようなもんだよ。




あぁぁぁ―――――――・・・・・





つーか、お前のその照れもせずサラッとそういう台詞が出てくるのは尊敬するよ。

そう?

あぁ。


確かに「ここ」って時にククールは嘘言って強がるもんね。

それはっ!





・・・・・・なんだよ、やっぱバレてるのかよ・・・・・

俺だけじゃないよ?ゼシカだってヤンガスだって気付いてるって。


かっこわりぃ・・・・・


素直になればいいんじゃない?

こうやって生きてきたからな、今更だろ?






だから、俺が欲しいものを持ってるヤツは尊敬する・・・・・・・・・・






今更でも、本音を出してもらえればこっちは嬉しいもんだよ。
素直になれば、一歩くらい尊敬する人に近付けるんじゃない?

・・・・・?誰だよ?

お兄さん。

・・・・・尊敬なんかしちゃいねーよ。あんな自己中心兄貴。

じゃあ好きなだけ?

はぁ?どーしたらそうなるんだよ?

だって探すんだろ?
何とも思ってない人なら、たとえ血が繋がっててもわざわざ旅に出てまで探さないって。

俺のはそーいうんじゃなくて、一発ブン殴ってやりてーだけだよ。




勝手に手ぇ放しやがって・・・・・・・・・




まあ、そういうことにしておくよ。あぁ、あと報告もちゃんとしなきゃね。

兄貴に?なんて?



「俺は自分の居場所を見つけた」ってさ。


ははっ、それはいいな。どんな顔するかな・・・・・・?














それを実行するために、今やらなければいけない事をさっさと終わらせよう・・・・・。









ああ。
























ゴルド崩壊から数日後。



野宿の火番を二人でしている時。



その後、彼らは一生終えるまで交流を続けることとなる。